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    :瞬夜3

何気に瞬夜が最強キャラになりそうですw



ちなみに一人だけ完全な構成が出来ているのですが。。。。。

次くらいにキャラ紹介を乗せたいと思います。


では、またあとがきでw

天から無限に降ってくるように見える氷の矢の雨、それに注意して防御していれば一直線に向かってくる本命の一本を避けれない。が、かといって本命を注意していれば矢の雨は防げない。


「なるほど、まともなやつならば即死だな・・・・・が、俺には効かねぇ!」


無限の矢は剛毅に当たる直前に何かにあたりはじき飛ばされている。


剛毅の十八番、小さな砂の粒を自分を中心に漂わせており、自動防御(オートガード)で護っている、もちろん浮かせる分だけは力を使っているのだが。いままでにこれを破られたことは・・・・・・少ないとだけ。


だがそれがあり安全とは考えていても三津までの距離はゆうにキロはあり一瞬で間合いを詰めることは不可能だろう、そして間合いが無い弓兵など負けに等しい。ならば勝利条件は・・・・・!


「たどり着けば勝利だな、さてどうやって詰めるか・・・・・」


本命をはじき雨ような矢は無視する。


「なるほど、本命は威力は高いが装填に時間がかかるようだ、なら装填から装填までが勝負だ!」


また本命が来る、時間にして10秒くらいの間隔だろう、剛毅はそれをかわして、地を力いっぱい蹴り、前に進む。


「次が来る前に半分は縮めてやる!」


さっき計測した結果によるとそろそろ来るはずだ、よって剛毅は急停止して様子を伺う。


その状態でしばらく音沙汰無く、本命が来ない。


「?・・・・・どうする、攻めるか、待つか、何か策があるとでもいうのか?」


どこからの攻撃でも避けられるように足に力を込める。


突如矢の質が変わった、細いモノから極太の巨大な矢に変わる。


「ちっ!この矢は避けなければ!」


ドスドスと鈍い音と共に矢が地面に突き刺さっていく、一本一本が太い丸太のようなものだった、まともに当たれば骨折は免れないだろう。


剛毅はそれを軽々とまでは言わないが避けていく。


「一体どうしてこんなものが!?こんなモノ軽々作れるレベルじゃねぇぞ!」


少し思考を違う所にむけたのがダメだった、その瞬間、極太の矢が剛毅の周りを囲むように突き刺さる。


「しまった!」


そう思ったころにはもう遅い、上からは何本も極太の矢が襲いかかってくる。


相手の声が聞こえる、たぶん音系の『才気』を使うヤツを通しているのだろう、そして端的に一言、


「チェックメイト!・・・・・死ね!剛毅!」


今までの極太が細くなるような超巨大サイズの矢が目の前からあり得ない速度で飛ばされてきた。


三津の必殺、溜める時間にとても時間を要するのだが、貫通力と範囲を併せ持つ為円周を大きくした矢。『フリーズドキャノン』、相手を貫き、なおかつその状態のまま相手を凍り付けにして逃げ道を塞ぐという技。


【避けれない!防御するしかないがあの質量にあの速さ!防ぎきれるか!?】


剛毅は目の前に砂を収束させる。厚く固めて押し込めまた固めて・・・・・。


「くっ!砂式超硬防御・硬門!頼む!防ぎきってくれ!」


氷の矢がその砂と激突する。いとも簡単にその矢はその砂を砕いて進んでいく。


ガガガガガガガ――――――――――――!!!!!


