【第12話 真の魔王覚醒! 俺の軍団 vs 最後の敵】
大陸全土のモンスター不足が解決してから、わずか一週間。
俺の「佐藤モンスター工房株式会社」は、もはや大陸最大の企業になっていた。
本社ビルは王都のシンボル。
支店は全地域に展開。
従業員は人間・エルフ・ドワーフ・獣人・魔族の混成チーム+失敗キメラ軍団数千体。
プースケは全ver統合で「プースケ・オールマイティ(Lv180)」に進化。
リーファ、ライラ、ルシフェリアが共同副社長。
シルフィアは顧問兼広報担当。
毎日、感謝の手紙と依頼が山のように届く。
「ありがとう、モンスターのおかげで家族が笑顔になった」
「冒険が楽しくなった!」
「これで戦争は起きない……」
俺はデスクで請求書を処理しながら、満足げに息をついた。
「これで……本当に終わったな」
だが、その夜。
世界樹の根元から、黒い雷が落ちた。
大陸全土が揺れる。
空が裂け、赤黒い裂け目から声が響く。
「フハハハ……よくやったな、人間ども。
世界樹の病を浄化したおかげで、俺の封印が解けたぞ」
真の魔王――「ヴォイド・エターナル」。
魔王戦争で倒されたはずの存在。
いや、倒されたのは影武者だったらしい。
本物は世界樹の奥深くに封印され、世界樹の病を糧に復活を待っていた。
魔王の声が大陸中に響く。
「感謝するぞ、佐藤和真。
お前の軍団が世界樹を健康にしたおかげで、俺は完全復活できた!
今から、この大陸を闇に還す!」
黒い霧が世界樹から噴き出し、モンスターたちが次々闇に染まる。
自然発生のモンスターも、俺の合成モンスターも、暴走開始。
王都がパニックに。
冒険者たちが叫ぶ。
「和真さん! 助けてくれ!」
俺は工房の屋上で、仲間たちと並んだ。
リーファ「和真……これは……」
ライラ「私の草原が……」
ルシフェリア「私の闇が……」
プースケが「ゴブ……!」と俺の肩で震える。
俺は静かに笑った。
「納期は守る。
大陸の平和も、守る」
最終作戦開始。
俺のマイクラスキル全開。
全素材をインベントリにぶち込み、究極の合成テーブルを展開。
各国秘伝を総動員。
・ドワーフの鋼
・エルフの精霊
・獣人の活力
・魔族の闇
・リーファの魔法陣
・プースケの細胞
【全大陸素材+プースケ・オールマイティ】→
「クリエイター・エターナルドラゴン(Lv250)」誕生!
俺の最高傑作。
光と闇のバランスを保ち、無限再生+全属性攻撃+大陸全土バフ。
さらに、俺は全軍団にコマンド入力。
「全モンスター、浄化モード!
魔王の闇を、光に変えろ!」
大陸中のモンスターが一斉に光り輝く。
暴走が止まり、逆に魔王の闇を吸収し始める。
魔王が咆哮。
「な……何だこれは!?
俺の闇が……浄化される!?」
俺はドラゴンの背に乗り、魔王の裂け目へ突入。
最終決戦。
魔王の攻撃が俺を襲うが、ドラゴンが盾に。
「無駄だ! お前の軍団は俺の糧になる!」
だが、俺は笑った。
「違う。
俺の軍団は、大陸を守るためのものだ」
全軍団が一斉に魔王へ突撃。
プースケが先頭で「ゴブスラァァァ!!」と突っ込む。
リーファの精霊、ライラの獣化、ルシフェリアの闇召喚が融合。
魔王の体が、次第に光に包まれる。
「ぐあああ……こんな……人間ごときに……!」
最後の咆哮。
魔王の体が崩れ、光の粒子となって消える。
世界樹が輝き、大陸全土に虹がかかる。
戦闘終了。
俺はドラゴンの背から降り、仲間たちに囲まれる。
リーファ「和真……終わったわね」
ライラ「これで……本当に平和だ」
ルシフェリア「あなたは……私の光だった」
プースケが「ゴブ……!」と俺の頭に飛びつく。
王都の広場で、大祝宴。
冒険者たちが俺を担ぎ上げる。
「和真万歳! モンスターの神!」
「これからもよろしくな!」
俺は静かに呟いた。
「納期は守った。
請求書も、全部払ってもらったな」
大陸は、俺の軍団に守られている。
これからも、モンスター不足なんて起きない。
俺の仕事は、終わらない。
(第12話 完)
【完結】




