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マジックバック

 財布を取りに部屋に戻る。

コインを全て出してポケットに入れておく。

あれ?何か不可思議なことが起こっている。

それが何か解らない。

気に掛かる……

タブレットを見ると充電が15%になっているので、充電器のプラグに魔石を近づける。

赤い魔石で本当に急速充電出来ている。

充電が終わると白い魔石になってしまった。


『オナカ スイタ』起きたユキの第一声。

身体が大きなタイガーになっていたので、少し驚いたのは秘密だ。

「ごめん。忘れてた。でも、何食べるの?」

『イママデノ フードデ イイヨ! アサト ヨル』


 バッグは一目惚れで買ったレザー製で大きめの3wayビジネスバックだ。

これからはリュック型で使用しよう。

今日は満月だろうか?

神様はこれがマジックバッグだと言った。

手の甲が少し光り紋様が現れる。

不安になりながら、(餌と入れ物?)と思いバッグに手を入れると

木製の大きいサラダボールと大袋のキャットフードが出てくる。

「これでいいの?」

『ミルクガ アレバ ホシイカモ』

慌てて厨房にミルクを貰いに行く。

「これで足りる?」一袋すべて入れてみる。

『ダイジョウブ ダヨ』ユキは嬉しそうに食べている。


 呼ばれたので食堂に移動し、朝食を皆で取る。

朝から凄いご馳走みたいだ。

色が少し付いている。無理して輸入品の材料を使っているのだろう。

早く色を付けよう!

「僕今日から使徒様のお手伝いするよ。でもダーナはどうするの?」

「そうね……いろいろ動きたいけれど一緒で大丈夫かな?」

「使徒様。ダーナは私がみますので大丈夫です」

そう言ったのは修道女ジャタだ。

今までは食堂が忙しい時間、ケープと一緒に薬草採取をしていたらしい。

「教会でダーナを預かるようにします。孤児達も数人いますから」

教会の裏には孤児院があり、数人の子供達が住める場所があるらしい。

食事の後、皆で一緒に教会に行く。


 祈ると昨日のように光に包まれる。

『 昨日はいなくてごめん!アポロに会ったのでしょ 』

「義足を描いたら大騒ぎになったけど大丈夫ですか?」

『 大丈夫よ……。無くなった脚は聖女以外では取り戻せないけど、義足ならOKよ。

  この機械だと消して書き換える事も出来そうね 

  そして、少年を助手に設定……あれ、もう設定しあるわ 』

本当に大丈夫なのかと少し不安になる。

「それと、作物一つ一つだと時間がかかるけど……」

『 同じ種類の物は一度に全てペーストすればいいわ!

  目で見える範囲は出来ると思うわ。

  後は三日後ね。 じゃ 』

光が消えていく。なんかいつも一方通行みたいだ。



読んで頂き有り難うございます。

感想等いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

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