115 映画「バンパイアハンターD」
はいこんにちは。
今回も映画のお話~。しかもだいぶ古いやつ!
そして今回も、兵庫県は尼崎市の「塚口サンサン劇場」さまで!
そのサンサン劇場さんで、ほかの映画を観るために行って予告編をみていて気になっていたのですよね~。
作られたのは2001年なんですが、その時には観られなかったし、実は原作も未読でして……。
ちらっとダンナに聞いてみたところ、「僕は観に行ったことある」と言われ「面白かった?」と訊くと「面白かったよ~」と。「これは是非観に行かねば!」となりました。
今回、観に行ったことでちょっと調べたところ、どうやらこの3月にこの作品のデジタルリマスター版のブルーレイが発売されるそうですね。今回の上映は、それに合わせてのリバイバル上映(ただし映像は、当時の劇場公開版)。
〇「バンパイアハンターD」
原作:「吸血鬼ハンターD」シリーズ「Dー妖殺行」菊地秀行(朝日ソノラマ刊)
監督:川尻義昭
キャラクター原案:天野喜孝
日本語版・声の出演:田中秀幸 / 山寺宏一 / 林原めぐみ / 篠原恵美 / 屋良有作 / 大塚芳忠 / 関俊彦 / 大友龍三郎 / 大塚周夫 / 青野武 ほか
製作:マッドハウス
今回、私がみせていただいたものはオリジナル日本語版で、日本の声優さんたちが声をあてたものでしたが、本来は菊地秀行さんの希望により、英語での吹替えバージョンで上映されたようですね。いろいろと積極的なアプローチがされていた作品のようで、なんだかカッコいい!
ストーリーを少しだけご紹介しますと、まず背景は、最終戦争によって人類が栄えた時代が終わり、その後、「貴族」と呼ばれるバンパイアたちが人類の上に君臨しているという世界。
人間たちはバンパイアを恐れ、彼らを狩る存在「バンパイアハンター」が生まれています。その中でも特異な存在であり、恐らく最強であろう人物。それが主人公の「D」。彼は人間とバンパイアとの間に生まれた「ダンピール」と呼ばれる存在なのでした……。
でも彼が人間とは言えず、半分はバンパイアであることから人間たちからは忌避され、人間のためにバンパイアを狩る存在でありながらもひたすらに孤独に生きています。
ある夜、荘園主エルバーンの令嬢シャーロットが貴族にさらわれます。そのバンパイアはマイエル=リンク。ぞっとするほどの美貌をそなえた青年バンパイアです。
エルバーンは大金を準備して、バンパイアハンターに娘の救出を依頼。「もし娘がバンパイアにされてしまっているなら、その殺害を」と依頼するのでした。Dのほかにも、マーカス兄弟と呼ばれる冷酷非道な賞金稼ぎ5名もシャーロットを追うことに。
つぎつぎに起こる事件、美麗なゴシックロマン・デザインの画面構成、キャラクター。
そしてこれでもかと流れてくる、耳に贅沢すぎる声優さんたちの洪水!
あ、そうそう。
青い青い空と乾いた空気感や光の表現の感じを見て、そうとは知らなかったのですが、なんとなく「トライガン」っぽい……と思っていたら大正解。やっぱりマッドハウスだった!(笑) キャラクターの絵柄はまったく違うんですが、背景の雰囲気がよく似ている部分が多かったのですよね。
「トライガン」はこの作品のほんの少し前に放送されたTVアニメでした。
大変よくできた作品でしたし、大人向けで甘さ控えめ。おすすめです!
これは私、今ごろですが原作も気になってきてしまいました~。
反響がよいらしく、もともと一週間の上映だったものが塚口サンサン劇場さまではもう少し延長して上映されるとのこと。
ぜひぜひ、気になる方は観に行かれてほしいと思います。
ではでは~!




