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うちの子前日譚
異形頭の二人組が荒野で異形と対峙していた。
「なあ、ベート」
「どうした?ディータ」
「俺たちは何でこいつらと戦っているんだっけ」
「さぁな。強いて言うなら魔術師様が戦えっていってるからか?」
「いや、もっと大事なことがあったはず...」
「そう言えばディータ」
「どうした」
「俺たちの頭は異形頭になる前の夢が反映されるらしいぞ」
「じゃあベートはトラバサミだから...なんだ?」
「しらね。でもお前はわかるぞ。お前は盾だから誰かをも守りたかったんじゃねえかな」
「誰だろな」
「じゃあ仕事に戻るぞ。今回の異形はゴブリン型」
「OK。それじゃあ」
「「断罪開始」」