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風巫女と精霊の国  作者: もも野はち助
【本編】

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15/48

15.祝福の歌

「もぉぉぉぉぉー! あの子は一体何を考えているのっ!?」


 いつもは上品なはずの王妃イシリアーナが、キィィィ―と発狂するように叫んだ。


 アレクシスの手紙を書き上げた頃、エリアテールを心配したイシリアーナから昼食の誘いがあったのだ。

 そして今は、昼食後に出された紅茶を楽しむはずだったのだが……かなり蓄積していたと思われるイシリアーナの息子に対する不満が、話す内にここで一気に爆発したのだ。


「イ、イシリアーナ様! どうかお気をお鎮めくださいませ!」


 そんなイシリアーナを何とか落ち着かせようと、頑張るエリアテールだが……。


「落ち着ける訳ないわ! だってあの子、あなたとの婚約を解消したいなんて言い出すのよ!?」


「これで落ち着いていられる方が、どうかしてるわ!」と、更に感情的になる。

 そんな初めて見るイシリアーナの怒り様に、ただただ慌てる事しか出来ないエリアテール……。


「大体! あの子があなたと婚約解消したい等と言い出すなんて、絶対あり得ないわ! わずか8歳にして、このわたくしを言葉巧みに甘い誘惑でたぶらかしてまで、押し通した婚約なのよ!? ああ……きっとここ最近の忙しさで、あの子は頭がおかしくなってしまったのだわ……。きっとそうよ!」

「イシリアーナ様……流石にその言い様は……」

「だってそうとしか考えられないもの!」


 宥めようとするエリアテールにキッとイシリアーナが向き直る。しかし、ひとしきり不満をブチ撒けると、急に静かになってしまった。


「だって……こんなの酷過ぎるわ……。わたくし、ずっとあなたが本当の娘になる事を楽しみにしていたのに……」


 そうして瞳に涙を溜め出す。

 そんなイシリアーナの元に席を立って向かったエリアテールは、彼女の手を取り跪いた。


「そのように言って頂けて、大変光栄でございます。ですがイシリアーナ様……マリー様はわたくしとは比べ物にならないくらい素晴らしいご令嬢です。きっとマリー様と築く親子関係も素晴らしい物になるかと思います。イシリアーナ様もそれは、よくご存知ではありませんか?」

「ええ……知っているわ……。マリアンヌ嬢は、とても良い子よ……」


 しかしその言葉とは裏腹にイシリアーナの瞳からは、ついに涙が溢れだす。


「でもね、エリア。わたくしが娘に迎えたいのは、あなたなの……。あなたが本当の娘になる日を、ずっとずっと待ち望んでいたの……。それなのに……」


 そう呟き、関を切ったように大粒の涙を溢すイシリアーナにエリアテールはハンカチを差し出し、優しく背中を撫で続けた。




 結局、イシリアーナは落ち着くまで一時間以上掛かってしまった。それだけショックを受けて貰える事はエリアテールにとって、ある意味嬉しい事なのだが……。この先マリアンヌが、ここで肩身の狭い思いをしてしまわないかが心配になる。


 そしてその心配は先程のイシリアーナの反応からだけではない。

城内の勤め人達からの反応からも生まれてくる。皆、エリアテールが幼少期の頃から顔見知りなので、エリアテールを自分の子供や孫の様に思っている者が多過ぎるのだ。


 特に先日エリアテールが『精霊大戦終歌』を歌いあげた時から、やたらと皆が気遣うような接し方をしてくる。そんなに外部の人間が歌う事に何か問題があるだろうかと感じたエリアテールだが……。そう思えば思う程、自分がこの国の人間にはなり切れない現実を叩きつけられるので、なるべく考えないようにした。

 ただエリアテールがたくさん気遣われる程、マリアンヌの今後がますます心配になってくる。状況が状況なだけに『風巫女から婚約者を奪った令嬢』という目でみる人間も少なからず存在しているのだ。


 そんなマリアンヌは今頃イクレイオスが婚約の申し入れをする為、お茶に誘われている時間だろうと、エリアテールが自室の時計を見てふと思う。恐らく二人の婚約が正式な物と発表されれば、元婚約者である自分は体裁を考慮され、 早ければ来月には自国に帰る事になるだろう。その前に、マリアンヌの変な噂を払拭したいエリアテールは、婚約披露宴で誰もが納得する程の二人を祝福する歌を歌い上げなければならない。

