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詩歌集2

夜の逃避行




 おうちのことも

 明日学校に行くのも

 なんだか全部が嫌になった

 22時

 全財産と お部屋にあったお菓子を鞄に詰めて

 こっそりと おうちを出た


 門の外に出ると

 同時に 隣のおうちの門扉が開いた

 幼馴染みの男の子

 ちょっと気になる人

 聴くと彼も

 何もかもが嫌になって 出てきたって

 

 私と彼は顔を合わせ こくん

 ふたりで夜に飛び出した


 夜の逃避行

 ふたり並んで 何処かへ

 誰も知らないところへ

 誰も来れないところへ

 ふたりで 一緒に


 夜の逃避行

 手を繋いで 何処かに

 ふたりきりで

 ふたりだけの世界へ

 何処までも 一緒に


 夜の逃避行

 夜空で星が煌めく

 その下を駆ける ふたり

 苦しくないところへ

 楽しいところへ

 

 夜の逃避行

 何処までも 何処までも

 ふたりで夜の世界を

 逃げる──




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