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毎日更新4年を終えて


 こちらのエッセイではお久しぶりです。

 というか、前回予感した通り、とうとう一年に一度、これを報告するためだけのエッセイに成り下がっている……!

 一応完結マークをつけたのですが、また開いてこんなの投稿してしまいました、すみません。ほんとこれ、ちょっと考えないとなあ(大汗)。


 ともかくも。

 本日、令和元年六月二十四日をもちまして、こちら「小説家になろう」と「ムーンライトノベルズ」を通じて毎日更新四年となりました。

 いつもいつも拙作を追いかけ続けてくださり、ブクマやご評価、ご感想やレビューなどをくださった皆さま、SNS上で「読んだ!」と感想を流してくださったり、キャラクターのイラストを描いてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 毎年同じことを申している気もいたしますが、改めましてこの場を借りて心より感謝を申し上げさせてください。

 本当にありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願い致します。


 あ、そういえば、今年の大河ドラマも秀逸ですね。

 いや、好きずきがあろうかとは思うのですが、私はとってもハマっております。クドカン脚本はずっと前から大好きでしたし、日曜日にあの元気の出る作品を見させていただくと「よし、明日からまた頑張ろう」っていう気持ちにもなりますし。

 物語の力って、実はそういうことなんだろうなと改めて実感させられるドラマです。


 って、ドラマのことはええねん。

 ただいまは例によって「裏」のほうでまた長編のSFな小説を執筆中の私ですが、ええ加減本当の本当に、毎日更新からは足を洗わねばと思っているところです。

 周囲を見回せば、「これはすごい書き手さんだ!」と思える方はどんどん積極的に公募などにも挑戦されて次々に認められ、新たなステージに上がっておられます。みなさん、ほんとうにおめでとうございます!

 いつも段下から「おお、すげえ……!」と見上げているばかりのつづれです。

 

 私事ですが、今年は子供も受験生。

 大事な時期に私が仕事を始めてしまったり、小説の執筆も続けていたりであまり色々と目が届いていないことも気になっているところです。

 とはいえ基本、本人の人生なので、親が「勉強しろしろ」言うたところでどーもならんっちゅうのは、自分自身の経験上わかってはいるのですが(苦笑)。

 大事な中一、新入生のときに、もっとサポートしてやるべきだったか……と色々と反省しきりなのでした。こちらも仕事一年目で、本当にそれどころやなかったし。

 

 この一年は、「なろう」で慣れない、かつあまり好きでもない「長いタイトル」の「ゲームっぽいファンタジー」など書いてしまい、無理矢理に毎日更新などしたために物語に矛盾点があったりしまして。

 さらに、そこを読者から厳しく指摘され、その指摘の仕方に(ぞんざいなタメ口・上から目線のため)ブチ切れてしまったりと、色々とお恥ずかしいことも多うございました。

 いまごろですが色々と反省中です。

 もちろん、ご指摘された点についてはその後検討したつもりです。

 それはそれ、これはこれなんで。

 でもそもそも論として、やっぱり慣れないことや、もともとあまり好きでもない題材には無理に手をださないが吉でしたね。読者層のターゲッティングに失敗した、ともいえるかなと現在は反省中です。


 ともあれ、一見して明らかに無礼な感想については今後、華麗にスルーする技を身に着けたいものです。

 とりあえずは、何か定型文を考えよう。

『貴重なご意見・ご指摘をありがとうございます。謹んで今後の執筆に生かして参りたいと思います』とかね。(なんか佐竹っぽいな・笑)

 ただこのスルースキル、別に相手のためではなく、完全に「自分の身を守るためのもの」ってとこがなあ……。個人的にはちょっと疑問も覚えます。

 もちろん心だって病気になったり風邪をひいたりすることもあるわけで、「今は特に豆腐メンタルになってるな、自分!」と思う時には、無理は禁物ですけれど。


 以前どなたかがエッセイで書いておられたのですが、「『小説家になろう』のマニュアル、『感想の書き方』をご一読ください」と一行追記できるボタンなんかが、もともと装備されていたら便利だなあと思いました。


ちゃんとそこに、


『姿は見えなくても人と人とのコミュニケーションはきちんとしましょう。

 初対面なら挨拶する、敬語を使う、お礼を言う、実際相手を目の前にしたときに「失礼」だと思うことはしない……などなど、基本的なコミュニケーション方法はネットも一緒。

 文章を投稿するサイトだからこそ、相手へちゃんと意思を伝えられるように書きましょう!』

(「小説家になろう マニュアル・感想について」より)


 とあるわけですから。


 まあ今回に限って言えば、私が「初対面の相手にいきなりタメ口は失礼ですよ」と指摘しなければ、お相手もまったく気づかずに今後もこの場で活動してらして、他の書き手さんを嫌な気分にさせつづけていたと思うので、「それはそれで無意味ではなかったかもね」と前向きに考えることにいたしました。

 いやまあもちろん、大きなお世話なんだとは百も承知でね!

