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序章
結構ドロドロしていて好き嫌い別れる内容かと思いますが、読んでいただければ幸いです
内容としては旧七つの大罪と新七つの大罪の計8つの大罪をメインに描きたいと思います
この物語はフィクションです
登場人物、場所などは実在しません。
序章
志摩寺市内の市立病院の病室に彼女はいる。
ベッドの上に仰向けで宙を見上げているその少女は少しやつれている風格だが、高校生ほどの年齢で長髪の黒い髪、顔は幼さを残しているが凛とした顔立ち、しかし異常に細くなった腕からは、管が何本も伸びている。
微動だにせず横たわるその少女の傍で返答が無いにもかかわらず語り掛ける少女の親がいた。
六年前
彼女は、黄色信号を無理やり抜けようとしたトラックに轢かれ、この病院に運び込まれた。
緊急手術が行われ、脳血腫は除去できたが脳にダメージを受け植物人間状態になってしまった。
救えなかった責任に押し潰され執刀医もまた人生に終止符を打った。