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129 映画「鯨が消えた入り江」

 

 はい、こんにちは。

 本日はこちらの映画のご紹介です!


 ○「鯨が消えた入り江」(原題または英題:「我在這裡等你」「A Baloon’s Landing」)

 2024年製作 

 監督:エンジェル・テン

 脚本:エンジェル・テン / ウー・ジモ / セブン・リョン

 出演:テレンス・ラウ / フェンディ・ファン / チャン・ツーシュエン / アリソン・リン / レイチェル・カン ほか

 台湾 101分 G


 まずなぜこちらの映画を観たかといいますと、やっぱり「テレンス・ラウ」の文字! ですよね。すでにご紹介したことのある「九龍城砦」でも非常に大事な役どころを演じていたテレンス・ラウさん。信一ソンヤッ役が本当に素敵でした……。初見で「こ、このイケメンはいったい……???」となったのも今や懐かしいです(笑)。


 そのテレンス・ラウさんがもうお一人のイケメンな俳優さんとツーショットで写っているポスターをSNSで拝見してから「これはどーしても観にいかねば!」となっていました。

 ブロマンスなのかBLなのかは定かでないのですが、雰囲気としてはどうもそっち方面に見えました。とても美しいポスターでした。


 いわゆるロードムービーもの、しかもブロマンス系という感じの予備知識だけもって映画館へ。

 しかしッ……!

 これ、思っていた以上にSFの設定が盛り込まれていて驚きました。もちろん中心となるテーマは主人公の男性ふたりの関係性なわけですが。


 ということで、お話を少しご紹介。

 香港で人気作家として活躍していた天宇(ティエンユー)(テレンス・ラウ)。

 ところが出版した新作小説に盗作疑惑を掛けられて世間からの激しいバッシングを受け、すっかり呆然自失して自殺を考えるまでに。

 そんなとき、かつて文通をしていた台湾の少年が教えげくれた「鯨が消えた入り江」のことを思い出します。そこは天国につながる場所。消えたはずの鯨を見ることができたら、自分も天国へ行ける……という伝説があるのだそうで。


 その言葉に惹かれるように、天宇は台湾を目指します。

 ところがその繁華街でぼったくりに遭い、泥酔して倒れかかっていたところ、そんな天宇を助けてくれたのが青年・アシャンでした。

 アシャンは地元のチンピラ。同じチンピラの男たちに追われている様子でしたが、「鯨が消えた入り江」を知っているといい、天宇を案内すると言い出します。

 ともかくも、そんな風にして二人は道連れになり、その「鯨が消えた入り江」を目指すことに。


 ひと夏のふたりの思い出、という言葉がぴったりなぐらい、夏の台湾の海や森のうつくしさが目にしみるようでした。途中、ちょろっと出てくるワンちゃんも可愛い!

 アシャン役のフェンディさんが、もうめちゃくちゃイケメンでして……「なんだこれ、なんなんだこれ? 顔キレイすぎんか……?」って思ってるうちにどんどん話が進んでしまう~!


 ただのロードムービーと思いきや、先ほども申したとおり後半はSF展開が物語の重要な部分を占めるようになります。小説の盗作を疑われてしまった理由もきっちり盛り込まれているし! 脚本に隙がない感じ、大好きです。


 ふたりの気持ちはきちんと成就するのか、それとも……!?

   最後までじっと画面を注視していたくなるお話でした。


 ブロマンスやBLがお嫌いでない方にはぜひおすすめしたい映画です。

 ではでは、今回はこのあたりで。


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