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コンビニでお菓子を買う至福のひととき

作者: 猫乃つづり

テクテクと歩いていくといつもとは違う風貌が僕の視界に映っていく。

僕は外に出ることといえば仕事と外食かコンビニ弁当とか新発売のゲームを買ったりとか明確な目的がないと外出なんてしないからだ。

まぁ、このことから分かる通り、僕は料理が下手だ。

だけど、料理ができなくても食っていけるだけの貯蓄とマネージメント管理はできているので今のところ問題ない。

まぁ、暇があったら料理の1つや2つ習得してみようとは考えてる(予定)。

だから、僕にとって、午後三時、しかもやっと取れた日曜日というのはなかなかない機会で、外に出た時は朝か夜ぐらいなもんだから、新鮮さを帯びていた。

僕の住んでいる街は比較的ゆったりしている都心の郊外にある街で、交通の便もいいから、人口も多い。

あと、家賃とかも物価も都心に比べたら安い方だった。

だから、僕はそこにした。

だけどそれだけじゃない僕が選んだそれは

緑が比較的多いからだ。

なぜかというと、僕が育ったところは緑豊かな自然溢れる場所で育ったからだ。

あの頃は思えば、虫とかなんやでギャーギャー騒いでいて良さがわからなかったり、寒さでトイレなんかする時は苦労もした。

交通の便も悪いし、僕はもっと利便性のある、虫とかがいない環境に暮らしたかったと思っていた。

今じゃなんでその場所を選んだかわかったとはいえないまでも、その良さには気づけたと思う。

と色々考えているといつの間にかコンビニの看板が見えてきた。

徒歩5分など短く感じた。

どうしようか、まず何にしようか。

僕はスケジュールを立てるかの如く考えてみる。

ポテイト……コーラ……チョコレートで甘々コンボうーんそれもいいけどなぁー。

僕は頭の中で脳内会議をう○る風に始めようとしてみた。

しかもフードとそれぽいっキャラを作成してみて

ちなみに僕はアニメも好きだ。

ジャンルは日常系アニメ、そのほのぼゆったりしている様は僕の心を癒してくれるかけがえのないオアシスに等しかった。あぁそうだ帰ってアニメ見よう。

そうこうしているうちに僕の頭の中の人たちは会議をスタートさせていた。


(これよりお菓子何にするか会議を始める)


白い手袋をはめたエ○ァに出てくるキャラで重苦しく訪ねる。

あぁお腹すいた……


(あっあのすいません!)

(なんだ?)


一斉に集まる視線に僕は緊張する。

ちなみにこれはオリジナルの僕。

意を決して口を開く


(あのここで終わらせていただきます!)

(おいちょっ)


お驚きの声を聞かずして、脳内会議はシャットアウトされる。

ごめんね、参加してくれた自分。

まぁこれはまた暇な時に脳内会議をしてみるか……

とりあえず、今はその場で考えよう。

僕はそう考えて松尾芭蕉のように徒然なるままにコンビニの中に入っていくのであった。



ウィーン

と鳴る無機質な機械音からのいらっしゃいませーと元気な声で挨拶するコンビニの店員さん。

そのこころゆきが例え形式ばったものであろうとも元気に挨拶するというのはお客であっても嬉しいものである。

僕はどうなのだろうかというと……ちょっと見習いたい気持ちになった。

そう心に学んだ。

そして、店内を見渡すとポツポツとではあるが買いに来ている客がいた。

そこでは多分、いろんな目的があってきたのだろうと思う。

一人は漫画を買いにどれを選ぶか迷っている。

まぁ悩むよね、最近ではコンビニで漫画を買うのはそう珍しくない。

でも、大抵並ぶのは王道的な漫画とか有名な昔ながらの漫画とかそんな具合だ。

でも、悩むというのなら読みたい漫画を があるのだろうと思う。

しばらく、その場で考えこんでいるとため息をついたように買おうと思っていた商品とともにレジに向かう。

まぁそうだよね、コンビニだもん、書籍はあるけど充実はしていない。

その点では本屋さんに行ってもいいが、ついでということでぼくも見て買ってしまうことがあるし。

とりあえず、お菓子ついでに漫画を探してみるか。

そう頭の中にスケジュールを組み込む。

余談だが、漫画もあるならラノベもおいて欲しいと意見ボックスがあったら書きたい。

あぁネットで言えるところがあるなら書いてみよう。絶対売れるよ!絶対!

