『文房具屋とキツネ』
速記者が、四六時中速記をするので、プレスマンが逃げ出しました。逃げても逃げても速記者が追ってくるので、プレスマンは草むらに逃げ込み、息をひそめましたが、速記者はすぐにすぐ近くまでやってきました。
速記者は、たまたまそこにいた、文房具屋に、プレスマンが来なかったか尋ねましたが、文房具屋は、お客さんである速記者にも、商品であるプレスマンにもいい顔がしたくて、口ではプレスマンなんか見なかったと言いながら、指で草むらを指さしました。
速記者は草むらに飛び込み、捕まえたり、逃げたりが行われているようですが、この様子を見ていたキツネが、文房具屋を、ひきょう者と言ってののしりました。
教訓:大きなお世話である。