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134 映画「スタントマン 武替道」

 

 はい、こんにちは。

 本日ご紹介するのはこちらの映画。

「鯨が消えた入り江」に引き続き、あの「九龍城砦」にご出演された俳優さんたちが出演された香港映画でございます。


 多くの映画館では少し前に上映していて、その時には観そびれていたもので、ご紹介のタイミングが遅すぎて申し訳ないです。


 ○「スタントマン 武替道」(原題または英題:「武替道 Stuntman」)

 2024年製作 

 監督・原作:アルバート・レオン / ハーバート・レオン

 脚本:アナスタシア・ツァン / オリバー・イップ

 アクション監督:コン・トーホイ / トミー・リャン

 出演:テレンス・ラウ / トン・ワイ / フィリップ・ン / セシリア・チョイ / マックス・チョン / トー・インゴー / ラム・イウシン / レイチェル・リョン  ほか

 香港 114分 G


 ご覧の通りですね、「鯨が~」と「九龍城砦」の両方にご出演なのは主演のテレンス・ラウさんです。「九龍城砦」でとんでもない悪役を演じてくださったフィリップ・ンさんまで出て、「こりゃもう絶対観たいや~ん!」っていう映画。まさにまさに! 絶対アクションが凄いやつ! っていう期待大。

 あと、これは観ていて気付いてなかったのですが、主演のトン・ワイさんは、かつてあの「燃えよドラゴン」などに出演していた香港アクション映画のレジェンドと呼ばれる俳優なのだそうで。おおお、それがわかった上で観たかった~!

 ちなみに「武替道(ぶたいどう)」というのは中国語で「スタントの道」という意味なのだそうです。


 さてさて。

 とはいえこちらは、「九龍城砦」のような人間離れした人物たちによるアクションシーンの連続……という内容のものではなく。

 かつて黄金時代を築いた香港映画、特にアクション映画の灯を消すまいと奮闘するアクション監督とその家族、スタントマン、俳優たちの人間模様を描く物語となっています。


 ではまたネタバレを避けつつストーリーを少しだけご紹介。

 冒頭は1980年代。売れっ子のアクション監督だったサムは、とあるアクション映画の撮影中、危険なスタント・シーンを強行。ところがとあるアクシデントが原因で、スタントマンが大事故にまきこまれ半身不随の大怪我をしてしまいます。サムはこのことが原因で映画業界から引退。


 そして、場面は現在へ。

 老年に入ったサムは、整骨院を営みつつ時々友達の代打でアパートの管理人などをしつつ暮らしていました。

 そんなサムのもとへ、かつての仲間である映画監督から声が掛かります。とあるアクション映画のアクション監督をして欲しいというのでした。数十年ぶりに現場に入るサム。けれども、現場のアクション俳優やそのチームの若者たちとことごとく価値観が合わず、うまくいきません。

 まず、現代はコンプライアンスがとても厳しい。危険な撮影は絶対にせず、役者の命を大事にする……というのは当然の話なのですが、昔気質のサムとはどうしても相容れず、真正面からぶつかってしまいます。


 サムに誘われてこの撮影に参加した若手スタントマンのロン(これがテレンス・ラウさん)は、激しく反発しあう両者の間にはさまって、助監督兼スタントマンとして必死に頑張っています。彼は彼で、売れておらず、年齢的にもそろそろスタントマンとしてやっていくのか、あきらめるのかの人生の瀬戸際に立っていました。


 フィリップ・ンさんはこの中で、映画の主役を張る人気俳優の役。サムとはどうやら過去に因縁があり、一見にこやかな態度なのですがサムに対しては反抗的です。


 いやもう、さすがのアクションです! 特にフィリップ・ンさんの回し蹴りがものすんごくキレイ! あれは本当に体幹などしっかり鍛えているからこそできる技だと思います~。さすがンさん!


 こちらもいい映画なので、機会がありましたら是非!

 それでは、今回はこのあたりで。


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