特に希望はガガガ文庫の俺ガ○ルの7.5巻が欲しいです。

なら書店で買えよっていう話ですね、はい。

そんなこんなで考えているとお菓子の棚にゾーンに入っていた。

僕は早速宝の山でも見たかの様に顔を思わず輝かせる。

やっやばいやばいもし、人がたくさんいたら、変人扱いされていただろう。


ごほんと一旦咳をついて居住まいを正すと正面の棚に目を向ける。


まず目につくのはポテイト類に目がいく。

なぜなら、ポテイトは舞台上での主役と言ってもいい。

ゲームソフト『お菓子な主人公のお菓子な時間』というギャルゲーがあったとしよう。

レーティングとしてはD、ちょっとお色気シーンがある感じだ。

いや、やっぱ、ここはお菓子だからこその○し《おか》にした方がいいのではだから、レーティングをEにすれば、神ゲーになるかも。ニヤリはっいかんいかん!何を考えているんだ僕は!


ごほん、ひとまず閑話休題……


まぁもし、そういうゲームがあったとするなら、可愛い妹がいなくて絶叫するぐらいのレベルだ。

えっ!?妹別にいらない?んだとコラァと怒ってしまうかもしれない。

こんな自分が怒ってしまうぐらい妹というポジションは重要なものなのだ。


まぁつまり、妹=ポテト=主役ということだ。

もしかしたら、ゲームの例えはいらないかもしれない。

でも、まぁいいか、あっ帰ったら閃○カグラのゲームやりたくなってきたな……

と僕の頭の中はニヤニヤしてしまいそうになる。

ダメダメ今はニヤリとしたらキモがられる。

そして、目の前のことに集中することにした。

何をやってるんだ僕は


今日の僕はなんか変だ


でも


このいつもと違う自分が何故だか不思議といやじゃない。

いつもの自分は会社のことばかり考えていた。

ゲーム発売までのプログラミングの修正作業とかとてもじゃないけどキツく辛かった。

だからこそやりがいを感じてるから良いんだけど。


こうして、ほのぼのとした僕の時間は過ぎていく。




ありがとうございましたーと気持ちのいい挨拶を耳で聞きながら、僕は買い物袋を満足そうにぶら下げる。

ちなみに買ったもの、ついでにRPG風にして表現してみよう。

題して『お菓子deクエストドッキドキ!』このゲームはレーティングがDでセクシャル表現があるが、登場人物全員美女、幼女とか色々、(僕的には妹キャラで埋め尽くしたいこれ願望ですね)なキャラで主人公だけ僕……じゃなくて男主人公とかで仲間増やして魔王を倒して嫁にしていくエンドとか全員死亡エンドとかもやしエンドとかエトセトラエトセトラ……様々な複数エンドを用意しておいて、一番いいエンドは幼馴染じゃなく、妹キャラとの……ウヘヘグヘッジュル、ちなみに現実には出てないから問題ない。

あぁこれは後で僕の正しい部分は黙ってないのだと思うけど。

ごほん、まぁとりあえず、役割分担していこう。

お菓子界の勇者!ポテイト シャキーン

お菓子界の壁役!コーラ ドン

お菓子界の回復オアシス役アーモンドチョコレート !よっよろしくお願いします ぺこり

(以下省略)

ちょっとだけと思っていたけど、たくさん買ってしまった。

そのせいか、重い。

でも、それは心の持ちようで変わるものだ。

軽いと思えば軽い、重いと思えば重い、じゃあつまりは地球でさえも軽々に持ち上げる事が出来る。

じゃあみんなウ○トラマンになれるじゃん!というとそうでもないので、あくまで心の中のお話なのですが。

僕はひとまず歩みを進めようとした時、意外な人物から声がかかる


「おぅ、あゆむくん奇遇だねぇ」


どっかの北の○からの人かよと思ってしまう口調の人は一人しかいない。

つまるところ、それは僕の会社の上で年は離れている。

20代と50代

考え方によっては親子と言ってもおかしくないか先生と生徒ぐらいだろうか。

しかし、今回は後者だ。

なので気まずい


「あっはい、本当に奇遇ですねあははは」


あはははじゃないだろー!と自分の頭を殴りつけたい気分になった。

もしかしたら、失礼な態度かと頭の中に不安がよぎるしかし……


「お菓子好きなんだねぇ、俺も好きだよぉ〜」


そんじゃと言って、コンビニの中に入っていった。

まだ慣れない職場だけど、あの人ももしかしたらお菓子を買いにいったのかな?

でも、それは他人の至福の時間であると思うからわからないけど。

今はとりあえず、一人パーティとしゃれこもうかねぇ〜と上司の口癖を真似して街を歩いていくのであった。

あっそうだお菓子をモデルにしたエ○ゲー作ってみよう。

同時にゲームを自主製作をしてみようと思う僕でもあったのである。

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