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148 ついブチきれる祝日だった

 

 はい、こんにちは。

 今日は他のお話を書くつもりでいたんですが、急遽こちらに変更。


 というのも、夕方、こんど結婚することが決まった姪っ子ちゃんから電話があったことがきっかけ。

 姪っ子ちゃんは私のふたりいる弟のうち一人のほうの子です。こちらとはかなり遠方での結婚式になるため、我々家族は出席しないことになりました。


 で、その電話でショーゲキの告白をされてもーてですね。


「えっとあの……父と母がいま離婚調停中で」

「ん? おお……そ、そうなの」

「はい。だから式には父はこなくて」


 その「チチ」とはすなわち私の弟のことですな。

 あとで聞いたら、ムスメはその事実をだいぶ前に聞いてて、でも「お母さん(私)が知ったら激怒するから黙ってて」と母(つまり私の母。ムスメから見た祖母)に口止めされとったそうな。

 えええ。正月に聞いてたってそれ……十カ月以上黙ってたってこと? えらい、えらすぎる……。さすが我がムスメ(ってのろけるんじゃありません・苦笑)。


 ってまあそれはええねんけども。

 それでようやく詳しくムスメから事情を聞いたら、どーやら弟その2、またもや浮気をしくさったらしく。遂に奥さんの堪忍袋の緒が切れたんやね~。これまでにも何回もやらかしとって、まだやるんかあのアホは……。


「なんでやねん……。昔はともかく(若い頃はけっこうイケメンやった)、今やハゲて腹の出たオッサンやで? なんでまだそんなことになんの??」


 もう頭の中が疑問符の嵐。


 あとね~、昔からいっこだけ、その弟に言われた(らしい)ことでひっかかってることがありましてね、わたくし。大体、二十代の後半ぐらいのころかな。

 それは母づてに聞いたんですけど(って伝える母も母やねんけども)、どうやらそのクズ弟はこう言ったらしい。


 ──「姉ちゃんが優しくないのは、恋をしたことがないからや」。


 って、どえらそーにね!

 それをまた得々とした顔で私に伝える母。オマエもタイガイやけどな!

 あのときの母の変に醜くて嬉しそうな顔、忘れられませんわ。


 で、弟よ。

 どのツラ下げて「愛とはなんぞや」「恋することで人は成長するのだ」みたいなことを私に語るんやオマエは。

 そんなぺらっぺらの、中身小さじ一杯ぶんもないぐらいのスッカスカ野郎にそんなことを言われる筋合いはない。断じてない。

 たとえそれが、いまのダンナと出会う以前の話やったとしてもや。


 愛とはすなわち、相手を思いやる心やと思う。

 相手を自分を可愛がるのと同じぐらいに可愛がり、大切にすることや。

 そこには「結婚して子供もいて家庭を築いとる相手を裏切ってまで別の人とセックスやらなんやらしない」ってことも当然、含まれとる。

 それこそ「恋した」結果、愛すべき人たちを泣かせるのだとしたら、それは単なる下衆の行いにすぎないのであって少しも「恋愛のすばらしさ」なんてものではない。決してない。


 そんなことを、エエ年こいて何度も何度もやらかすような男に、愛について語られる?

 笑わすな。

 そんなことをされても構わない人間は、この地上に誰一人おらんわ。


 と、ついついブチ切れまくった祝日の夜でございましたとさ……とほほほ。

 お目汚しを失礼いたしました。

 では今回はこのあたりで。


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