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美化委員?


どうしてこうなったのかー



俺は何度も自分に問うた。






目つきの悪さから気づけばケンカ三昧。


不登校、停学を繰り返し親からも煙たがられる。



仕方ない、と自分に言い聞かせつまんねー毎日を送っていた。




そんな、高校二年の春。




「はぁ!?」

思わず声を荒げるとクラスが静まり返った。



「だーかーら、何度も言わせんな高島雅也。

休んだお前が悪いんだろが」


担任の田中がだるそうに呟く。コイツは一年の時も担任だった。


普通なら退学であろう問題を起こした時も、コイツのフォローでどうにか進級できた借りがある。


だから、コイツにはあまり大きく出られないのだ。



「だからって…勝手に美化委員なんて…ふざけんなよ」


「お前なぁ、委員会入ってた方が何かあったとき得なんだよ。どうせ問題起こすんだから俺の言うこと聞いとけ」


「…チッ、」



俺は田中のはっきりとした物言いが嫌いじゃない。本人には死んでも言わねーけど。

今回はおとなしく従うか、と観念した。



「とにかく今日の放課後この教室で美化委員会だからな。」


「……おう。」



こうして俺は晴れて(?)美化委員となった。



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