never give up!!!
半分フィクション、半分ノンフィクションです。
「俺の名前は、畠山賢治!!よろしくな!!」
人生は皆それぞれが主人公だ。
そんなことを思っていたのは、小学生の時だ。
光陰矢の如し、月日は俺をレベルアップさせるどころか。。。。。
「私、堂々会社 大森店 食品を担当しております、畠山賢治と申します」
時の流れは、人を脇役へと追い込むのだろうか。世界と言う、国と言う、会社と言う一個人より遥かに大きい主役たちに飲み込まれていく。個人の物語なんて、サイドストーリーや愚か、サブクエストにも成りえない。
それでも俺は、俺の人生の主人公は「俺」だと、そう信じている。
幼小中高大、平凡な流れでここまで来てしまったが、俺は各年代で立派な主人公だったと思っている。
幼稚園の時は、滑り台から落ちてあごの骨を粉砕しながらも、泣いている友達を笑顔にさせた。
小学生の時は、小さな町のサッカークラブに所属してキャプテンをした。
中学生の時は、反抗期を理由に習い事をすべてやめて自我を確立した。
高校性の時は、中退をして通信制の高校へ移るという典型的な不良と同じ道を経験した。
大学生の時は、受かるわけない言われた前評判を覆し、難関大学に一浪で合格。学生委員会に所属し、輝かしい成績と共に卒業。そして世界一の売上高を誇る企業に入社。
底辺からのし上がったシンデレラストーリー。
誰しもが、「よく頑張った」、「やっぱお前はすげーよ!!」
そんな言葉は腐るほど聞いた。
いくらそんな言葉を掛けられても、ちやほやされても、「俺」は主人公じゃなくなったのだ。
俺を主人公の座から引きずり下ろしたのだ。そう、あいつが。