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CHANGE!  作者: クローバー
第一章 変わってしまった自分
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巨神兵エリカ

タイトルにいろいろ問題がある気がしなくもないですが。きっと笑って許してくれることを祈って・・・。

さて、やってきました!すぐそこのデパート!家から徒歩20分!めちゃくちゃ近いです。ちなみに今は妹の服を借り・・・るわけにもいかなかったので自分のやつできても大丈夫そうなの着てます。昔着てた半ズボンがちょうどあって、それと小さめ(昔の自分では)のTシャツ、それに妹のサンダルという組み合わせ!なんという男の格好!いや、ボーイッシュと言ってくれ。もちろん体にあってないからだぼだぼだけど。ちなみについでに、妹の今日の格好は白い水玉ワンピースにカーディガンという格好である。ああいうふうに着こなせるのはすごいと思う。まあ実里は多分女子の中じゃスタイルも顔もいい方に入ると思うけど・・・。


「もーお兄ちゃん。早く来てよー。おそーい。」


そんなことを考えていると実里から呼ばれてしまった。決して変なことは考えてないぞ!


「いや、そんなこと言ってもだな、サンダルだし、服あってないし、体変わってすぐだから動きにくいんだって・・・。おっと。」


多分今の僕の姿は他人から見るとものすごく格好悪いだろうな・・・。ほら、いろんな人がチラチラ見てる。うう・・・・。


「あ、そういえば実里、よく僕が僕だってこんなに早く信じれたな。普通もっと疑わないか?」


僕のこの質問も変な感じだが、簡単に人を信じちゃダメだぞとたしなめておく。いくら妹といえど、いや、妹、家族だからこそ、僕かこうして女になってしまったことを簡単に信じれるとは思っていなかったが、存外すぐに信じ、受け入れてくれた。


「あー、なんかね、私、最初お兄ちゃんが部屋に入ってきたとき顔見ないままお兄ちゃんだってわかったじゃん?そのあともパッと見お兄ちゃんだなーってわかったんだー。なんか雰囲気がお兄ちゃんだったから。」


ニーッと笑いながら実里が答えた。こいつ・・・なかなかやりおるな・・・!


 ―――――


「やっと着いたー・・・。」


僕はふぅっと一息つく。さすがに疲れるな。まず、このズボン!ぶっかぶかなんだよ!歩きにくいわ!早く自分に合う服買ーおうっと。ちなみにお金はお母さんから頂いてきましたほくほく。


「ほらーお兄ちゃん休んでないで早く行こうよー!日が暮れちゃうよー!」


「日が暮れるって・・・まだ昼飯も食べてn・・・・は!?もう3時!?」


この作者・・・。飯の風景とか書くのめんどくさくて時間飛ばしやがったな・・・!?


「ほらー早くー!」


こんなクソ作者に文句言っててもしょうがないから先を急ぐとしようか・・・。


「はいはい、わかったわかった。」


急いで実里のもとへ行く。


「それで、まず何を買えばいいんだ?」


「んーそうだねー。まずはとにかく下着かなー・・・。」


「な・・ん・・・だ・・・と・・・・?」


最初にして最大の難関か・・・!


「サイズとかがわかんないのがネックだけど・・・とにかく買わなくちゃいけないもんは買わないとね!」


驚異の実里スマイル。ああ、実里が輝いて見えるよ・・・。こいつ絶対楽しんでるだろ。

そんなことを話している間に下着売り場に到着。男の時なら興味はあっても目を背けなくてはならなかった聖域・・・。しかし!今なら堂々と入ることができる・・・!ってちがーう!


「・・・行かなきゃダメ・・・・?」


「もちろん!」


実里スマイル再来。もう、僕は逃げる意思を失った・・・▼


「とりあえず採寸しないとなー。」


「おい!?ちょっと待て!今僕の下着は男物だぞ!?」


「あー大丈夫大丈夫。この店の人すごいから・・・。」


そう言いながら目をそらす実里。一体どうしたと言うんだ・・・?

レジへと歩いていく実里についていく。


「店長いますか?」


レジに着くとそこにいた女性に話しかける美里。


「あ、実里さん。いつもありがとうございます。ちょっと待っててくださいね。」


きっとここにはよく来るのだろう。女性とかなり親しそうに話していたから。


「あ~実里ちゃ~んいらっしゃ~~い。」


中から出てきたのは身長180はあるのではないかと思うような金髪の女性だった。


「エリカさんこんにちは。えっと今日はですね、おに・・・お姉ちゃんに下着を買おうと思ってきたんですけど、採寸していただけますか?」


「いいわよ~。あらそちらが実里ちゃんのお姉さんね?こんにちは。それじゃあ測るわね~。」


そう言って僕の体を舐めまわすかの如く眺めるエリカという女性。180あるような巨体に眺められるのは結構怖い。男の時は180なんて普通だと思ってたけどこうして女になって身長縮んだら小さい子の気持ちがわかるなあ・・・。それより、この人、測る器具持ってないけど大丈夫か?


「なるほど。わかったわ。サイズはここに書いとくわ。」


そう言ってレジの横に置いてあった小さな紙を指す。もしかしてこの人・・・見ただけで採寸できるというのか・・・・!?


「それにしても・・・あなたすごいわね~。」


そんなことを言いながら僕の体をさっきとは違ったニヤニヤとした目で見てきた。


「な・・・なんですか?」


ちょっと怖い。半身になり、いつでも守れるような姿勢になる。


「あら、怖がらせちゃったかしら、ごめんなさい。ただね、あなたの体のバランスがとても良かったから興奮しちゃったわ。」


ウフフと言いながら口元を抑えるエリカさん。引き気味な僕に美里が僕にだけ聞こえるようにささやく。


「この人変人だから・・・・。」


大丈夫だ実里。言われなくてもわかってた。


 ―――――


「実里、今日は付き合ってくれてありがとう。」


帰り道、夕日に照らされながら実里に話しかけた。


「いいってことよ。」


えっへん、というふうに胸を張る実里。ちなみにあのあともらった紙をもとに下着を4着、ジーパンを1着、キャミ3着、Tシャツ3着、ジャージ1組を買った。まだスカートを買う気にはなれなかった・・・。


「今日の晩ご飯何かな?」


「さあなー。久しぶりに焼肉とかしたいなー。」


「えー匂い付くからやだー。」


そんな他愛もない会話をしながら家に帰った。

これから僕はどうなるのか心配だったが、同時に少しだけ期待の気持ちがあったことは内緒だ。

たくさんの方に見ていただきとても嬉しいです。また、感想もいただき、勉強させていただいています。たくさんの方からアドバイスをいただけたらと思います。


次回の更新まで少し時間が空くと思いますが、ぜひ見て頂ければと思います。

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