ブルームテイル -彼を勇者にしたのは運命でも剣でもなかった-

≪二章始まりました≫

エルフの少女"オリビア"は、ある日頭をぶつけた事で前世を思い出した。

魔法のある世界、そして自身の持つ特別な"加護"
彼女は新しい人生に心躍らせていたが、現実は村の古いしきたりに縛られ、退屈な日々の繰り返しーーー


しかし、そんな日々は村が襲撃された事で突然終わりを迎えた。


ーー約束だ

ーーごめんね、愛してるわ…

ーー異端者が‼︎

ーーそなたは、どう生きる



一面に咲き誇る赤い花、そしてその花と同じ髪色をした男の前にオリビアは静かに膝をついた。


「勇者様」
「君は……」
「どうか私を選んでください」


彼女は一輪の赤いラナンキュラスを勇者に差し出した。


これは、赤髪の勇者と緑髪のエルフが織りなす箱庭の世界の物語



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以前投稿していた小説を書き直し、再投稿しています。
魔王討伐、恋愛要素、転生転移憑依要素有り。
挿絵はありませんが最近活動報告にてオマケイラスト掲載しております。