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風巫女と精霊の国  作者: もも野はち助
【番外編】

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初恋

エリアテールが初めてコーリングスターにやって来た時のお話です。

登場しているエリアテールは6歳、イクレイオスは8歳になります。

 コーリングスター城内の左側の建物一体の屋上は、大きなバルコニーの様になっている。そこは、コーリングスター上空の大気の淀みを浄化する為、サンライズ国から招いた風巫女が風呼びの儀を行う場所だ。

 バルコニーに出る為の階段前には扉があるのだが……風巫女と王族のみしか扱う事が許されていない鍵が無いと、開けることが出来ない。


 その為、このバルコニーは慣れない土地で過ごす歴代の風巫女達の癒しの場所としての機能も兼ね備えており、屋上庭園のような演出が施されている。

 その一つが、直系2mほどの小さな池だ。季節によっては小さなスイレンが姿を現し、歴代風巫女達の目を楽しませてきた。

 他にも上品なデザインのベンチが2つ設けられ、歴代の風巫女達は一人になりたい時などに、このベンチを愛用した者も多い。

 そんな風巫女達の為に用意されたこのバルコニーだが……1箇所だけ彼女達でも立ち入れない場所がある。


 それは400年ほど前まで使われていた外部からの敵を狙撃する為、このバルコニーに設けられた見張り塔だ。

 塔内の全ての窓には、外からは中が見えづらく、逆に中からは外の様子が鮮明に見える不思議なガラスがあしらわれている。戦争当時の名残で狙撃手が身を隠しやすく、尚且つ狙撃に支障が出ない為の特殊な加工がされたガラスが、この塔の窓全てに取り付けられているのだ。


 しかし、この塔の扉は、かなり特殊な錠前で施錠されており、誰も入る事が出来ない。そしてその錠前の鍵は、この塔が使われなくなった以降、紛失したままだ。


 そんな誰も入る事が出来ないはずのこの見張り塔なのだが……。

 何故か、その塔内の階段を上る一人の少年の姿があった。

 今年で8歳になるこの国の王太子イクレイオスだ。


 子供とは言え、人形の様に整った美しい顔立ちの王太子は、それにそぐわない不機嫌そうな表情を浮かべていた。

 そしてその小さな指には、珍しい形をした鍵を引っかけクルクル回している。

 それは2年前、この塔の存在を知ったイクレイオスが、腕の良い錠前職人にこっそり依頼して作らせた、この見張り塔の錠前の鍵だった。


「何故フェリアの後任の風巫女などに、この私が会わなくてはならないんだ……」


 愚痴るような独り言を言いながら、塔の最上階まで上り切ったイクレイオス。

 そこは狙撃手が腹ばいになって外敵を狙撃する場所だった為、天井が低い。

 しかし、8歳のイクレイオスの身長だと、頭二つ分余裕のある高さなので、ちょっとした屋根裏部屋の様な空間だ。


 ここにはひざ掛けやランプ、イクレイオスの愛読書などが数冊置いてあり、隠れ家の様になっていた。少し前には簡易の折り畳みのテーブルやイス、非常食等も持ち込んでいたので、3日ほど籠城する事も可能だ。


 そんな万全な態勢のこの隠れ家だが……。

 実際にイクレイオスは、嫌いな剣術の稽古をつけようとするロッドや、簡単すぎて退屈過ぎる勉学を復習だと言い張って教えようとしてくる家庭教師達から逃げる為、この塔をよく利用していた。


 しかし今回に限っては、今日から着任の新しい風巫女を自分に紹介したがっている母イシリアーナから逃げている。その風巫女は、前任のフェリアテールの妹であり、どうやら自分よりも二つ年下らしい。


 しかしここ三ヶ月の間で、イクレイオスは自分と年の近い貴族令嬢達全てにウンザリしていた……。その原因は、イクレイオスの婚約者候補として、母イシリアーナが何人かの公爵家と伯爵家の令嬢を、この城に招いた事が大きく影響している。


 元々女の子を欲しがっていたイシリアーナは、息子であるイクレイオスの婚約者をさっさと決めたがっていた。そして未来の義理の娘と楽しく過ごせる自分の時間を強く望んだ。


 しかし、王妃候補として上がって来た貴族令嬢達は、幼いながらも容姿端麗なイクレイオスに皆のぼせ上ってしまう。そんなおませな貴族令嬢達が始めたのが……子供らしい範囲でのイクレイオスの争奪戦だ。


 一般的な子供と比べ、かなり大人びていたイクレイオスは、考えが幼い同年代の子供と過ごす事に苦痛を感じる子供だった。そんなイクレイオスを、子供らしい低レベルな争いで取り合う貴族令嬢達……。


