毎日更新1年を終えて
今回はもう、このタイトルどおりです。
なによりもまずは、拙作をお読みくださり、ブクマしてくださったり、ここまで励ましてくださったり、イメージイラストを描いてくださったり、二次創作の小説を書いてくださったり、レビューやご感想を下さったり、ツイッター上、またオフ会などで作品に関して様々な楽しいお話をしてくださった、すべての皆様に感謝を申し上げたいと思います。
こうして並べてみて、その多さに改めて驚くとともに、なんて私は読者さまに恵まれた幸せものなのかと思い、ちょっと涙してしまいました。
お一人お一人に御礼を申し上げたいところなのですが、この場を借りても申し上げさせてください。
本当に、本当にありがとうございました。
昨年、2015年6月24日からこちら「小説家になろう」及び「ムーンライトノベルズ」に小説を投稿し始めて、お陰様で、今日で一年の節目を迎えました。
先ほど電卓を片手に確認してみたところ、人物紹介や資料ページ、それに二次創作の作品や「お絵かきの部屋」を除く、純粋な「小説のページ」のみで、今日までで421話を更新し続けてきたことが分かりました(「命と震災とできること」に関しては、重複しているためカウントは一話分です)。
こうして数字にしてみて、改めてびっくりしております。ちょっとビビりました。
本当に私、こんなに書いたんだ……。
当初は大変軽い気持ちで、最初のムーンライトでの作品さえ書ければいいやぐらいの気構えだったものが、気が付けばいつのまにか毎日更新をし続けていて、遂には「なろう」のほうへも進出し、そこでもまた単なる流れだったのですが結果的に結構な長編作品を書くことになってしまった、ただその結果に過ぎないことなのですが……。それにしても驚きです。
考えてみれば、それもこれも、読者さまがたの温かい励ましやお言葉があってこそ続いたのだろうなあと本当に思います。
この「なろう」でも、よく「ブクマが増えない」「感想がもらえない」と嘆いていらっしゃる書き手さんのお言葉をよく目にしますけれども、本当に、ものを書く人間にとって、そうした読者様からの温かな反応ほどモチベーションを保たせて貰えるものはないですよね。本当にありがたいことだと思います。
ですからその分、私もできるだけ、様々な「なろう」作家さまの作品を拝読して差し上げたいなあと、本当に微々たることではありますが、ちまちまと拝読しては感想を入れたり、ツイッターでの読了報告などを流させていただいている次第です。
とはいえ、拝読したい作品は山ほどあるのですが、ブクマは増える一方で、読んでも読んでも減らず、むしろ増えてゆくという心苦しい状態が続いております。
他の方の作品をなるべく読ませていただくのも、単に御礼のためというだけでなく、それはもちろん、いろんな方の文章に触れることで構成であったり修辞であったりといった技術的なことも色々と勉強させていただけるから、ということもあります。
自分ひとりの世界にいるだけでは、どこかで煮詰まってしまうだろうものが、人さまの作品に触れることで違う見方や考え方に出会って、ぽん、と栓が抜ける、なんてことも、きっとあるはずだと思うからです。
もちろん、単純に、「ああ、いまの高校生(大学生)ってこんなこと考えてるんだ〜」なんていう純粋な興味から読んでいるようなことも多々ありますけれどもね。
具体的に、構成やらそのほかの技術をそのまま自分の作品に役立てるのは、まあ難しいというのは自覚しております……(なにしろキャラ先行型だから)。
「文は人なり」との言葉もあるとおり、文章は書く人そのものを表現したものに他なりません。文を無理に変えるのは、つまりは自分の性格や顔立ちを無理やり変えるのと同じことなわけです。となると、どうも、あまり無理にやっていいこととは思えないですね。やっぱり自分は自分であって、どう逆立ちしてみたところで、他のだれかにはなれないのですから。
もちろんこのあたりは、文章を書く人たちそれぞれの考え方もあることでしょう。勉強のため、人の書いたよい文章を写してみるなど勧められることもあるぐらいですから、様々な文体や書き方にトライするのは無駄ではないのだろうとも思います。
ただ、最後は、きっと書く人そのものの人となりがものを言う。
私は、そんな風に考えております。
細やかな人は細やかな文章、優しい人は優しい文章、意思の強い人は意思の強い文章をやっぱり書かれます。
文章だけを拝見していて、お会いしてみると、最初はもちろん外面的なことに目を奪われますけれども、最後はやっぱり「ああ、○○さんだ〜」なんて安心すること、ありますよね。
文章は、裏切らない。というか、裏切れない。
だからこそ、誠心誠意、まっすぐに向き合って、私自身、今後も執筆を続けてまいりたいものだと思います。(書いているものがたとえBLであろうとも・笑)
いつにも増して今回は、つれづれなるままに、まとまりのない文章で失礼致しました。
そして、最後にもう一度。
読者の皆様、そして拙作を読んでくださった書き手様のみなさま、一年間、温かな応援と励ましを、まことにまことに、どうも有難うございました!