『フリーズドキャノン』が硬門を突き進んでいく。


硬門はいくらかは耐えたがやがて反対側に矢が現れる。


「ダメだったか!!くそったれ!!」


剛毅は腕を前に出す、腕に当たった瞬間腕を犠牲にして、氷の矢を逸らすためだ。


だがその考えは杞憂に終わる。


なぜならそこに一枚の薄い砂が立ちはだかった。


「バカだな、『砂塵』の使い方がなってねぇ、いや、砂の『才気』の使い方がなってないな!」


男らしい声が聞こえた、聞き覚えのあるいてはならないヤツの声だ、同時に安心することが出来るやつの声だ。


「瞬夜、どうして此処に!?」


「助けてやったのにその言いぐさはヒドくないか?」


そう、瞬夜はたった一枚の薄い壁で氷の矢を受け止めたのだ。


「砂の使い方・・・・・教えてやるよ!!ちゃんとみてやがれ!!!」


大地から莫大な量の砂が持ち上げる、その全てが圧縮され硬質化している、一瞬でこの量、これこそ一閃が多大な信頼を寄せている理由だと言われている。


瞬夜は楽しそうに声を張り上げる、その声には喜々としたものが含まれている。


「こうするんだよ!」


砂はその質量とは裏腹にあり得ない速度で矢の雨を迎撃していく。


「イメージだ!砂に対する意識!絶対に打ち落とせるという確信、信頼!そこから砂は進化する!そういうことがお前には足りないんだよ!!!」


瞬夜は敵を見据える。向こうの方では三津が言い得ない恐怖に震えているとは剛毅は知らない。


「あと、お前には鍛え方が足りないな、俺や一閃ならこれくらいの距離・・・・・」


そこから瞬夜は消える。そして、三津の後ろに現れた。


「なんだと!?」


瞬夜は、瞬夜の基準で軽く三津の首を手刀で叩いた。


「おやすみ」


そこで『悪の種』の作戦は失敗に終わらされた。







「――――――――――――・・・・・・・・・・・・・ここは?」


木須が目を開けて初めに見たのは豪華な装飾が施された天井だった。いかにも豪華な装飾に少しお嬢様気分になってしまいそうになる。


一人で居た時なら、間違いなくお嬢様ごっこで、踊り出していただろうに・・・・・・。


そんな考えを打ち消して、起きあがり辺りを見ると見知った顔がいくつか見えた。


「起きたかのか?木須」


声をかけてきたのは、先に目覚めていた三津だった。


もう一つ奥の椅子に美亜が座っていた、顔がとても悔しそうに歪んでいる。


「『悪の種』の任務失敗、私達は今捕虜の状態よ・・・・・こんな弱小組織に対して、ね・・・・・!」


美亜は悔しそうにテーブルに置いた手を握りしめ、三津はそれを慰めるようにその唇にキスをする。深く濃厚なキスだった。


木須は何となく目を真逆に向けた。


「これは気まずいな、今までよくこんな位置に耐えられたな~少しお前に同情という名の念を送っておいてやろう」


そこには初めて見る女が木須が使っているベッドの横を堂々と使ってその二人を楽しげに見ていた。


木須はその女か離れるように飛んだ。


「何者だ!」


「威勢がいいのはいいんだが空回りだな、ここは個室だそんなに高く飛んだら・・・・・」


個室という狭い空間で、勢いよく飛んだ木須の頭はもちろんのこと、


――――――――――――ゴンッ!


部屋に痛い音が鳴り響く。


「痛ッ!!」


木須は頭を押さえながらしゃがみ込む、その恥ずかしい始末に女が追い打ちをかけるように木須の頭を撫でながら。


「たまたまかい?それとも狙ってたのかな?狙ったんなら君には相当な天然要素があるぜ!」


笑いを含んだ声は木須をいらだたせ、今にも飛びかかりそうな木須を手で制する三津。


「木須、止めとけ、俺ですら勝てないんだ、お前には勝てない」


「せめて名前くらいは教えて頂戴!」


「そいつは瞬夜というらしい、男みたいな名前だ――――――――――――な!?」


その瞬間、美亜と三津の間に瞬夜が割り込んだ。


「それは言わないほんがいい、ちょっと怒りっぽいからな、じゃないとその唇から奪われるぞ?」


今にも三津の唇を奪おうとしていた、瞬夜を男が止めていた。男は『悪の種』の三人が見切れなかった速さに着いてきていたのだ。


「一閃・・・・・あなた何しに来たのよ?ここは任せてくれたんじゃ無かったかしら?」


一閃を見た途端に女の様な言葉使いになっているが、そこは突っ込んだら負けなんだろうと『悪の種』の三人は黙っていることにした。


「ちょっとだけ忠告しておこうと思ったんだが、来て正解だった、瞬夜、君は見張り役だ、それ以上でも以下でもない」


一閃はそう言って、強引に瞬夜を三津から引きはがした。


「私見張ってるよ?この三人に傷を負わせずに、一閃の命令通りじゃん」


「そうだな、ならもう一つ加えよう、性的行動も慎んでくれ、『地獄の使者』の品が疑われるからな」


一閃はそう言ってから部屋に一つだけのドアに、向かった。


「一閃と言うのですか?」


「そうだか・・・・・何か言いたそうだな」


「私達三人に一人の見張りとは・・・・・いささか侮辱されている気がしますが?」


一閃は木須に振り返る、


「君の能力を使うのかい、木須?残念だが『光明』止まりの君がいくら頑張っても瞬夜は読めないよ」


「なんだと!」


「そのままの意味さ、じゃ、俺は用事あるから、瞬夜、約束は忘れるなよ、そしたら見返りはでかいぞ」


「は~~い!楽しみにしてま~~す!」


一閃はその部屋を後にした、瞬間に瞬夜の態度が一変する。


「おとなしくしてろよ、俺の為にな」


木須は納得しておらずしばらくの間、『光明』で瞬夜を見続けたが、程なくして諦め、また眠りについた。

そろそろ感想などが欲しいところです;


できればほしいんです~w


どうかそのところもお願いしますね?



ちなみにキャラ紹介を前書きでは一話分使うという気持ちで書きましたが

あとがきかのどちらかにしたいです。

ですからその希望も書いて欲しい・・・・かなぁw




それではまた次回!

またね~^^ノ~

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