雨の日は世界中のどこでだって降っているのだと思って
雨の日は世界中のどこでだって降っているのだと思っていたけれど
あなたからの手紙の返事でそれは違うのだと知った
考えてみれば当たり前のことなのに、なんであたしは今まで知らなかったのだろう
それはきっと、あたしにものを教えてくれるのがあなただけだったから
今まで知る機会がなかったんだ
知る必要もなかったのだろう
それからだ
あたしは雨の日がキライになった
同じ月を見上げているあなたを思うことさえできないのだから
早く雨が上がってしまえばいいのに