 彼女達が勝手に争っている間、イクレイオスはそれらを傍観してやり過ごした。

 しかし面倒なのは、それらの争いに勝ち残った令嬢達だ。

 彼女達は、イクレイオスと仲良く出来る事が当然の権利だとばかりに主張し、まとわり付いてくる。


 初めは、それらをこの塔に隠れてやり過ごしていたイクレイオスだったが……。

 令嬢達も子供ながらに知恵を絞り、イクレイオスと過ごす時間を得ようとする。

 それが女性特有の必殺技……泣き落としだ。

 自分達と遊んでくれないイクレイオスを、彼女達は自分達に甘いイシリアーナに泣きながら訴えたのだ……。


 当然ながらイクレイオスは「淑女への対応がなっていない!」と母イシリアーナに説教をされる……。しかし、その令嬢達の我を通す為の他力本願な行動が、イクレイオスの逆鱗に触れた。


 その後のイクレイオスは、勝手に争奪戦をして勝ち残った令嬢と、あえて一緒に過ごす様になった。だがその間、その令嬢のプライドを傷付けるような話題で、会話をし続けるという暴挙に出たのだ。


 容姿にコンプレックスを持っている令嬢には、わざとその部分を強調するような褒め言葉を。

 苦手な学問がある令嬢には、わざとその話題で会話を。

 傲慢で我儘な令嬢には、人望がない事をさらけ出すような話題を。


 令嬢達のそれぞれのコンプレックスな部分をあえて強調するような話題運びをし、それを紳士的な笑顔を張り付けて、全てやってのけたのだ。


 整い過ぎた美しい顔立ちのイクレイオスから、優しく放たれる心を抉る言葉。

 その撃退法は、プライドの高い貴族令嬢達には、絶大な効果で……。

 長くても3日でそれらの令嬢達は、親に泣き付き、この城を去って行った。

 そんなイクレイオスの行動から、流石のイシリアーナも自身の行動を反省し、この策士的な末恐ろしい息子の嫁選びをしばらく見送る事にした……。


 そしてイクレイオスは、やっと一週間前にその平穏な日々を取り戻せたと思っていたのだが……今度は自分と年の近い伯爵令嬢が、次の風巫女としてやってくるという話が耳に入って来たのだ。


