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69 アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」

 

 はいこんにちは~。

 今回もまたまた映画のお話。

 冬休みに入ったもんで、ついつい観たかった映画を突っ込みまくっております。

「SPY×FAMILY」もダンナと観にいったんですが、こちらはもうね、言うまでもないメジャー人気作品なわけで、こちらでわざわざご紹介せんでもええかな~と思ったり思わなかったり(そのうち書くかもしれませんが)。


 ということで、今回は「窓ぎわのトットちゃん」です。

 実は勤務している学校図書館にもこちら作品のポスターが届けられ、原作である黒柳徹子さんのご本を紹介するいい機会にもなっておりました。最近、ついに続編も刊行されたのですよね、これ。ぜひ学校図書館に入れたいところです。

 映画データとしてはこんな感じ。

 映画監督・脚本は八鍬新之助さん。共同脚本、鈴木洋介さん。

 2023年制作、114分。


 さてさて。

 というわけで、お話そのものはベストセラーになった「窓ぎわのトットちゃん」でよく知ってるし……と思いながらも、公開後じわじわと「いやめっちゃ泣いた」「すごい、素晴らしい作品」というみなさんのお声を目にするようになり、ちょうどうまいこと時間もあいたしで「やっぱり観にいこ!」となりまして、いきなり行ってまいりました。


 結果。

 いやもう泣かされましたわ……。ここまでとは思わんかったです。

 実はその日、私のすぐ後ろの席に、お母さまが女の子ふたり連れて座ってらしてですね。子どもたちはどうやら小学生ぐらいな感じ。

 で、終わって身支度しながらお母さまがお子さんに訊くのが聞こえまして。


「大丈夫?」

「(ズビッズビビビッ)大丈夫じゃないぃ……」


 あああ!

 わたくしもまっったく、おんなじ気持ちよ!

 ティッシュとかバスタオルとか必要なレベルよ!

 と思いました。


 まず、主人公のトットちゃん(黒柳徹子さんの幼い時代の姿)がとてもとてもピュア。

 トットちゃんは授業中でも非常に落ち着きがない子で、今でいうところのLD(学習障害)であるとか、ADHD(注意欠如・多動性障害)などの発達障害のあるタイプのお子さんとして描かれています。

 そのことが理由で小学校から「ほかの学校へ移ってほしい」と要望され、新たに「トモエ学園」へ通うことに。


 そこで出会う、やっぱり一般的な学校からははじかれてしまったお子さんたちの描写がほんとうに秀逸。その子たちをしっかりと見つめて受け入れ、おおらかに育ててくださる小林校長先生がまた素晴らしく。

 小林先生は、俳優・役所広司さんが演じておられますが、子どもたちに対してはとにかくあたたかく優しく、でもしっかりとした教育理念と芯をもつ人を表現されていてすばらしいの一言。


 そして何より、小児まひがあって左腕と右足が思うように動かせないクラスメイトの男の子、泰明(やすあき)くんとの友情が本当にていねいに描かれていき、最後の「涙ドバー」につながっていくのです……。

 もちろん、黒柳さんご本人が監修に入られたということで、明るかった画面が次第に戦争に向かっていく様子や街中のキャラメルなどの自動販売機の様子など、リアリティがまたすごかった。

 これは必見の映画だと思います。本当に驚かされますし、いわゆる「泣け~泣け~」みたいなお涙ちょうだいモノとはまったく違うのに間違いなく号泣する物語。


 実は原作を読んだのははるか昔のことでよく覚えておらず、今作を観て読みかえさねばと心底思いました。続編もぜひ読みたいところです。

 本当に本当におすすめ!

 できれば映画館でご覧いただきたいなあと思います。

 ではでは。


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