表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/14

まさかのドSでした?

そろっそろ城をあとにしたい・・・!

不定期投稿ですがたくさんの方にみていだき、感想もいただけたことに感激しております。

がんばって書いていきますので応援の程、よろしくお願いいたします。

ラギスアーク王国の朝は早い。

朝の鐘が鳴る前には市場が始まっており、その日の仕入れをする者や納品にあがる者、それを支える食事どころなどは既に営業が始まっている。


その鐘がなってもまだまだ惰眠を貪るエレイシアであったが幼き声に起こされるのだった。


「お姉さま!起きてください朝です!ごはんが食べられなくなってしまいます!」

朝から元気なアイギスが目覚まし時計代わりだ。


「あらあら~出番をとられてしまいましたわ~」

そう言うメルは既に準備万端である。

華美なドレスは鳴りを潜め、活動しやすいドレスになっているが、本人にとても似合っていて目立つことには変わりない。

彼女なりの旅装束なのであろう。


レティシャ他数名がどうやら私たち客室付きの侍女になったようで、朝の支度を今か今かと待ち構えているのがわかる。


「エレイシア様おはようございます。こちらで支度いたしますのでおいでください」

言われるがまま向かい支度されるエレイシアであった。


支度しながら本日の要件を説明するレティシャ。

「本日は普段の謁見の時間より前に陛下との謁見がございます。その後マクガイア殿と合流して旅の支度をしていただきます」

そういうレティシャはこの前ずっこけた侍女とは思えないほど理知的だ。


「では支度が整いましたので謁見の間へご案内いたします」

そう言ってすこし前を歩くレティシャだった・・・・。


ズテン!!!


「あぅぅぅ~~。お父様、私はもう子供ではありません~~~」

そうして盛大にこけたレティシャの下着はピンクだったとだけ述べておこう。


謁見の間の扉が開く。

今日は3名での謁見であり、武官や文官の姿も少ない。

護衛の武官より前ぐらいで膝を付き臣下の礼をとる。

メルはもちろん壇上の椅子に座る。


「よく休めたかな?ご令嬢方。本日は出立の日である、心して支度を整えるがよかろう」

そう切り出す陛下は朝なのにとても壮健である。


「昨晩はご苦労であったなエレイシア嬢、「旅人」のスキルらしき物は把握させてもらった。その他のスキル、称号などは王家の秘匿といたすので心配せずともよい」

そう述べる陛下はメリディオ達と違い、威厳を崩すところは微塵もない。


「では旅の支度として金貨500枚を下賜する。ギルバートここへ」

陛下が支持をだすと朝から流麗な美丈夫のギルバートが大きな袋を持ってくる。


「国庫から出された貴重な金貨だ。大事に使え」

ギルバートはそう言って膝をつくエレイシアに渡す。


エレイシアはそれを作法に則って丁寧に受け取り横に置く。

さすがにどうのつるぎくらいは買えるかな?とふざけた考えをしていると。


「それを入れる鞄を用意しておいた。これに入れるといい」

冷たい視線のまま気を使ってくれるギルバートはなかなかポイントが高い。

この視線にやられる令嬢もたくさんいるという。


「お主には必要ないかもしれんが、その鞄を使ったほうが目立たずすむだろう」

年頃の女性がもつようで、それでいてハイブランドを使用しているあたりさすがは王族といえる。

しかしエレイシアが今度はこの鞄が目立つのではと思うのはしかたあるまい。


それを有り難くうけとり、入りきらないはずの金貨を納める。

不自然なくらいにすっと入り、何事もなかったのようにしていると。


「大きな物を入れるときは周りを気にするように」

と陛下が注意してくる。


亜空間収納を気軽に使っただけなのだが、これも目立たないように使う必要があるのだとエレイシアは理解した。


「これだからお姉さまは・・・私が・・・!」

となぜか気合を入れているアイギスにエレイシアは気が付かない。


「では此度の謁見はこれまでとする!何かあったらメルナードに申しでるとよい!」

そう締めくくる陛下であった。


立ち上がり淑女の礼をして立ち去るエレイシア達、その後にメルも壇上を降り淑女の礼をしてエレイシアの後についていく。


立ち去ったあと宰相がいう。

「陛下、戦略級の戦力を野に放ってよろしかったのですか?」


「よい、あれは世界、いや神の子である。背けばわが国だけの損害で収まるまい」


「陛下の意のままに・・しかしなにか布石が必要になりますな」


「ギルバート、余計な事はするでないぞ」


流麗な目線を扉に送るギルバートは呟く・・・

「我が前に跪かせたいものよ・・・・」

初めて感情らしき貌をみせたギルバートであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