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AV新法の混乱の理由

作者: bureteru

今、AV新法でAV女優が反対の声を挙げたと話題になっている。

AVといえば、本物の女性に相手にされない底辺男性にとっては、

かなりお世話になるものである。


内容も、なんか2年間は勝手に契約解除できるよ。

程度のものだと思っていたのだが、

何が問題なのだろうか?

AV新法の何が問題になっているのか?

それについて、語っていきたいと思います


被害者を救済する意味では、素晴らしい法律に思える

一度の過ちで出演してしまい、出演してしまった動画を

販売前に差し止める事ができる、素晴らしい法律のように思える


だが実際に、AV女優が反対の声をあげました。

ここには、現場を知らずに、法律を無理やり作って

現場は、従わなければいけないという、

根回し不足の問題が見えてきます。


普通の会社でも、現場の声を聞かずに、上が勝手に判断してしまう。

この間なら、家族手当と、住宅手当の合計4万円を廃止して、

基本給を一律に減額したら、世帯持ちの優秀なエンジニアが

全員辞めてしまった。

管理職は、どうしてこうなったか分からない。

なんていうニュースが、話題になっていました


上が勝手に動いて、下がそれにふりまわされる

よくあるかもしれませんが、それによって、

迷惑をこうむる人数は、かなりの数が予想されます。


現場の声として、AV新法では、

契約書および、説明書類を必ず交付しなければならない。

契約書および、説明書類の交付後、20日経過した後でなければ撮影を始めてはならない。

撮影した映像作品の公表は、撮影終了後から5ヵ月経過してからでなければならない。

1年以内であれば、原則として出演契約を解除でき、損害賠償・違約金等の支払いも生じない。


その新法が出来るまでは、

女優に対して、撮影内容、ギャラ、拘束時間、

日にちまでしか決めずに

契約書は、当日に書くようになっていました


これは、当日に気が変わり、

撮影したくない人が出た時に、トラブルになっても困ると言う

現場と、女優、双方に都合のいい取り決めでした。


しかし、もしもこの新法がスタートするとどうなるか?

共演する人数が増えれば増えるほど、

クーリングオフ制度によって、撮影して作った動画を

売れなくなる可能性が高まる。


そのため、リスク回避のために共演作品が減る事で、作品の幅が狭まっていく

また、共演でしか呼ばれないような方たちの収入も減っていく

収入が減ったら困るから、せめて給料保障してほしいとい女優の声も聞かれます



5か月後に発表なのだから、その間、解約したら出演料を返す必要がある

さらに、会社にもお金が入ってこない時期が長いわけだから

現場で他に働いている、カメラマン、編集、モザイク担当など、

いろいろな人に迷惑がかかる。


さらに、これを悪用される事で、真っ当な制作会社が割りをくっていきます。

他の制作会社のプロダクションが、AV女優を用意して、他の会社に撮影させます。

モザイク取りも終わり、もう販売するだけの状況で、

その女優に、やっぱり販売をやめたと言わせます

それが複数回にわたったら、どうなるでしょうか?

会社が赤字を重ねて倒産するリスクが、高まります

ライバルとしては、制作会社が少なければ、自分の動画が

売れる可能性が高まるので、そういう風に悪用する所だって

出る可能性があります。


旬な時期や話題になっている時期に、販売したい女優もいるはずです。

芸能界だって、あっという間に旬は過ぎていきます。

AV女優なんて、それこそ、話題になってる時期と、そうでない時期なら

販売本数なんて、ものすごい変わるでしょう。

とくに、パロディー動画なんかは、そうなると思います

今までも、笑わせられるタイトルの動画がありました

孤独のグルメのパロディー

トリックのパロディー

笑ってはいけないのパロディー

君の名は?パロディー

全部、旬をすぎたら、買われなくなっていくのではないでしょうか?

