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第五章:『海』の中





初めての方は初めまして!

読んでくださっている方は、こんばんわ!または、お久しぶり!

楽しく読んでいただければ光栄です^^

一大行事、テオヤオムクイが終わり、一息つく次の日の朝早くに『地獄の使者』の範囲ギリギリに二人の陰がある。


「上手くいったら明日には帰るが、そんなに早いと思うな、それよりかは遅くなると思っていてくれ」


「かしこまりました、一閃様」


一人は冥、今は深くお辞儀をしている。


もう一人は一閃だ。


「じゃあ行く、戻ってくるまで頼んだぞ」


「お任せください」


一閃は久しぶりに『地獄の使者』の縄張りの外に出た。


向かうは来たの大地の奥、濃霧が周りを包む大森林にいる大親友の『海』。


今、どうしてもそいつに会いたくなってしまったのだ、だから一閃は行くことにした。


だが、一閃によって存在してると言っても良い『地獄の使者』を離れることは誰もが許すことを出来ない。


故に密かに行くことににしたのだ。


まずは全速力で境界線を離れていく、誰かに見られるという可能性をなくすために。


だが、そんな考えは甘かったようだ。


「一閃、何処にお行きになるの?」


妙に女っぽい声が後ろから迫ってくる、一閃は振り向かない、ただ自分の愚かさを恥じる、こいつはこういうヤツなんだ、と。


立ち止まる、が振り向かない。


「瞬夜、何で付いてきた?」


「嫌だわ、一閃様がお行きになるのなら私も行きます」


瞬夜も立ち止まったようで、声は大きくならない。


「すぐに戻るさ、だからお前は帰ってくれないか?」


「・・・・・理由をお聞かせください、納得できたならば帰りますよ、ただ何にもなしに行かれると少々心配なの」


「理由は言えないな、それくらいの理由だと思ってくれ、それにお前までいなくなったら俺は何処に帰るか分からなくなるかもしれない」


「そうですか・・・・・ならばこれはお願いです、早めに帰ってきてくださいね」


一閃はまた走り出す、もう瞬夜がおってくる気配はない。


一閃を見送った瞬夜は反対方向、『地獄の使者』のエリアに向けて帰還する。


「もうここまでこれたか・・・・・今日はこの辺にしよう、明日何かあったら大変だからな」


一閃はその『海』がいる森の一歩手前の宿屋で一夜を過ごすことにした。


その夜、一閃はなかなかに寝付けず、仕方なく混浴だが今の時間なら誰もいないと思い風呂に行くことにした。


「やはり風呂には入らなくてはな」


浴槽は外に出て、露天風呂になっていた。


一閃は湯船のお湯をすくい上げ、体にかけた後、湯船に入り湯に浸かった。


「良い湯だな、疲れが落ちる・・・・・」


一閃は夜空を見上げる、いくつもの星が見えて幻想的な空だった。


「冥は上手いことやってるかな?俺がこんなトコまで来てると分かると麗香のヤツがうるさいだろうな・・・・・」


「じゃー来なかったらやかったじゃん、何で来たの?」


不意に真横から声をかけられた。







「!?」


一閃は横に顔を向けると、人一人分の間を空けて裸の女性が同じように空を見上げていた。


「どうかしたの?」


「いえ、別になんでもありませんよ、ただまさかこんな時間に入ってくる人がいるなんて、とビックリしてるだけです」


「それはお互い様です、あなたこそこんな時間に」


横にいる女性は尚もうえを向いて、星を見ているようだった。


一閃もなんとなく諦めたように、上を見上げた。


「キレイだよね、星ってなんであんなにキレイなんだろ・・・・・」


「さぁ、星に聞けば分かるんじゃないですか?」


一閃は何となく面倒だったので、適当に答える。


「君今、面倒だな、って思ったでしょ!そういうのは嫌われるんですよ!」


その答えが気に入らなかったのか、その女性はつっかかってくる。


一閃はこれまたメンドくさそうに、


「ハイハイ、じゃあなんて言えばよかったんですか?」


「また・・・・・まぁいいわ、こんな時は・・・・・って男が考えなさいよ!」


そう言ってお湯をかけてくる。


「あぁ・・・・・あなたの方がキレイですよ(棒読み)」


「え!やっぱり、やっぱり私の方があんな月よりキレイなのね!」


「それはそれは、もうどんなモノにも変えられないくらいですよ(棒読み)」


「まぁお上手ね!」


「あなたが相手ならあの月でさえ引き立て役に過ぎません(棒読み)」


「ありがとう、嬉しいわ!」


女性はそう言って一閃に飛びかかってきた。


「な!ちょ!」


一閃はなす術無く湯の中に顔を埋めるハメになる、それも柔らかく大きな物体と共に。


しかもそれがはずそうとしても外せないくらいの馬鹿力だった。


しばらくもがいていたが『才気』を使うわけにもいかなくて、そのまま気を失ってしまった。







目が覚めると辺りはすっかり明るくなって、しかも寝ていたのは見知らぬ部屋で、もっとも重要なのは、


「やっと目が覚めたね、昨日は心配しちゃったよ、何せ気絶してたんだから」


目の前、息がかかる位の位置にあの女性が一緒に寝ていたからである。


しかもおでこを引っ付けている。


「うん、熱は下がったみたいだね」


「何してるんだ・・・・・お前?」


一閃は寝ぼけている頭でそれだけを振り絞る。


「看病だよ、一応私にもアナタを気絶させてしまった過失があるからね、でもお礼は言って欲しいな」


女性は、布団からはい出て、椅子に座る。


