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四話 クズ共、逃げる。



 朝になった。

 警察が来ていた。

 僕は縄を解かれた。

 そのままパトカーに乗せられた。

 救急車が来ていて、ブルーシートに包まれたものを乗せていた。

 それが何なのか理解したとたんその場に泣き崩れた。

「なぎさぁああああ……! 畜生! 畜生! 畜生畜生畜生!! あいつら、絶対に許さない。この手で殺すまでは……ッ!」

 警察は何もしてくれていない。

 彼らは逃げた。

 どうしろと――?



 事情聴取を受けた後、精神病院に入れられた。

 そこで二年は過ごしたと思う。

 つらい二年間だった。


 出た後も無気力だった。

 何をしてもやる気は沸かない。高校にも入れず、ずっとパソコンをいじっている。

 あの時のデータはハードディスクが一杯で記録できなかった。

 それを知ったとき、またうつ病を発症し、病院に入院した。

 僕はなぎさに何にもできないじゃないか。



 いつ、どんな時でもなぎさのことを考えている。

 そもそもなぎさはなんであんなやつらについて行ってしまったのだろうか。わからない。




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