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   :一閃の秘め事1

やっとパソコンが解放されました~!


前は作り置きしていたものをPSPであげたのですよ♪

できてるか少し不安でしたが・・・。




でゎ今回、楽しんでください^^

校舎の屋上、立ち入り禁止の札が貼られて、誰も立ち入らない場所、そこに一閃が立っていた。


その顔には少しだけだが悲痛なものがあった。


「此処にはあんまり来たくないんだがな・・・・・命日だけは来てやらないとな、ずっと一人は寂しいからな」


屋上の校舎の端っこに一つポツンと柩が置かれていた。蓋を開けると、二人分の死体が入っていた。いや二人とも生きているようだが、起きる気配はない。


一人はかつて愛した人、もう一人は・・・自分と同じ顔を持つ人間が眠っていた。


「それが、力の大半を力を封じ込めた化身かしら?」


いつの間にか校舎の屋上に落ちないようにつけられたフェンスの上に七人の明らかに強者と分かる奴らがいた。


その内の一人は白銀の髪に白銀の肌、淡いブルーの目を持った女、華鈴だ。今のいままでどこにいたのか、ところどころ縄で絞められた後がある。


また一人は、金髪で少し焦げた肌で、金色の瞳を持つ女、鋭美だ。見た目すこし肌がつやつやしている。


周りにいる奴らが全て一閃と関わり深い奴らだった。


「どうした?この死体を奪いにでも来たのか?これがどのような意味を持つかも知らずに・・・・・な」


一閃は凶暴で凶悪な目を華鈴に向ける。


華鈴は何もないように振る舞っているが、手は微かに震えていた。それをもう一方の手で押さえている。


七人の内で一番凶悪な気配を漂わせている男が、聞きようによっては機械的に聞こえる声で、


「かつての『阿修羅』も落ちたものだな、女に惑わされるからだ」


「あぁ?死にてぇのか?カス!」


一閃は語気を荒げる。


華鈴はその男を手で制して、


「黙っていなさい『道敷大神』、だからお前は連れて来たくなかったのよ、余計な事になるからね」


「了解、『セクメト』の仰せのままに・・・・・」


そう言ってまた他の六人と同じように直立不動の姿勢を取る。


「それで?ブラックラインの方々が俺に何のようだ?鋭美の話なら断っていたハズだが?それとも武力行使にでるとでもいうのか?」


「確認よ、もう一度だけ聞いておこうかしらと思って、あなたほどの力を野放しにするのは惜しいことだし、それに私達の目的の邪魔をしないともいいきれませんからね」


華鈴は近づいて一閃に手をさしのべるが、その手をはね除けられた。


「華鈴、今の俺はブラックじゃないんだ、入ったところで意味ないんだが?それともそれほど人員が足りないとでもいうのか?」


「『劫火』の『一閃』でも十分強いですわ、自分を過小評価するのはよくないですわよ」


一閃は華鈴に背を向け、柩に向かい手を合わせる。


「去ってくれ、俺は何があろうとも此処を離れない」


一閃はしばらく祈った後、立ち上がり周りを見る、そこにはもう七人の姿は無かった。来た時もそうだが、消える時すらも気配は微塵もない。


流石だな・・・・・。


一閃は柩に蓋をして、もう一度祈る。


「・・・・・出てきて良いぞ、いるんだろ、冥?」


「はっ、申し訳ございません覗き見るようなことをしてしまい」


貯水タンクの陰から現れた冥は深々と頭を下げる。


「別にいいさ、あいつを除けば『忠誠』の一番である冥だから逆に良かった」


「また来てらしたんですか・・・・・」


「まぁ一年に一度だからな、来ないとあいつが悲しむ」


一閃は屋上のフェンスの向こうに立つ。


「忘れられないんだ、彼奴の顔も!声も!!俺は・・・・・俺は!!・・・・・おかしいのか・・・・・?」


冥は端でうずくまって叫んでいる一閃の隣に立ち、


「おかしくなんかないと思います、一閃様さえ堂々とすればそれは可笑しくない!」


「・・・・・・・・・・・・ありがとう、冥、俺明日から二日間チョット外に出るから、見張り頼めるか?」


冥は一閃の隣で片膝をつき、


「我が主の命とあらば・・・・・喜んで」


一閃は立ち上がるベクトルをそのまま飛ぶ動作に注ぎ込む。







戻ってきた男は自らの轟いた異名を捨てて、その地で新たな功績を挙げ、『蟻の巣』より『不動明王』の称号を授かるのであた。

ちょっと一閃の過去が明らかになりました。

そしてなんか重要そうな位置に冥がいます・・・・。


作者としては予想外ですw

作っておきながら・・・・ですがw

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