机の上にはもうご飯が並べられていた。


「座って、一人で食べるよりは二人で食べた方が楽しいよね」


「・・・・・あぁ、そうだな」


一閃はゆっくりと立ち上がり女性と反対側の席につく。


「アナタの名前は?何時までもアナタって言うわけにもいかないよ」


名乗る、されはある意味重要な意味がともなうと思うだろうが、ここはあくまでも戦場以外の場所、なのでかのルールは適用されない。


「一閃だ、詳しくは言えないが・・・・・まぁこれだけあれば名前を呼ぶのに差し支えないだろう」


「そうだね、一閃、私は紅葉くれはといいます」


紅葉は握手を求めるように片手を一閃に差し出す、一閃はそれを握り返した。


その手が女のものにしては違和感があるほど・・・・・男の手よりもはるかに堅い手で驚いた。


紅葉は予想通りといった顔をして一閃を見ている。


「相当な修練の賜物だな、君は一体誰だ?」


「紅葉、それ以上でも以下でもありませんよ」


紅葉は意地悪い物言いをして、さめてしまうからと、机の上の食事に手をつけ始めた。


一閃も勧められて一応食事をとる。


「これから何か用事でもあるのですか?」


「おう、大事な用事があるんだが、こう見えても意外に時間に余裕が無いもんでな、これが終わったらすぐに発つ」


一閃はある程度食べ終えたら、立ち上がって軽くストレッチを始める。


紅葉はそれをじっくりと見て、


「いい筋肉の付き方してますね、それなりの強さなんでしょうか?私に言えないくらい」


「・・・・・ふっ、初めてのヤツに此処まで読まれたのは久しぶりだ、お前も大したヤツだと思うぜ」


ストレッチしながら一閃も紅葉を探る、かなり堅いガードがあるが・・・・・、


「止めておこう、あんまり探るのは性に合わないし・・・勘が鋭そうだ」


「あらやだ、そんな女に見えるかしら?」


紅葉は笑いながら言う、それにつられて一閃も笑う。


ストレッチを終えた一閃はシャワーを借りることにして、部屋に付いている風呂に向かった。


汗を流すときは一番気持ちよく感じる・・・・・。


「入るよ」


突然そう言って返事も待たずに紅葉が入ってくる。


一閃は慌てて出ようとしたが紅葉はそれを防いで止まっているように言う。


「大丈夫、怪しいことなんかしないよ、ただちょっとマッサージをしようと思ってね、ホラ、力抜いて・・・」


紅葉は一閃の全身を丹念にもみほぐし始める、


「ここ・・・・・疲労が溜まってるね、一体何してたの?」


「・・・・・・」


一閃はしゃべらない、いや喋れない。


少しでもしゃべってしまうと多分軽い喘ぐ声が漏れそうだったからである、それほど紅葉のマッサージは気持ちよかった。


しばらくして紅葉は、


「終了です、気持ちよかった?」


「あぁ、ありがとう、全身の疲労やらがとれた感じだ」


「フフフ、それはよかった」


紅葉は満足したかのように風呂場から出ていった。


一閃は少しシャワーを浴びた後風呂場から離れていった。







「もう行っちゃうのかい?」


「あぁ一刻も早く用事を済ませて戻らないといけない」


一閃は身支度を整えて、宿屋の玄関口にいた。


「そうか、別れは悲しいな、また会えるかな?」


「・・・・・帰りもこの宿を利用しようか?」


一閃がそう言うと紅葉は嬉しそうに顔をほころばせる。


「本当!?じゃあここの宿で、絶対だよ!」


「あぁ」


短く返して一閃は宿屋から離れていった。


向かうはもう目の前まで来ている大森林の入り口の奥にいる『海』。


この大森林は奥にいる奴らのせいで特殊な結界が発生している、故に何にもなしにここに入ることは困難を極める。


だが、


「俺の『才気』を少し解放すればこんなもの・・・・・」


一閃の頭上に炎の球ができあがった。


「いけ―――――――――!」


一閃の号令と共にその火球は一気にその大森林を貫いた。


その通った後の道を通り一閃は奥に向かう。


「待て、我らの森にいかようなる用か!事と次第によっては切るぞ!」


炎の通った後の道に一人の少年が立っていた。


一閃はしばらくその子供を眺める、


「ん、なんだよ!さっさと言え!こっちは忙しいんだぞ!」


いかにも飛びかかりそうな少年を影が覆う。


「スマンな、息子にまだお前のことを話して無いもんでな」


「あぁ、やっぱりあんたの子供か、どうりでにてると思った、まさかあの餓鬼がもうこんなに成長してるとわな、大我」


少年は何が何か分からず目を白黒させている。


その少年を大我は持ち上げて自分の肩に乗せて、森の奥に向かっていく。


「あいつに会いに来たんだろ、こっちだ」


一閃は大我の後に付いていく。


森のおくには大きな湖が広がっていて、その中心には離れ島があり、その上には一件の家が立っていた。


中から人が出てくる。


「懐かしい匂いがすると思っていたらやはりアナタですか、一閃」


「少し相談事があってな、そのために来たんだ、迷惑だったか、紗代」


「いえいえ、それでは私にも外の話を聞かせてくれますか?」


「まかせろ」


一閃はその小屋までジャンプする。


「大我!楚良と遊んであげてね!」


「任せとけ!」


大我は楚良と共に森に戻っていった。


「どうぞ、入って」


紗代は一閃を小屋の中に招く。

話が支離滅裂になってきたような・・・・


とりあえず完結をめざしていきたいです!w


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