 今回ばかりは、国全体で大切に扱う事が義務付けられている風巫女が相手だ。

 もし今まで登城して来た貴族令嬢達の様に好意を抱かれては、邪険に扱う事も出来ないので、対処の仕様が無い。そんなイクレイオスが出した答えは……


『最初から会わなければいい』というものだった。


 顔さえ会わせなければ、好意を抱かれる事もない。

 婚約者候補として来てる訳ではないので、それは充分可能だ。

 風巫女がこの城に滞在している間は、なるべくこの塔でやり過ごせばいい。


 そう判断したイクレイオスは、少し前からこの隠れ家兼避難所に籠城する準備を始めていた。そして本日、その驚異の風巫女が、この城に訪れるのだ……。


 その為、イクレイオスは朝早くから、こちらに避難して来た。

 今頃はイシリアーナに命じられたロッドとファルモが、血眼になって自分を探しているだろうが、ここの存在を知っているのは自分だけだ。

 例えこの場所を知る人間がいたとしても、ここの鍵を持っているのも自分だけ。

 表に掛かっている錠前で、内側からカギを掛けてしまえば、誰も入れない。


 何よりもこの場所が素晴らしいのは、風巫女が愛用する場所の一角である事だ。

 まさに灯台下暗し……。

 敵情視察も出来る上に、こんな身近な場所に隠れているなんて誰も思わない。


 我ながら隠れ家として素晴らしい場所を選んだと思い、自画自賛しながらイクレイオスは簡易の折り畳み椅子を広げた。

 そして、その椅子を窓から外が見渡せる所に配置する。


 風巫女に会うつもりないが、どんな令嬢なのかは知っておきたい。

 フェリアテールの妹と言うくらいなのだから、きっと目鼻立ちが整った美少女なはずだ。それに加え、姉同様にハッキリ物を言う勝気な性格な可能性がある。

 見た目にそこそこ自信があって勝気な性格……。

 三ヶ月前の令嬢達の様に付きまとわれたら、かなり厄介な相手だ……。


 広げた椅子に座りながら、まだ見ぬ天敵の存在をイクレイオスは考察する。

 すると、塔の下から賑やかな話声が聞こえてきた。

 下を覗くと、父である国王と母イシリアーナ、そして見た事がない伯爵二人の間に挟まれるように歩く小さな少女の姿が見えた。


「あれが次の風巫女か……?」


 上からではスペアミント色の頭部のみしか見えない為、もっと間近で確認しようとイクレイオスは、慌てて階段を駆け下りた。


 建物でいう所の一階と二階の間くらいの高さの階段部分にあった窓が、ちょうどよく見える場所だったので、そこから外の様子を伺おうと腰を下ろす。

 特殊なガラスが使われているこの塔の窓ガラスなら、相手側からはこちら側は見えないので、イクレイオスは向こうの様子を窺い放題だ。


 そしてどうやら、これから風呼びの儀を披露するらしい風巫女は、緊張をほぐそうと優しく話しかけているイシリアーナに向かって、頬を紅潮させながら子供らしい笑顔を振りまいて、一生懸命受け答えしている。


「フェリアと見た目は、全然似てないな……」


 美少女顔の姉フェリアテールとは違い、その風巫女は可も不可もなくという至って平凡な顔立ちだった。

 ただ……子供らしくコロコロ表情が変わるので、その素朴な様子に母イシリアーナは心を鷲掴みにされたらしい……。

 先程からデレデレな様子で、必要以上にその風巫女に話しかけている。


 その様子にイクレイオスは、これならばイシリアーナが自分の婚約者にしようとは言い出さないだろうと確信した。

 息子の婚約者にするよりも今の状態の方が、母は好き勝手に風巫女と過ごせる。

 逆に婚約者にしてしまえば、王妃教育等で母と過ごせる時間が減ってしまう。


 後はあの風巫女が、自分に変な気持ちを抱かなければ全く問題はない。

 その点も現状の風巫女の様子なら、平気な気がした。

 それは先程から見ている限り風巫女が、かなりのんびりした性格の様でガツガツしている様子が全く見受けられないからだ。


「あんなボケっとした鈍くさそうな令嬢なら、顔を会わせても大丈夫そうだ……」


 ただ、あまり関わらない事に越したことはない。

 かなりこの風巫女を警戒していたイクレイオスだったが……。

 あれならば最初に適当に挨拶だけして放置しても良さそうだ。

 とりあえず、これから始める風呼びの儀の様子だけでも見物しようと思い、イクレイオスは本格的にその場所に腰を据えた。


 前任のフェリアテールは、優雅にクルクルと舞いながら風を起こしていた。

 その前のエアリズム伯爵夫人は、見事なヴァイオリン演奏で風を起こしていた。

 そして、今回の新しい風巫女は、確か歌を歌う事で風を起こすと聞いた。


 どうせ子供用の童謡等を歌いながら風を起こすのだろうと、左程期待せずにその準備の様子を眺めていたイクレイオスだったが……。

 突然、背後に人の気配を感じて慌てて振り返った。


「ほぅ? 次の風巫女は、あのような小さき者か……」


 そこにはイクレイオスの肩越しから窓の外の様子を窺う長身で、新緑の様な色の髪をした美しい男性の顔があった。


「風の上位精霊か?」


 イクレイオスのその問いにその精霊は、ニヤリとするだけで返答はしなかった。


「以前の風巫女は見事な舞を披露しておったが……次の風巫女はどのように風を起こすのだ?」

「歌うそうだ。お前たち精霊も風巫女の交代には興味があるのだな」

「当たり前であろう。自らの霊気が原因とはいえ、我ら精霊とて大気の淀みには耐えられぬ。特に我ら風の精霊は、その影響を一番受けやすいので尚更だ」

「ならば何故お前たち風の精霊が、大気の浄化をしないんだ?」

「我らはあくまでこの大地に恩恵を与える存在だ。大気の浄化の様にそなたら人間達の生活に関わる範囲での直接的な干渉は、4属性精霊間で禁止されている行為となる。故にそれらは、そなたら人間達自身で回避するべき事となる」