 そう意気込んだエリアテールは、固い決意を抱きながら、風呼びの儀を行うバルコニーに向かった。




 一方その頃、マリアンヌはイクレイオスと王族専用のプライベートガーデンでお茶をしていた。

 また急なスコールがあっても大丈夫な様にと、今回は庭園の真ん中にある屋根付きのベンチ席でお茶をしているのだが、そのベンチが二人が横並びで座る形なので、二人は距離はかなり近い。

 だが、その状況に困惑しながらもマリアンヌは、よく分からない期待感を抱いてしまっていた。


「イクレイオス様……あの、大事なお話というのは……」

「実はエリアとの婚約について話しておきたい事がありまして……」


 改まった口調でイクレイオスに切り出されたマリアンヌが、ビクリと肩を震わせ反応する。その様子に気付いたイクレイオスは、その警戒心を和らげようと出来る限り穏やかな声で言葉を続けた。


「エリアからは、すでに了承を得ているのですが……。私は彼女とは婚約を解消するつもりです」


 その言葉を聞いて、先程の期待感を投げ捨てたようにマリアンヌの顔色が徐々に青くなっていった。


「ですが! もうすでに婚約披露宴の準備をされて――っ!!」

「その件もすでに話がついております。今まで婚約者として紹介するはずだったエリアを、別の女性に変更して行うという事で」


 そう告げるイクレイオスの表情からは、後ろめたさが滲み出ていた。

 しかしマリアンヌはその言葉に怒りを覚える。


「そんな……。それでは今までエリア様が準備されていた事が全て無駄になってしまうではありませんか!」

「ええ……。彼女には本当に申し訳ない事をしたと思っています……」

「エリア様は……エリア様は何と仰っているのですか!?」


 エリアテールに対して、あまりにも酷い対応をしたイクレイオスをマリアンヌは、睨みつけるような視線を送ってしまう。そんなマリアンヌの手をイクレイオスはそっと取り、まるで懺悔するかのうように両手で包み込む。


「エリアは……婚約解消を快く承諾してくれました」

「そん……な……」


 ただでさえ青白くなっていたマリアンヌの顔色は、イクレイオスの言葉で更に真っ青になる。そんなマリアンヌを気遣う様に包み込んでいたマリアンヌの手にゆっくりと自分の指を絡め始める。


「そして新たに婚約者に迎えたい女性と私の為に、婚約披露宴で祝いの歌を披露したいと申し出てくれました……」


 その瞬間、マリアンヌの瞳が大きく見開かれる。

 そのままイクレイオスを見上げると、困ったような微笑みを浮かべていた。

 イクレイオス自身もエリアテールのその厚意を理解しているのだ。


 だがマリアンヌは、それをなかなか受け入れられない……。

 現状のマリアンヌは未だにエリアテールとイクレイオスのどちらを取るかで、葛藤していたからだ。

 それでも……滅多に笑顔を見せないイクレイオスからの甘い誘惑には勝てそうになかった……。


 そんなマリアンヌの瞳からは、溢れるように大粒の涙がポロポロと零れおちる。

 自分が選ぼうとしている未来は、確実に二人の幸せを奪う選択だと分かっていても……それでも選んでみたくて堪らない自身がいたからだ。 気付かなかった自身の強欲さと浅ましさを垣間見てしまったマリアンヌは、その欲に抗えない自身に悔しさと情けなさと感じてしまう……。

 だがそんなマリアンヌの葛藤を察したのか、イクレイオスは困り果てたような笑みを向けてきた。


「あなたは何も悪くないのです……。一番最低な行動をしようとしているのは私なのだから……。ですが、そんな私の背中を被害者でもあるエリアテールは、背中を後押ししてくれました」


 そう言ってイクレイオスは、マリアンヌと指を絡めていた右手を外し、優しくマリアンヌの涙を拭い出す。

 イクレイオスのその行動にマリアンヌが茫然をしながら、ゆっくりと顔を上げた。

 すると今度はイクレイオスが愛おしそうにマリアンヌの顔を覗き込んできた。

 普段は無表情が多いイクレイオスの優しい表情に魅了されるようにマリアンヌは自身の立場も忘れ、思わず頬を色づかせてしまう。

 その変化を確認するように微笑みを深めたイクレイオスが、何かを決意したようにゆっくりと口を開く。


「マリー……。私と婚約して頂けませんか?」


 突然の甘い婚約の申し入れにマリアンヌは、イクレイオスに取られている手を無意識に握り返す。

 同時にマリアンヌの動悸は高鳴り、頬は更に熱を帯び始めた。

 

