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Police・Different World・Trip  作者: 疾風の焼き鳥二十九号
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第十六話 早すぎる復興

結城君が聞いた話によると、僕達転移者には『パピヨン物質』と呼ばれる物質が付着するらしい、パピヨン物質によって、能力を手にすることが出来ると。また、人によって目覚める能力は違うらしい。

クムロ「おーい、保いるか?町長が呼んでたぜ」

嫌な予感しかしない。どうせ果物集めとか、復興の手伝いとかさせられるんでしょ?

町長の元に案内してくれるらしい、回り見てみるとみんな謎にやる気に満ちてるし、どうしちゃったのよ…

みなさん早くない?見た感じ復興ほとんど終わってるぽいし、オマケに広くなってるし、帰ってきたとき気付かなかったけどこりゃ今さら復興の手伝いしろって言わないよな、つまり食料調達の件か。

けど、僕の予想に反して、食料調達とは関係の無い話だった。

町長「モンスターと魔族と戦う、町人達が自分から言ってきたんだ。」

みんなやる気だったのはそれでか、でもなんで…?

町長「なんでも、町に来たばかりのお前が戦ってるのに、戦わないわけにはいかない、だってさ」

そう言ってくれて嬉しい、でも僕、給料のために戦ったのに…まぁいいや。

町長「給料は忘れてないぞ、ほら」

紙幣と貨幣、それと、剣二本。思考を読まれたが気にしない。テコのじいさんに貰った剣を使い続けるのに抵抗があったし、この二本を使わせて貰うか。

「それで、この先どうします?」

町長「町人達を鍛える、保、お前もどうだ?」

よし、折角だし鍛えてもらうか、二刀流なんて使ったこと無いし。

町人「復興終わりました。」

まさか一日で復興終わるとは…正直信じられない。でも、整備された町を見てみたが、信じるしかないようだ。

町長「よし、鍛えに行くぞ。」

モンスターや、魔族達と戦う。怖いけど、覚悟は出来ている。ってもうこんなに距離離されてる。町長の後を急いで追いかけて行く。


~to be continued~

テコ「勇者の能力は持ってるが…性格がなぁ…いや、もう時間が無い。こいつを勇者の代役にするか…」

???「へー、ここが異世界かぁ。安心しなじいさん。天才の俺がなんとかしてやるさ」


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