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Police・Different World・Trip  作者: 疾風の焼き鳥二十九号
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第十話 ストロングな面接官

そういえば、モンスターを瞬時に出したり、引っ込めたり出来るかな…?

よし、面接に行く前に練習してみるか、人通りが無い路地裏に入ってやるとしよう。

「ワンコ!」

よし、五分ほどやって、出したい場所には出せるようになった。

次は、引っ込めたり出したり、か。

「グリーン!」

グリーンの姿が出してすぐ消えるのを確認した。やっとうまくいった… 

これは20分ほどかかった。

気持ちも落ち着いた。リラックスして受けれそうな気がする。

面接に行くとするか…

面接は合格かな?面接官の男はとても嬉しそうな顔をしている。

面接官「ここの面接を受けに来た人は久しぶりなんだよ、色々と、ハードだからね。よし、これから、学力検査をしたいと思う。時間は三十分だ」

この巨大な面接官は、机に紙二枚とペンを置いた。学力検査か、久しぶりにやるな。

面接官「では、始め!」

開始の合図と共に、ペンを持ち、問題に答えていく、よかった。元いた世界と同じような問題だ、異世界特有の魔法とか出されたら終わってた。

僕が終わったことを確認して、面接官は答えを確認する。

面接官「よろしい、では次が最後の試験だ。君はどんな武器を使っているんだ?」

剣です、と返し。自らの剣を見せる。武器、最後の試験…まさか、な

面接官「来なさい」

面接官に案内され僕は広い円形の部屋に着いた。部屋に置かれたハンマーがすごく気になる。

嫌な予感は的中した。

面接官「これより、最後の試験を行う、内容は、戦闘、相手はこの私だ」

面接官はハンマーを手に取る

やるしかないか…ワンコ、グリーン出番だよ。

面接官「殺す気でかかってきなさい。試験、開始!」

いきなり、ハンマーが振り下ろされる。間一髪で回避したが、ハンマーが当たった場所に大きなひびが入りその破壊力を認識させられた。直撃したら、骨折じゃすまない…なら、当てさせなければいい。

面接官の背後にワンコを出現させる、ワンコに気づいた面接官は背後に向きを変える。チャンスだ。ワンコを戻し面接官の背中を狙う、が、防がれる。大丈夫、ここまでは計算通りだ。今度は頭上にグリーンを出し、氷を発射させる。面接官は僕を払い除け、礫を防ぐ。これを何度も繰り返している内に面接官は疲労の色を見せ始めた。練習の成果有り、か

面接官「モンスターをそこまで使いこなすとは、君はいったい何者だ!まさかモンスターか!?」

隙有り、ってね。鳩尾をギリギリ外し拳で突く。

「モンスターとは失礼な、僕だってなんで使役できてるかわからないよ、ただ、これだけは言っておく、僕は善良な一般人だ」

面接官「我々に害意は無いのか?」

それは絶対に無い。と返事する。

面接官「もし、害意があるならとっくに害を加えているか…結果は合格だ。君のその、眼を信じるとしよう。少し、休ませてくれ」

面接官が復活したようだ。

面接官「私は、この町の町長でね、この町を守る者を、私が選んでいるんだ」

町長ストロング過ぎない?ハンマー持って地面にひび入れる町長とか始めて聞いたよ

「で、いつから働けばいいですか?」

町長「今日の夜からだ、詳しいことは、向こうのやつらが教えてくれるさ」

わかりました。

面接、ありがとうございました。

よし、職は確保した。次は図書館で、この町について調べないと…

まだまだ、やることが山積みだ…


~to be continued~

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