表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星々の残響  作者: ナイヤ
3/3

第三話 暗闇の輪舞曲


 ALICEが言った。

 

 「大破しました。申し訳ありません。光学迷彩の空雷装置(ディポッド)だと思われます。」


 空雷装置(ディポッド)

 接触した瞬間に爆発するこの装置は無重力空間に放つのが一般的だ。

 惑星の周囲や、航路の死角などに宙族や貿易商などを立ち入らせないように撒いておくのが一般的だ。

 主に軍の作業に使われるもので、宙戦機が搭載し戦闘で使用する例をクラウはこれまで聞いたことがなかった。

 そして、敵が使っているものはそれに光学迷彩がついたものだった。

 ALICEでも見破ることができないほどの、圧倒的な擬態。

 機雷装置は宇宙空間と一体となり、虎視眈々と敵が近づいてくるのを待っている。



 その隙を見逃さず、さらにクラウは機首を傾け、ヴァルチャーの主砲をもう一度放った。


 蒼白い閃光が敵機を貫く――


 爆発は――なかった。

 敵機はそのままふらふらと宙を漂い、やがて動きを止めた。


 その様は、まるで死んだ魚のようだった。

 生きていたかのようなあの存在は、今、動かない金属の塊となっていた。


 だがクラウは息を切らしながら、わずかに震える手で操縦桿を握って、目の前を凝視していた。


 (……なんなんだ、あれは)


 燃えるような汗が額を伝っ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