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70 SNSでのセカンドレイプについて

 

 はいこんにちは。

 今回はねえ……なんとも胸クソなお話なので、もし苦手な方はすぐに回れ右をなさってくださいね。


 今回もまた、某SNSでここ数日燃えている話題。

 いわゆる「文春砲」なんて言われますけども、それが元ネタとなっております。

「週刊文春 2024年1月4・11日新年特大号」に、とある記事が載ったそうな。


 真偽がまだはっきりしないのでお名前は出しませんが、吉本興業に所属する某大物芸人(仮にM氏とします)の過去の行為について暴露した記事でした。

 まずは、ここまでで私が知り得た内容をかいつまんで書きますね。

 暴露したご本人は女性。仮にA子さんとしましょう。

 今から8年前、芸能人志望だったA子さんはM氏の腹心の立場にある男性(この人も有名なお笑い芸人)から飲み会の誘いを受けたといいます。ほかにも何人か呼ばれている子がいるという話だったけれど、行ってみるとどうやらあとから芸能人の大物が来ることになっていて、その人の秘密を守るために場所を変えて、ほかのホテルの一室に集まることになったと。


 このとき、腹心が言うには「相手は大物だから、ここでドタキャンは絶対するな」「スマホはこちらに渡して」と。

 ……んで。

 もうお分かりかと思いますが、要するに現れた大物芸人M氏がほかの男たちとともに女性たちを性的に虐待し、レイプした……という記事でした。


 先ほども言いましたけども、これだけではまだ今のところ真偽ははっきりしていない。

 ですから、今回私が述べたいのは事件の真相ではなくて、これに関連してSNSで飛び交っていた由々しき言説についてです。


 もっとも目立っていたのは、告発をした女性に対する二次加害、つまりセカンドレイプでした。

 要するに「そんなホテルにホイホイ行った時点で、なにが起こるかなんて想像がついたはず。だから合意だったんだろ」というもの。

 ほかにも「どうして8年もたってから文春なんかに言いにいくのか。そのとき警察に言えばよかっただろう」なんていうのもありましたね。

 ここではマイルドに書いていますけれども、相当きつい、失礼な言い方をしているアカウントも多数ありました。中には自身も芸能人でけっこう有名なかたまでいました。


 まあ相手が大物芸人なのでね。ファンである人たちにしてみれば、彼女は敵認定されてしまったのでしょう。

 でもこれ、とんでもないセカンドレイプですからね。

 本来、絶対にやってはならないことですから。


 昭和の時代、「女遊びは芸のこやし」なんて言われて(まあ今でもそういうタイプの人が多いようですが)いましたが、今ではもう流行りませんよね。いい加減、そういうものがなければ「いい芸」が身につかないとか、いい芸を披露できないとかいう考え方からは離れればええのになあ……と思います。

 だれかを性的に無理やりに従わせ、搾取し、人身御供にしなければ存在し得ない「芸」など、滅んでしまえばいい。

 私は個人的にはそう考えます。


 今のところ、当のM氏も腹心の男性も沈黙を守っていて、吉本興業は「そんな事実はなかった」と記事を真っ向から否定し、文春を訴えると息巻いているそうです。文春のほうでは「こちらではしっかり取材をして出した内容だ」と、かなり自信を持っている様子。さてさて、どうなることやら。しばらくは注目したいところ。

 ともあれ、とにかく裁判等で事実がはっきりすることを望みます。


 それにしても、なぜ人はうかうかとセカンドレイプをしてしまうのでしょう。今回に限らず、これをするのは多くが男性であるようです。まあ、被害者が女性であることが多いからこそそうなるのかもしれませんが。

 先日のジャニーズに関連する性被害事件では、被害者は男性、というか少年たちだったわけですが、あの場合もひどいセカンドレイプをするのはジャニーズのファンである女性たちと、特に係わりのない男性たちでした。

 このことが原因となって、元ジャニーズタレントだった被害者のかたが自殺なさった、というニュースはまだ記憶に新しいところです。


 言葉は人を殺すこともできる。

 実際、ひどい言葉を浴びせかけられたことが原因で自殺してしまった芸能人のかた、最近とても増えております。本当に、笑いごとでは済まされない。

 そういう怖さを、どうもSNSを使っている人の多くは自覚していないように見えます。そこが非常に恐ろしいし、うそ寒い気持ちにもなります。


 事実についてはきちんと裁判等を待とうと思いますが、その前から加害者についても被害者についても、まるでそれが事実であるかのように決めつけてあれこれ批判するのはやめておいたほうがやっぱり無難かなあと思いますね。


 事件についての続報が気になりますが、今回はここまで~。

 ではでは。


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