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【プロットタイプ】主導権を握るのは

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

鏡花と瑠衣、主導権を握っているのはどちらなのか。

意外と鏡花じゃない?

表面的も裏面的も正反対故に噛み合わない様に思えて、何方かの性格を反転させれば似たところが出てくる。故に何方も差異はないのである。

例えば私の性格。表面的には人当たりが良さそうで、根底探れば気まぐれ。反対に瑠衣の性格。表面的には人に冷たく、根底さぐればかなり面倒見が良い。だからこそ、私の表面の人格と裏面の人格が噛み合って、上手くやっていけている。

其れと同様に、相反する二つの要素を持ち合わせている為、私達の加虐被虐には大した差は無いと思っている。


今日も今日とて瑠衣の布団に強引に体を捩じ込ませる。そうして一人までのベッドを限界まで窮屈にさせながら過ごすのが週末の過ごし方だった。

「あんさ、瑠衣たん。『主導権握るのはM』って言葉知ってる?」

変事はない。何時もの事だ。時計は二十二時。私達の就寝時間。うとうとして眠りに着くだけの時間に、興味のないもの以外全てガン無視の瑠衣が乗る筈はなかった。

だから何時もの様に勝手に話を進める事にした。

「あれは言い得て妙だよ。何せ被虐者よりも加虐者の方が能動的に動かなくてはならないと思ってるから。暴言を吐くのもそう。鞭で打つのもそう。首を締め上げるのもそう。

加虐者が『そうしたい』と思わせる様な振る舞いをしなくては何も起こらない。だから思うままに振る舞わせる為に、主導権は被虐者の方にあると思っているよ」

瑠衣の事をやれ『ドS』やら『加虐趣味』などと声高に叫ぶ事はあるが、誰かに対して能動的にそうである所は見た事がない。諭羅やキリ、麗衣に対しては、地の視野の広さや面倒見の良さが見え隠れする。

私だけ。私だけなのだ。暴言を吐くのも、身体的罰則を与えるのも全て私だけ。其れを私が本気で嫌がらないギリギリのラインを見越して行う。

故に瑠衣の行動を自覚無自覚問わず操っている事に他ならないのではないか。

瑠衣の瞼が上がる。眠そうな、寝起きの機嫌の悪さをそのまま映した様な顔がそこにあった。

「さっさと寝ろ。うるせぇ」

ただそれだけを言うと、また瞼を閉ざした。起きることさえ、話をする事さえ面倒な癖に、わざわざ其れをする。面倒見が良いのはサドなのか、マゾなのか。


え、私がサドかマゾの何方かだって? どっちでもあるし、どっちでもないよ。気分による。

可愛い子ならいじめたい。いじめんの好きならまぁお好きな様に。問題は私が楽しめるかどうかだね。楽しくないなら、縁を切る。それだけの事さ。

以下は私の勝手な意見。

屁理屈ごねますよ〜。


瑠衣は面倒見が良い。というのは散々言った通り。

人間は面倒事を嫌います。

楽な方に動くのが人の本能だから。


其れに抗う、つまり大変な事を自ら進んで行うのって、それなりの被虐的精神がないと耐えられないのではないかと。

だから瑠衣はドSだけど、マゾの精神も分かってるよ。分かった上で上手くやってるよ。という話。


んでもって『Mの方が主導権握る話』。

能動的な方が面倒臭い。受動的な方が楽。

そしてその面倒事を人にさせる為には、ある程度人の動きを観察して、意識無意識問わず動かさなければならないのではないか。

そして能動的で面倒臭いことするのがS。

受動的で楽な方がM。

だから主導権握って思うままにうごかしているのは、Mではないかという話。


鏡花がそこそこ楽しそうだから、ドSなだけだよ。

元々面倒見が良いから、その延長でやってるだけだよ。

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