表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
居眠り卿と木漏れ日の姫  作者: 中里勇史
新たな任務
1/77

序章

本作は『居眠り卿とナルファスト継承戦争』の続編です。

 木陰を抜ける涼風で枝が揺れ、優しい影と夏の峻烈な日光が行き来するのを感じる。木漏れ日がまぶたを貫く。

 「生きておるか? ならばほれ起きよ。いつまで寝ておる。起きろというのに」

 女性の美しい声がする。と同時に、一気に覚醒した。

 目を開けると、木漏れ日で目がくらんだ。

 「おお、気が付いたか」

 大層古風な話し方をする少女は破顔した。真夏の木漏れ日のような、優しくて柔らかい、そして鮮烈な笑顔だった。

 15、16歳くらいだろうか。彼女は、興味津々、好奇心むき出しの表情を浮かべてぐいぐいと迫ってくる。翠玉色の瞳がきらきらと輝いて、面白い答えを待っている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