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92 映画「セッション」

 

 こんにちは。

 今回はこちらの映画。


 例によって、関西の映画館、塚口サンサン劇場さんでリバイバル上映されていたものを、このほど観にいくことができました。

 実はこの日、わたくし朝からひとり美容室へいき、そのまま塚口サンサン劇場さんへ。時間がいけそうだったら観ようと思っていた「カラオケ行こ!」の2回目も観ることができ、「セッション」はその次に、そしてさらに日本のアニメーション映画「BLUE GIANT」まで続けて拝見してまいりました。

 いや~6時間! しかもどれも音楽つながり!

 こういう憎い演出がサンサン劇場さんの持ち味なんですよね。


 さてさて。

 あらためまして「セッション」のお話を。


 〇「セッション」(原題:「Whiplash」)

 2014年製作・公開 アメリカ

 107分

 監督:デイミアン・チャゼル

 出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ ほか


 実はこちら、昔、日本で最初に公開されたときに某国営放送の「あさイチ」映画コーナーで紹介されましてね。そのときにも気になってはいたのですが、結局観にいくことはできず。

 でも素晴らしい作品であることの証明というのか、その後、第87回アカデミー賞で計3部門、そのほか有名な映画賞を多く獲得しています。


 ストーリーのさわりを少しご紹介。

 ジャズドラマーを目指して励み、名門の音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は19歳の青年。家族や親せきはあまりニーマンや音楽を評価してくれないという家庭環境の中、孤独に練習を続けていました。

 伝説の教師と呼ばれている大学の先生フレッチャー(J・K・シモンズ)に見いだされ、彼から指導を受けることに。

 しかしフレッチャーは非常に厳しい男で、驚くような罵声、罵詈雑言を学生たちに浴びせ、まるで軍隊かのようなストレスフルな指導をする教師。学生たちは次々にメンタルを病んで脱落していきます。ニーマンももちろん、すさまじいしごきを受けることに。


 もうこのシーンが、まことに「狂気」と呼べるほど。この怪演でJ・K・シモンズはアカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞をうけたそうなんですが、まあほんともう、背筋が寒くなるほど怖いのです。いやほんと狂気。

 血みどろの手で練習をつづけ、やがては命すら危険にさらすほどになるニーマンでしたが、やがて最後のすさまじい「セッション」に向けて物語は急激にきわまっていくのでした……。


 もうね、この最後の10分ほどの演奏シーンが圧巻。

「圧巻」という言葉で表現するにも余りあるほどのすさまじいシーンでした。こちらはもうぜひ映画館で、しかも音響のいい箱で観ることを強くお勧めしたい映画です。

 体じゅうが熱くて、見終わったあとは放心していまいますよ……。


 ではでは、つぎはこのまま「BLUE GIANT」のご紹介へと向かいたいと思います。よろしかったらまたお付き合いくださいませ。


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