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149 映画「惑星ソラリス」

 

 はい、こんにちは。

 本日ご紹介するのはこちらの映画。


 タイトルは昔から聞いたことのあるものだったのですが、いまだ観たことはなかった作品。今回、たまたまテレビ放送をダンナが見つけて録画してくれていたらしく。

 休日ということで、ダンナとのんびり家で鑑賞いたしました。



 ○「惑星ソラリス」(原題または英題:「Solaris」)

 1972年製作 

 監督:アンドレイ・タルコフスキー

 原作:スタニスワフ・レム

 脚本:フリードリフ・ゴレンシュテイン / アンドレイ・タルコフスキー

 出演:ナターリヤ・ボンダルチュク / ドナタス・バニオニス / ユーリ・ヤルベット / アナトリー・ソロニーツィン / ウラジスラフ・ドボルジェツキー / ニコライ・グリニコ ほか

 ソ連 165分 PG12


 いやあ、この製作国名を見ると時代を感じますねえ……。

 1972年だと、さすがにわたくしもまだ子どもすぎて、そりゃ憶えてないのは当たり前……という気もするのですが、いかんせん映像を勉強している大学生のムスメは巨匠「タルコフスキー」の名前は知っていました。さすが巨匠ですね。


 データにある通り、こちらは小説の原作があるものです。小説の作者はスタニスワフ・レム。こちらの方はポーランドの作家だそうで。小説のタイトルは「ソラリスの陽のもとに」というのだそうです。


 映像はシーンによって白黒だったりカラーだったりと、その時々で演出として変えている映像。1972年・第25回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。


 では少しだけストーリーのご紹介を。

 ときは近未来。人類は、彼方の不思議な惑星ソラリスを発見するのですが、そこは海と雲に覆われた世界で、生き物の存在は確認されていません。

 探査に向かった軍人のインタビュー映像を検証していた心理学者・クリスは、その惑星に起こるという不思議な出来事に興味を持ちます。連絡を絶ったソラリスの宇宙ステーションへ、原因究明のために派遣されることに。

 なおクリスは少し前に愛する妻・ハリーを自殺によって亡くしていました。


 さて、いよいよソラリスへ到着したクリス。早速異常な状況に気が付きます。

 そこに建設されている人類の居住区兼研究所である宇宙ステーションには、生き残った研究者がふたりだけ生存していました。友人だった物理学者は謎めいた映像データのみを残して自殺してしまっていました。

 どうやらソラリスにいると、数々の異常事態が起こるというのです。


 人間は研究者の男性二人しかいないはずなのに、ステーション内にはぱたぱたと走る小さな子どもやら、女性やらがちらちらと出現。異様な状況に混乱するクリス。

 やがて、しっかりと扉の前に物をおいて誰にも入れないようにしていたのに、部屋の中にいきなり、かつて亡くした愛する妻・ハリーが現れて……。

 さらに混乱するクリス。

 いったいこのソラリスでは何が起こっているのか……???


 いやもうね、なんかね……芸術点が高い作品です。

 全体にとても静かに進んでいくのに、目が離せないんですよね……。

 あと、ハリーを演じたナターリヤ・ボンダルチュクさんがとんでもなく美しくて、品があって知的で本当にすてきでした。謎めいた雰囲気もぴったりでした。


 あと面白かったのが、わりと冒頭のほうで「一応未来の世界」を表現したかったということなのか、なぜか日本の東京、首都高速を延々と車が走って行くという映像が結構な長さで続くところ。ハコスカが走ってたし! 看板や標識が日本語だったので、まあ間違いないかと。面白い……。


 古い映画なので配信の方でも見られるのではないかと思いますし、よろしかったらどうぞ~。

 私は原作もちょっと読んでみたいかなと思いました。

 ではでは。


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