【第11話 魔族領の闇! 最後のピースと最終決戦の予感】
大陸救済プロジェクト、最終章。
残された地域:魔族領「シャドウ・ヴォイド」。
スカイゴーレム改で飛ぶこと二日。
眼下に広がるのは、永遠の闇に覆われた荒野。
赤黒い空、溶岩の川、歪んだ影が蠢く不気味な大地。
着陸地点で待っていたのは、魔族の女王――漆黒の翼と角を持つ絶世の美女、名前はルシフェリア・ノワール。
「ようこそ、佐藤和真……人間の救世主よ」
ルシフェリアの目は冷たく、しかしどこか疲弊していた。
魔族領は、魔王戦争の傷跡が一番深い場所。
世界樹の病がここまで進行し、自然発生モンスターはほぼ絶滅。
魔族たちは自らの魔力を削って人工モンスターを生み出していたが、それも限界。
「我が民は飢え、闇に飲み込まれつつある……
お前の合成術で、闇に適応したモンスターを供給してくれ」
俺は頷いた。
「了解。闇属性特化型で、魔族の生活を支えるモンスターを作ります」
女王の謁見室で即決。
条件:
・報酬金貨1万枚+魔族秘伝の「闇の召喚術」
・失敗したら……領土追放(最悪、闇に還る)
作業開始。
闇の荒野に臨時工房(黒曜石風にマイクラスキルで構築)。
リーファが闇の結晶を見て震える。
「これ……強すぎる魔力。私の魔法陣が暴走しそう……」
メニュー決定。
・低層荒野:シャドウゴブリン(影に溶け込み、偵察・狩り特化)
・中層:ナイトメアワイバーン(闇の息吹で敵を幻惑)
・深層:ヴォイドオーク(無限再生で不死身級耐久)
・中央ボス:【全魔族素材+プースケ細胞+闇の核】→ 「アビス・オーバーロード」(Lv170・闇の支配者型)
合成開始。
俺のクラフトテーブルとリーファの魔法陣を闇バージョンに強化。
【シャドウクリスタル+ゴブリン魂+闇の霧】→ シャドウゴブリン 1回で200体!
【ヴォイドオーブ+ワイバーン翼】→ ナイトメアワイバーン 夜空を覆う群れ生成
失敗作も出るが……。
【失敗作・プースケ闇ver】誕生。
体が黒く透け、目だけが赤く光る。
「ゴブ……シャドウ……」と可愛く(?)浮遊。
プースケ(本家)が四度目の嫉妬で「ゴブ……」と落ち込む。
1週間で領地の半分配置完了。
魔族戦士たちが試しに狩り開始。
「闇に溶け込む……完璧だ!」
「これなら飢えが凌げる……感謝するぞ、人間!」
ルシフェリアが静かに微笑む。
「ありがとう……私の民が、初めて笑った」
だが、クライマックスに最大の異変。
中央の「闇の核」で、世界樹の病が最終形態に覚醒。
黒い霧が爆発的に広がり、配置した全モンスターが闇に飲み込まれ暴走。
「これは……大陸全土を覆うレベル!」
ルシフェリアが絶望。
「世界樹の病……もう手遅れか……」
俺は笑った。
「いや、ここで終わるかよ。納期は守る」
全モンスターに「光の浄化ルーン」緊急投入。
これまで集めた各国素材(ドワーフ鋼、エルフ精霊、獣人活力)を総動員。
リーファの精霊召喚+俺のエンチャントで、大陸全土を繋ぐ「光のネットワーク」構築。
暴走モンスターが次々浄化され、逆に世界樹の病を吸収。
最終ボス「アビス・オーバーロード」が病の核を飲み込み、完全体へ進化!
Lv200・大陸守護神級に覚醒。
闇と光のバランスを保つ究極の存在に。
ルシフェリアが膝をつく。
「……お前は、本当に大陸を救ったな」
闇の領地に、光が差し込む。
魔族たちが初めて陽光を浴び、涙を流す。
報酬受け取り+「大陸の調停者」称号ゲット。
ルシフェリアが俺の頰に触れ、囁く。
「和真……お前がいなければ、私は闇に沈んでいた。
これからも……傍にいてくれ」
プースケ闇verが「ゴブシャドウ!」と浮遊しながらみんなに懐く。
大陸全土のモンスター不足、完全解決。
世界樹の病は浄化され、自然発生が復活。
俺の軍団は、今や大陸の生態系そのもの。
だが、最後に小さな影が。
「まだ……終わっていない」
世界樹の奥深くから、かすかな声。
「真の魔王……復活の時が近い」
次回、第12話「真の魔王覚醒! 俺の軍団 vs 最後の敵」




