【第8話 ドワーフ王国潜入! 地下1000層の空っぽダンジョン】
大陸救済プロジェクト、第一弾。
目的地:ドワーフ王国「グラン・フォージ」。
飛行型キメラ(俺の新作・スカイゴーレム改)に乗り、リーファとプースケを連れて到着。
地下都市は圧巻だった。
溶岩が流れる巨大鍾乳洞、天井は見えないほど高く、無数の鍛冶炉が赤く輝いている。
出迎えたのは、ドワーフ王国の大使だった髭モジャおじさん――名前はガルド・アイアンbeard。
「ようこそ、佐藤殿! 待っておったぞ!」
ガルドの案内で、王宮(地下500層にある岩盤要塞)へ。
王(ドワーフ王グラム・フォージハート)が直々に説明。
「我が王国の誇り、『深淵鉱山ダンジョン』が空っぽじゃ。
全1000層、かつてはゴーレムやマグマスライムがうじゃうじゃおったが……今はモンスターゼロ。
鉱夫どもは仕事なく、酒ばっか飲んどる」
問題は深刻。
ドワーフ経済の9割がダンジョン産鉱石頼み。
モンスターがいない→冒険者が来ない→鉱石回収停滞→鍛冶産業崩壊寸前。
俺は即座に提案。
「全1000層、俺がモンスターで埋めます。納期は1ヶ月」
ガルドが目を剥く。
「1000層!? しかもドワーフ仕様の耐熱・高硬度モンスターじゃろ? 無理じゃろ……」
俺はニヤリ。
「無理じゃない。素材さえくれれば」
契約成立。
条件:
・溶岩鋼、マグマクリスタル、アダマンタイト鉱石を無制限供給
・報酬金貨1万枚+ドワーフ秘伝鍛冶技術の共有
作業開始。
地下100層に巨大臨時工房をマイクラスキルで爆建。
リーファがドワーフ素材を見て興奮。
「これだけのマグマクリスタル……私の魔法陣と組み合わせたら最強のゴーレムが生まれるわ!」
量産メニュー決定。
・1〜300層:マグマスライム改(耐熱・自己再生)
・301〜600層:溶岩ゴーレム(高硬度・範囲攻撃)
・601〜900層:アダマン・ドラゴイド(飛行+鉱石ドロップ増加)
・901〜999層:合作ボス級ランダム
・1000層:最終守護者「フォージ・タイタン」
合成開始。
俺のクラフトテーブルとリーファの魔法陣を並べて連携作業。
【マグマクリスタル+ゴーレムコア+溶岩鋼】→ マグマスライム改 1回で50体!
【アダマンタイト+古代竜骨】→ アダマン・ドラゴイド 10体同時生成!
失敗作ももちろん出る。
【失敗作・プースケ溶岩ver】誕生。
体が赤く熱々で、触ると火傷するけど可愛い。
プースケ(本家)が嫉妬して「ゴブスラァ……」と拗ねる。
2週間経過。
上層600層まで配置完了。
ドワーフ鉱夫たちが大喜び。
「おお! モンスターが戻ったぞ!」
「鉱石掘れる! 仕事が復活じゃ!」
だが、問題発生。
地下800層で異変。
配置したアダマン・ドラゴイドが、突然暴走。
「なんだありゃ! 俺らのモンスターが鉱夫を襲っとる!」
俺とリーファ、即座に現場へ。
原因判明。
ダンジョン深部に、古の呪いが残っていた。
「魔王戦争の残滓……世界樹の病がここまで影響してるのね」
暴走モンスターは俺のキメラじゃない。
天然発生しようとしたが魔力不足で暴走した「半成体」だった。
俺は決断。
「全層リコール。浄化してから再配置する」
ドワーフ王が慌てる。
「納期が……!」
「納期は守る。残り2週間で全部やり直す」
社畜魂、再燃。
俺とリーファは睡眠3時間で連日合成。
新仕様:全モンスターに「浄化ルーン」刻印(リーファの魔法+俺のエンチャントテーブル)。
最終日。
1000層全て、再配置完了。
1000層ボス「フォージ・タイタン」――
【全ドワーフ素材総動員+プースケ細胞】で生まれた、炎の巨人(Lv150)。
ドワーフ王が感涙。
「完璧じゃ……これなら冒険者も来る! 王国復活じゃ!」
報酬受け取り+おまけで「ドワーフ名誉市民」称号ゲット。
リーファが疲れた顔で笑う。
「和真、次はエルフ自治領ね……休みないわね」
俺は肩をすくめた。
「納期がある限り、休みはないさ」
プースケ溶岩verが「ゴブホノォ……」と熱く鳴く。
ドワーフ王国、救済完了。
次なる舞台はエルフの森。
大陸のモンスター不足は、まだ始まったばかりだ。
次回、第9話「エルフ自治領の森危機! 自然と人工の融合」