そうなると、作品の幅も狭まっていきます


時期によって見られる物が変わる問題もあります。

ハロウイーンや、クリスマス、海水浴シーズンに、

それを題材とすることで、人気が出るものもあります。



さらに、動画は、撮影だけではなく、

その後の販売イベントや、地方の巡業で

女優が来てくれます。

サイン会を実施します。

そういう活動も販売促進活動も、

6か月後なら、かなり変更されていってしまいます


メーカー専属の出演者なら、

マネージャーもいますし、いくらでも対応できます。

しかし、それ以外のある意味で副業でやっているような女優の方だと


今までなら、出演依頼は、

せいぜい2週間前くらいでしたし、撮影前に病気になったり、

出演をキャンセルしても、すぐに別の女優を探す事可能でした

さらに、男優も同じ契約が必要なため、

代打が用意できずに、せっかく集まり、準備が出来ている

撮影スタッフなどが、困る状況もおきます。

それによって、会社が損を被り、

倒産リスクが可能性が、高まってしまいます。


動画撮影には、少なくとも5,6人はスタッフが必要です。

撮影スタジオのレンタル料金もかかります。

動画の編集にも、お金がかかります。

モザイクの処理なんて、ものすごい時間と根気が必要です。


これを、無条件にクーリングオフできるようになると、

AV女優以外のスタッフは、どうすればいいのか?

そういう金銭面での問題には、全くふれていないのです。


日本は、そういう動画には、モザイクが必要です。

その規制の中で、必死に良い作品を作ろうと努力されてきました。

規制を強めて、良い作品を作れなくなっていく。

これに危機感を覚える人もいます。


その半生をノンフィクションドラマにして、

ネトフリックスで、人気になった

全裸監督の村西とおるさんです

22日のツイッターで、村西さんは、AV新法推進の塩村文夏議員が

「AVの規制を更に強めて許可制にした方がよいですか」

と恫喝発言をした事を受けて、

面白い、やれるものならやってみろとツイッターで発言。


さらに、そもそも、憲法の表現の自由

「事前検閲を禁止する」をご承知ないうつけ。

よくもそんな浅学で立法府の議員をやっていられるもの。

税金に寄生することなく辞職せよ。

などと、つぶやいています。


事業者側に対してしっかり意見を聞き、

積極的に情報交換を行っていればよかったものを

それを怠った事で、その混乱がより大きくなっているのです。

現場からの文句に、塩村文夏議員の恫喝があったのだとすれば、

本当に国が勝手に決めて、現場が混乱の中で動き回るのは、

現場や、弱い者は、上から押し付けられる

そんな会社の中でも、おかしいと思われる状況を

国が、率先して行うという矛盾に満ちたものになると思います


新法成立に混乱が起きているなら、

混乱を少しでも抑えるために、動くのが必要なはずなのに

綺麗な部分は、私たちがやりましたと言って

後は、現場に丸投げするだけなのは、困惑しか覚えません


進次郎さんのレジ袋の時のような、国民や店が大変だけど

いい事をしてるんだから、それでいいよね。

という傲慢さを感じます。


もっと、関係省庁とも連携しながら、

時間をかけて、いい状況を作り上げていくべきではないのか?

現場にも、分かりやすい問い合わせ窓口を作って

少しでもスムーズにいくように、するべきではないのか?


現場に対しても、混乱させて申し訳ない。

ただ、被害を訴える女性もいるので、協力してくださいと

真摯に対応すべきであったのでは、ないだろうか?


あとは、こういう活動をしている人たちなのだが、

実際の女性の被害を、抑えたいなら

2次元、最近なら3Dでのポルノが、

実際の女性には、被害は与えない。

リアルラブドールなんかも、かなり本物に近くなっている

なぜ、こういう代用品をすすめていかないのか?


結局は、自分たちが気持ち悪く感じている

男が喜ぶような、物全てが気に入らない

自分たち女性が、良いと思うようなもの以外は、規制したい

性的なものを、見えなくしたら、世の中は綺麗になる

そんな思想が見え隠れしているように思う


そして、自分のような底辺の人間にとっては、

結局は、共演が少なくなりリスクを嫌がるようになると

作品の幅が狭まり、面白くなくなっていくのではと思い

何か、どんどん生きづらくなっていくなーと思ってしまうわけだ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 結局裏にいったりして余計な被害が出そうなんですよね
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