第三話 ワンコとの出会い
また、目が覚めると。今度は平原のようなところにいた。そして、自分が倒れていたところに剣が置かれている。あのじいさんからの贈り物か?ま、貰えるものは貰っておくとするか。
平原を歩いていると、何かの気配がした。動物…?サイズから考えるに犬か…?
とか思っていると、犬ではない怪物が現れた。口は裂け、頭も五つほどある。僕の知ってる犬じゃない、この化け物は。
僕は落ちてた剣を持ち構えた。大丈夫、警察官舐めるなよ?これでも剣道やってたし腕には自信があるんだ。が、この化け物、早い。しかしこいつ、バカだ。
この化け物、どうやら僕の視線が向いたら移動するようだ。しかも、全部右に。だったら…
僕はタイミングを合わせて剣を振る。
命中した…!
怪物の体が真っ二つに裂けていく。ま、正当防衛だね。僕だって戦いたくなかったし。悲鳴と共に化け物は塵になった。塵が集まり…え?なんで僕の体に入ってきてるの?
「体が無くなったし、お前の体に住むぜ!これからよろしく!その代わり、お前が俺のこと使役してくれていいからな!」
よし、なら試してみよう……名前ないと困るな。よし
今日からお前はワンコだ!
「来い!ワンコ!」
青い光が集い、ワンコの体になる。
ワンコは指示通りに動いた
これは戦闘や生活に利用できそうだ…
~to be continued~