 だが今、目の前にいる自分を愛おしそうに見つめてくる男性は、大好きな友人の婚約者だ。

 そしてその愛おしそうな視線は、本来は自分に向けられる物ではないという事をマリアンヌは頭の隅では理解していていた。だが理解はすれど、あまりにも甘く優しいイクレイオスの表情には何故か抗う事が出来ない。

 頬を赤らめながら驚きと高揚感で固まってしまったマリアンヌの反応から、自身を受け入れてくれると判断したイクレイオスは頬に手を添えたまま、ゆっくりとマリアンヌに顔を近づけてくる。

 

 そんな甘く、ゆっくりと経過する時間の中でタイミングを図るようにエリアテールの美しい歌声が聞こえてきた。

 それはエリアテールによって即興で作られた歌なのか、まるで自分達が結ばれる事を祝福してくれている様にも聴こえ始める。

 そんなマリアンヌの心は、その歌声に後押しされるように幸福感と高揚感が溢れだす。

 そして顔を近づけてきたイクレイオスの想いに応えるように震えるまつ毛を下ろし、そっと瞳を閉じた。




 一方、二人がお茶を始める少し前のエリアテールは、風呼びの儀を行うバルコニーで二人の婚約披露宴の際に歌う祝福の歌の選曲に悩んでいた。


 結婚式などでよく歌われる定番な歌なら、たくさんある。

 だが、あまりにも定番過ぎる歌を披露してしまえば、エリアテールが元婚約者のイクレイオスに無理矢理歌わされたと誤解される状況も招いてしまう。二人に捧げる祝福の歌は、どのような選曲をしたかでマリアンヌの今後の人生を大きく左右する為、かなり慎重に選ばなくてはならない……。


 しかし残念な事にエリアテールは、友人の結婚式等で歌う機会が今まで一度もなかった。

 もしあるとすれば、最近嫁ぎ先が決まり出している公爵令嬢達だが……早くても来年となる。


 それ以外で参考になる体験の記憶は、姉フェリアテールの結婚式の記憶だ。

 当時6歳だったエリアテールは、式中に姉の結婚を祝う歌を披露するという重大な任務を与えられ、緊張していた。そんな緊張でガチガチになってしまった幼い妹に姉フェリアテールは、優しい笑みを向けながら両手で頬を包み込んで来た。


「エリアが『おめでとう』って気持ちをたくさん込めて歌ってくれるのが、姉様は一番嬉しいのよ?」


 姉のその言葉は、当時魔法のようにエリアテールの緊張を一瞬でほぐしてしまう。


 一番大切な事は、その人に届けたい自身の気持ち……。


 幼い頃に姉の幸せを願って歌った事を思い出したエリアテールは、大きく息を吸い込んだ後、自身が二人に伝えたい想いを込めながら、即興で作った歌を口ずさみ始める。

その即興で紡がれる歌は、二人に贈りたい言葉をまるで並べる様に声に出しているだけなのだが、不思議とその言葉に勝手にメロディーが自然と付いてくるのだ。


 その自然と溢れだす歌詞とメロディーで、エリアテールは優しく慈しむように生まれ持つ澄み切った声を最大限に利用し、歌い出す。そんな経緯で生まれ始めた二人に対しての祝福の歌は自然とに空気と調和し、起こすつもりはなかった優しい風を生み出し始める。


 すると、生まれた風は、そよ風の様にやさしく大地を撫でながら城内の緑の間を吹き抜ける。

 その柔らかく優しい風は、木々を囁かせ、花々を躍らせながら、今まさに婚約を交わそうとしている友人達の元へ、エリアテールの歌を届ける様に広がっていった。




 そんなエリアテールの祝福がこもった優しい歌声は、今まさに口づけを交わそうとしている二人の元にも届く。

 マリアンヌが瞳を閉じる直前まで、甘い表情を浮かべていたイクレイオスの温かく柔らかな手のぬくもりを感じながら、マリアンヌはその時を待っていた。

 