「お前達の霊気で淀んだ大気だろ? その浄化が何故人間の役割になるのだ?」

「この国の王太子は、我ら精霊からの恩恵のみを受け、何も返さぬつもりか?」


 その言葉にイクレイオスが目を見開く。


「私が王太子と分かっていながら、その態度とは……流石気位が高いと言われている上位精霊だな」

「そなたのような小生意気な王太子には、これで充分であろう? それよりも……そろそろ始まるようだが?」


 その精霊の言葉に、イクレイオスがあまり興味なさげに窓の外に目を向ける。


「なんだ? そなたはあの風巫女に興味はないのか?」

「あのような鈍くさそうな令嬢、出来れば関わり合いになりたくない……」

「どうやら、そなたは物の本質を見抜く眼力は、持ち合わせておらぬようだな?」

「眼力も何も……あんなボケっとした奴、一目見ればすぐに……」


 ムッとしながら、その精霊に言い返そうとしたイクレイオスだったが……。

 急に耳に入って来た美しい歌声に、思わず動きが止まった。

 そして驚きながら物凄い勢いで、その歌声がする方へと目を向ける。


「ほぅ……これはまた何と見事な……」


 気位の高い上位精霊ですら感嘆な声を上げてしまう程の歌声を、先ほどの地味で鈍くさそうな風巫女が見事に紡ぎ出したのだ。

 歌っている歌は、母イシリアーナが大好きな『春風の歌』である。

 子供の声とはいえ……その透き通る伸びやかな歌声は、まさに天使の様だ。


 だが、イクレイオスを何よりも釘付けにしたのは、その歌っている姿だ。

 小さな少女が大らかな風をまといながら、まるで風と戯れるように……。

 自分の周り全てに対して、優しい表情を振りまきながら、嬉しそうに歌う姿は、先程の鈍くさい令嬢からは、全く想像が付かない。

 そんな小さな風巫女が優しく歌う姿に、イクレイオスは思わず窓ガラスに手を張り付け、息を呑むように魅入ってしまった。


 その様子を後ろからこっそり見ていた精霊は、静かに笑みを作る。

 歌が終盤にさしかかると、その小さな体から紡ぎ出された大らかな風は、透き通る様な歌声と共に天へと高く舞い上がり、最後は風巫女の細く量の少ない二つに結んだ髪をリボンの様に舞い上げ、静かにおさまった。


 歌が終わると同時にイシリアーナが駆け寄り、歓喜に満ちた表情で、小さな風巫女を抱きしめている。風巫女は王妃からのいきなりの賛辞に、頬を紅潮させ恥ずかしそうに微笑んでいた。


 その様子を茫然と見つめていたイクレイオス。

 歌い終わった風巫女は、最初にイクレイオスが抱いた鈍くさそうな印象に戻っている。戻っているはずなのだが……何故かイクレイオスには最初の印象よりも、その風巫女が少し色づいて見えるのだ。

 その不可解な現象の原因が、全く理解出来ない自分の状態に少し戸惑う。


 しかし、一つだけはっきりと言えることがあった。

 今、両親たちと城内に戻っていく風巫女の後ろ姿から、自分は目が離せなくなっている事だ。今まで他人にそこまで興味もを持った事がなかったイクレイオスにとって、それは初めての関心だった。


 あの風巫女は、どうやって風を起こしているのか。

 どうしてあんなに嬉しそうに優しい表情で歌うのか。

 今後この国に何度も訪れる事をどう思っているのか。

 しばらく家族と離れる事に寂しくはないのか。

 滞在中は、どんな事をしたいのか。


 まるで流れ込む水の様にあの風巫女に対する疑問が、イクレイオスの頭の中で無限に沸き上がってくる。


「小生意気な王太子よ、茫然としている様だが……どうかしたのか?」


 ニヤニヤしながら声を掛けてきた精霊の声で、イクレイオスはやっと我に返る。

 窓の外では、すでに風巫女達が城内に移動してしまった後だった。

 すると、イクレイオスは思い立った様に物凄い勢いで階段を降り始める。


「王太子よ! どこへ行く!」

「あの風巫女が、どんな奴なのか確認しに行く!」

「そなたは先程、あまり関わり合いになりたくないと申していなかったか?」

「あんな面白い奴、放っておくのは惜しい!」


 そう言って内側から掛けた錠前を乱暴に開け、そのままの状態にして、塔から勢いよく飛び出して行った。


 残された風の精霊は、そのイクレイオスの後ろ姿を見て優しく微笑む。

 あの王太子は、物の本質を見抜く力をしっかりと持っている。

 だから一瞬で、あの清き風巫女の価値を見出したのだと。


「流石に人間嫌いの我の加護を受けるだけの器を持っておったか……」


 そう呟いた風の精霊は、塔の中にも関わらず、小さな風の渦を起こして霞の様に姿を消した。


 そして11年後……。

 小生意気で幼かった王太子は、この風の精霊王から呪いを解いて貰う事となる。

【以下、お礼です】

ブックマーク、本当にありがとうございます!

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【風巫女と精霊の国のあとがき】

【他サンライズの巫女シリーズ】

★雨巫女アイリスが主人公の話★

★男装風巫女のアズリエールが主人公の話★
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