新年度を迎えるにあたって
こんにちは。
こちらのエッセイを書くのは、なんと昨年の6月24日以来だということに気がつきました。その時は、ちょうど「小説家になろう」での、毎日更新一年目の御礼をさせていただいたのでした。
長編「白き鎧 黒き鎧」が完結して、「毎日更新一年目まで、あと4ヶ月以上もあるなあ。さあこれから何を書こう」なんてちょっと悩んでいたのが、もはや懐かしく思われます。
今日は、3月31日。
先日、これまでで最長となる物語をどうにか完結させてから、しばらく他のエッセイと拙作のイメージイラストを描くことに専念しておりましたが、今日は明日から新年度という節目の日でもあり、これまで拙作をご覧下さってきた皆様へのご挨拶のため、こちらへ投稿させて頂くことと致しました。
毎日更新とは言いましても、日に二話も三話も別の話を更新したこともありますので(今となっては勿体なかったとか思っている奴がここにいます)、改めてここで数えてみたところ、「なろう」と「ムーン」を通じ、人物紹介や資料ページ、二次作品を除いて770話を更新してきたことが分かりました。
長編作品だけでも、恐らく200万字以上は書いていることになります。
ということで、「これはもう毎日更新二年だと思ってもいいことにしよう!」と勝手に思っている、ちょっとずるいつづれです(笑)。
ごあいさつだけではなんなので、小説を書くお話も少し。
この「小説家になろう」のサイトで作品を発表されたり、読んだりされているみなさんは、きっと文章を読んだり書いたりすることにはさほどの抵抗を覚えないかたばかりだろうと想像されますが、さて一念発起して「小説を書こう!」と思っても、なかなかすぐに思ったようなものは書けないものだと思います。
勿論私も、十分自分の納得のいくものが書けているとは思っておりません。
けれどもまあ、「日記」の回でも少し申し上げたのですが、物事はいつでも小さなことから始まるのでしょうし、その小さなことが集まって大きなことにもなってゆくわけです。
ですから、「小説を書きたい!」と思われる人は、まずは小さな文章を書くことから始めるといいのかなと思います。私のような、気の張らない短い日記でもいいでしょうし、ちょっとしたメモ帳をいつも持っておいて(スマホに直接打ち込む等でもいいのでしょうが・笑)心の中をゆきすぎていく僅かな言葉を書き留める、というようなことでもいいのかも知れません。
何かを「書きたい」なら、まずは見切り発車でもなんでもいいので、ちょっとでも毎日書くといいのではと思います。まとまったものや素晴らしいものをいきなり書こうと思っても、なかなか難しいものなので、まずは人に見せることは考えないで、「書くこと」そのものを目標にしてはいかがでしょう。
と、ちょっと脱線してみましたが。
私事ですが、実は4月から、育児期間中にとった資格を活用しての仕事を始めることにもなり、恐らく今までのようなペースでは到底執筆などできなくなりそうでもあり。また、父の容態もよくないため、いつ何があってもおかしくない状況であったりで。
この二年近くで、ながいこと溜め込んできた妄想という妄想を吐き出してしまったというのもあって、しばらくはもう、ごく暢気にマイペースに執筆しようかと思っております。
文章もそうなのですが、これまで描きたい描きたいと思いながら描けなかった拙作のイメージイラストも、もうちょっと描いてやろうかなと思っておりますし(かな〜り、キャラたちに怒られていますので・笑)。
そのようなわけで、この節目にあたって、これまで拙作を温かい目で見続けてくださった皆様に、この場を借りて御礼と、ご挨拶を申し上げたいと思いました。
これまで、日常的にSNSなどで温かなご感想をくださったり、こちらサイトへのご感想やレビューをくださったり、活動報告へ優しいお言葉を残してくださった皆様、拙作へのイラストや二次作品までおかきくださったみなさま、本当にありがとうございました。
新年度にあたって、新生活、新しい環境へ飛び込まれる皆様も多いかと思いますが、お互いマイペースに、無理をせずにこつこつと頑張ってまいりましょう。
本当にみなさま、これまで温かなご愛顧をありがとうございました。
この場を借りて、心より御礼を申し上げます。
すべての皆様に素敵な春が訪れることを、心からお祈り申し上げております。
平成29年3月31日
つづれ しういち