 しかし――――。

 いつまで経ってもマリアンヌの唇には、何の感触も訪れて来なかった……。


 その事に気付くと同時に頬に添えられたイクレイオスの右手が、何故かゆっくりと離れて行く。

 その名残惜しい程の温かい手のぬくもりが、完全に自分の頬から離れてしまった時、マリアンヌは思い切ってゆっくりと瞳を開いた。

 だが次の瞬間、目の前の状況に唖然とする。


 そこには驚くように目を見開き、大粒の涙を溢すイクレイオスの姿が飛び込んできたからだ。


「イク……レイオス……様……?」


 マリアンヌが、絞り出す様にイクレイオスの名前を呟く。

 それが合図のように急にイクレイオスが両腕で頭を抱え込みながら、激しく苦しみだしたのだ。


「イ、イクレイオス様っ!? どうされたのですっ!?」


 イクレイオスの異常なまでの苦しみ方に顔面蒼白になったマリアンヌが叫ぶ。

 だがすぐに冷静さを取り戻し、すぐに周囲を見渡し、控えている護衛や侍女に声を掛け始めた。


「誰か……! 誰か人をっ!」


 この異常な状況にマリアンヌは人を呼ぼうとすぐに席を立とうとしたが、何故かイクレイオスが物凄い力でマリアンヌの手を引き、それを制した。


「大丈夫……です……。少し経てば……痛みが、治ま……」


 言葉とは裏腹に再び激痛に襲われ頭を抱え込み出したイクレイオスは。よく見ると涙だけではなく酷い量の冷や汗をかいており、息も絶え絶えの状態となっていた。

 だが、今までならマリアンヌが近くにいれば、その頭痛は痛みが引いていた。

 しかし現状は引くどころか、ますます痛みが悪化する一方だった……。


 だが不思議な事にそんな酷い激痛を伴う頭痛を増長させていたのは、エリアテールの優しい歌声だった。

 澄んだ柔らかいその歌声は、まるで凶器のようにイクレイオスの頭の中に降り注ぎ、エリアテールが歌で紡ぐ言葉全てがイクレイオスの脳内に槍の様に何度も突き刺さる。


 そんな酷い苦しみ方をするイクレイオスの現状に少しでも痛みを和らげようと、マリアンヌがイクレイオスを抱きかかえようとした。しかし、イクレイオスはそれから逃れる様に立ち上がろうとし、そのままテーブルの上に滑り込む様に突っ伏す。


 するとテーブルからティーセットが盛大な音を立てて地面に落下し、粉々に割れる。

 その音で庭の入り口に待機していた侍女と護衛が、すぐに駆け付けてけて来た。


「イクレイオス様! いかがされましたかっ!?」


 護衛の一人が、うつ伏せ状態で今にもテーブルから落ちそうなイクレイオスを支えようとした。

 しかしイクレイオスは、それを勢いよく突っぱねた。


「エリアは……っ! エリアは、どこだ!! 歌を……あの歌を……やめ、させろっ!!」


 物凄い剣幕で怒鳴り散らしたイクレイオスは、片手を額に添え、ふらつきながら立ち上がる。

 だが酷い頭痛の所為で平衡感覚が鈍っているのか、どこからエリアテールの歌が響いてきているのか自身では判断が付かない……。


 イクレイオスの異常な状態にその場にいた全員が茫然としている中、いち早くその状況から我に返った侍女がイクレイオスに駆け寄り、肩を貸そうとした。しかしイクレイオスは「構うな!」と言って、その侍女の手を振り払う。

 そして今にも噛みつきそうな勢いで、鋭い眼光をその侍女に向けながら叫ぶ。


「エリ……、アは……。エリアは、今どこにいるっ!!」


 激痛により瞳に涙を溜めて片手で頭部を抑えながら、もう一方の手で侍女の体を乱暴に揺するイクレイオスは物凄い剣幕で「早く答えろ!」と、その侍女に向って喚き散らす。その迫力に侍女は恐怖で言葉が出なくなり、震えながら風呼びの儀を行うバルコニーをそっと指差した。


「く……そっ! 何故……あん、な、とこ……ろにっ……!!」


 そう吐き捨てたイクレイオスは、今にも崩れ落ちそうな状態で侍女が指差した方向へと歩きだす。

 だが誰一人、そんなイクレイオスに声を掛ける事は出来なかった。

 先ほどのイクレイオスの剣幕ぶりに全員足がすくんでしまい、動けなくなっていたからだ。

 そんなイクレイオスを側近達は、ただ茫然と見送る事しか出来なかった……。


 だが、イクレイオスの後ろ姿が小さくなり始めると、先程イクレイオスに問い詰められた侍女が緊張の糸が切れて、その場にへたり込む。それを切っ掛けにマリアンヌが真っ先に我に返った。


「誰か! この事をロッド様に急いでお伝えして!!」


 そのマリアンヌの声に侍女と護衛騎士達も我に返り、一斉に動き出す。

 しかしその時には、すでにイクレイオスの姿は全く見えなくなっていた……。

お話は以降より王太子フルボッコターンに入ります。(笑)

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【風巫女と精霊の国のあとがき】

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