74 災害時・避難所に関連して
こんにちは。
その後、1月2日には能登の地震に関連した航空機の衝突事故があったり、3日には北九州で大規模な火災があったりで、まことに落ち着けないお正月ですね……。
もう何と言ったらいいのか。
地震ではまだ救助されていない方々もたくさんおられる模様。胸が痛みます……。
さてさて。
今回は震災に関連して、避難所で気をつけたいことなどの注意喚起がSNSでよく回っておりました。
前回ちょっと申し上げた、火事場泥棒や火事場性犯罪はもちろんですが、避難所に送るべき物資のことも話題にのぼっておりました。
この中で一つ、気になったのが生理用品のことです。
政府関係者をはじめ、避難所を運営する人たちもどうしても男性が多くなってしまうためなのか、女性のための生理用品がなかなか避難所の支援物資に含めてもらえない……という事態がこれまでの震災ではよくあったそうです。
確かに男性目線しかないと、どうしてもそちら方面が疎くなりがちなんでしょう。
それは仕方がないので、女性たちが声をあげることで少しずつ改善されていっている、まあ過渡期なのではないでしょうか。
ところがSNSでは、どうも男性たちの中に「生理用品なんてそんなに必要ないでしょ」「ほかの物資のほうが優先度が高いんだから、そこはティッシュで代用すればいいでしょ」等々の心無い意見を言うひとが散見されておりました。
生理用品のみならず、女性が「ハンドクリームを入れてほしい」と要望を出すとバカにされる……といったこともあったようです。
その一方で、男性からの要望には「酒・タバコ・少年漫画雑誌をいれてほしい」というのがあり、それについてはあまり叩かれないらしく。
ん~。
なんかよくわかんないですね。
避難所生活は非常にストレスフルなので、嗜好品が必要、というのはわからなくはないけれども。
少なくとも生理用品は、生理がある女性にとっては本当に必需品。赤ちゃんにとっておむつが必要なのと同じですし。
そりゃ、まずは水や食料品、毛布や衣類などが優先なのはわかりますが、生理中の女性にとって生理用品は喉から手がでるほど必要なものですし。災害のため、取るものも取りあえず避難所へ駆け込んだなら、持ってこられる人は少数でしょうしね。
だというのに、なぜか一部の男性はそれを嘲笑するのですよ。びっくりしましたよ。
なんなら「ちょっとぐらい我慢しろ、ティッシュで代用がきくだろ」みたいな心ないことを言う人までいる。
これはたぶん、彼らが女性の生理についての知識が非常の乏しいことがひとつの原因なのかな~なんて思いました。
「月に一度」と聞くと「月に一日だけ」と誤解する人が多いようです(大抵は5~7日間はつづく)し、出血量もかれらが想像するよりもはるかに多い人がほとんど。
あんなもん、ティッシュをぐるぐる大量に丸めて当てていたってすぐに下着からズボンから座っている場所から血まみれになるほどのものです。
やっぱり、政府機関もそうですけれども、避難所で物の仕分けをしたり必要物をリストアップしたりする場面には、半分は女性がいた方がいいんじゃないかなと思います。男性だけだと、どうしても理解不足・知識不足があって、そちらの視点は持ちにくいわけですからね。
今回はほかにも、「心が女だから私は女性」と宣言する、体は男性として生まれたトランスジェンダーの人が「トランス女性にも生理用品は必要!」「トランス女性に生理用品を渡さないなんて差別!」と叫んでだいぶ燃えておりましたが……(苦笑)。
こっちはほんと、よくわからない。
手術で体の形は変えても、生理自体はないやろに(大苦笑)。
てなわけで、地震に関連してSNSはしばらく大賑わいでしたとさ。
ではでは。