 まさに、ギガンテスお世話!(苦笑)


 別に私は何様のつもりもないのですが、言われなきゃわかんない人というのはこの世に一定数はおられるわけで。「なんで俺は嫌われるんだ」と思ったまま誰にも相手にされなくなって、やがて気が付けばひとりになり、さらに不幸になることが多いもの。

 それで勝手に「社会が悪いんだ、周りの人間が悪いんだ」といった被害妄想に陥って、ついにはリアルで人を傷つけに走る人までいたりする始末。

 それで狙われるのが多くの場合、なんの罪もない幼い子供たちであったりします。ああいう事件だけはもう、本当に心が痛みます。

 まあ言われてすらわからない、逆上して聞く耳ももたない人については、それ以上だれにもどうしようもないわけですが。


 で、いきなり話は変わりますが。

 このエッセイの主旨に鑑みて、執筆する上でちょっとでも読者の皆さんにとって何かお役に立てることも書かねばと考えていて、ふと思い出しました。

 最近、SNS上でこういう書き込みをよく拝見します。

「これから小説を書きたいと思ってます。ついては皆さんの小説を読んで勉強したいです」とか「参考にしたいので読ませてください」等々と、他の人の書いた小説(大抵はアマチュアの手によるネット小説)を紹介してもらおうとするものです。


 勉強熱心で素晴らしいなあと思いつつ、なんか釈然としないなあと思っていたところ、そういう書き込みに対してとある方が、

『本当に素晴らしい、すごい小説は、参考にしたいと思ってもできるものではない』

 という意味のことを書き込んでおられるのを拝見しまして。

 なるほどなあ、と思ったわけです。


 小説というのは言葉の連なりでできたもので、言葉というのは書き手の心が、あるいは魂が叫ぶその奔流に純粋に従って生まれてくるものなので、やっぱり余人に「真似のできる」ことでも「参考にできる」ことでもない、と思うのです。

 そして本当に語彙を増やしたいとか構成を学びたいということなら、少し古くてもすでにしっかりと評価も固まっている、書籍化された作品のほうがずっと役に立つだろうな、とも。

 もちろん、単純に小説を書くためのお作法やら文法やら、言葉の使い方などといった初歩的な技術についてはその限りではありませんけれども。


 私自身、四年前、はじめてこちらサイト(とはいえ最初はムーンライトのほうでしたが・笑)に作品をあげるにあたり、いろんな方の作品を参考にさせていただきました。

 おもに章立てであるとか、台詞の前後は一行あけたほうがスマホでは読みやすいんだなとか、一話の字数ってどのぐらいが適当なのかなとか、大体そういったことをです。

 そういうことは大いに先達から学べばよいのだろうと思います。


 が、好きな作家さんにあまりにどっぷりとはまりすぎて、そちらに引きずられすぎているのはちょっと考えものだったりもします。

 まだお若いうちはそれでもいいですし、基本のキが大事なのも本当なのですけれど、やはりいずれはそこから脱皮して、自分なりの物語のテイストを創り上げていく必要があるからです。

 いわゆる「守破離(しゅはり)」ってやつですね。


 そういう私自身もまだまだっていうかちっともっていうか、せいぜいそんなレベルに過ぎないのですけれども、今後も自分のペースで細々とでも書き続けて参りたいと思っております。


 最後になりましたが、ここまでお読みくださってありがとうございました。

 こんなこっぱずかしい奴ではございますが、今後とも、またつづれしういちにお付き合いいただければ幸甚です。

 みなさまどうぞこれからもご健勝で、お仕事にご学業に、子育てに家事にご執筆に文フリにと、大いに邁進なさってくださいませ。


令和元年6月24日

つづれ しういち


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