【第7話 新章突入! 大陸規模のモンスター不足危機】
アビス・ラビリンス攻略から三ヶ月。
俺の「佐藤モンスター工房株式会社」は、王国公認の巨大企業に成長していた。
王都に本社ビル(マイクラスキルで三日で建てた十階建て要塞風)。
支店は五大都市に展開。
従業員は人間30名+失敗キメラ200体(プースケが部長)。
パートナーのリーファは共同代表。シルフィア副マスターも顧問就任。
毎日、依頼が殺到する。
「北の辺境にゴブリン1000体!」
「南の砂漠ダンジョンにサンドワーム級ボスを!」
「東の島国から飛行型モンスター空輸希望!」
俺はデスクで請求書を山積みにしながら、満足げにコーヒーを飲む。
「これが……ホワイト企業か……」
だが、平和は長く続かなかった。
ある朝、王城から緊急召喚。
謁見の間に、王様の他に、見慣れない三人が立っていた。
・ドワーフ王国の大使(髭モジャの頑丈おじさん)
・エルフ自治領の長老(白髪の厳ついお爺さん)
・獣人連合の女族長(猫耳のグラマー美女)
王様が重い口調で告げた。
「佐藤和真よ。大陸全体がモンスター不足の危機に陥っている」
原因は「魔力枯渇現象」。
大陸中央の「世界樹」が弱っており、天然モンスターの自然発生がほぼゼロに。
このままでは一年以内に、全ダンジョンが空っぽになる。
各国は俺の会社に白羽の矢を立てた。
「そなたに、大陸全土のモンスター供給を一任したい」
報酬:成功時、各国から金貨1万枚+貿易特権+大陸共同称号「モンスターの守護者」
失敗したら……大陸経済崩壊、戦争勃発。
俺は即答した。
「引き受けます。ただし、条件が三つ」
1. 各国に支店建設の土地無償提供
2. 素材の優先供給権
3. 全権委任(配置・価格・デザインは俺が決める)
全員即諾。
こうして、新章「大陸救済プロジェクト」が始まった。
まずは調査。
リーファとプースケを連れ、飛行型キメラで大陸一周。
・ドワーフ王国:地下ダンジョンが空っぽで鉱夫失業中
・エルフ自治領:森のモンスターゼロで生態系崩壊寸前
・獣人連合:草原に獲物がいなくなり食糧危機
・人間王国:すでに俺が支えてるが限界近い
どこもヤバい。
帰還後、作戦会議。
「単純に量産しても追いつかない。根本解決が必要だ」
リーファが提案。
「世界樹に魔力を補給すれば、自然発生が復活するかも」
だが、世界樹は魔王戦争の古傷で弱っている。
治療には「超大量の魔石」と「古代の儀式」が必要。
俺はニヤリと笑った。
「だったら、俺たちで世界樹をリフォームしよう」
計画決定。
1. 大陸全土でモンスター配置を続けつつ、魔石を大量回収
2. 各国協力で古代儀式再現
3. 最終的に、世界樹の根元に「永久モンスター発生装置」(俺のマイクラスキル+リーファの魔法陣の合作)を設置
プロジェクト名:
「Operation Monster Renaissance」
プースケが「ゴブスラァ!」と気合を入れる。
俺は立ち上がった。
「よし、全社員出動だ。大陸規模の納期地獄が始まるぞ」
だが、なぜか胸が熱い。
モンスター不足を救う──それが俺の仕事だ。
この大陸を、俺の軍団で満たしてやる。
次回、第8話「ドワーフ王国潜入! 地下1000層の空っぽダンジョン」




