プロローグ2
テンション上げるつもりがまた暗くなってしまった・・・orz
っていうか長くなった・・・。
目を開けると真っ白な世界だった。なんか真○の扉とかありそうな感じの場所。あ、わかる人少ない?まあそれと違うところって言えばなんか僕が浮いてるってとこかな。っていうか浮いてるのかもわかんない。意識もあるのかわかんない。どこが上か下か右か左かなんてわかりゃしない。なんでこんなところにいるんだろう?さっきまで何してたんだっけ・・・。あ、そうか、僕は死んだんだった。っていうことはここが死後の世界か・・・。なんか綺麗なところだな・・・。
『違いますよー。あなたは死んでなんかいませんよー?』
・・・・ん?なんか変な声がする。まあ気のせいだろう。寝させてくれ。
『あーちょっと!無視しないでください!』
「・・・・なに?」
『なに?じゃないですよまったく・・・人をなんだと思ってるんですか!』
そう言って出てきたのは金髪美女。白いだるっだるのローブみたいなの着た人。まあひと目で分かることは
「・・・・変人?」
『違います!!まあ変人かもしれませんけど!認めません!決して変人なんかじゃないです!』
ちょっと涙目な金髪美女。きっと自分のこと変人だって分かってるんだろうなあ・・・。
『だから認めてませんって!』
「はいはいそうですか・・・・って、は!?」
『どうしましたか?』
「いや、どうしたもこうしたも・・・まだ僕喋ってなかったんだけど!?」
『あー何だそんなことですか。」
そんなことって、結構重要だと思うんだが・・・。
『そうでもないですよ。だって私神様ですもん。』
「そうだよねー。神様ならできて当たり前かー・・・ってえええええ!?」
『さっきからうるっさいですねー。』
いや、神様って・・・えぇ!?あのー神話とかに出てくるあの!?
『そうですよー。』
あの某小説投稿サイトの小説によく出てくるあの!?
『いや・・・まあ、はい。』
「で、その神様がなんの御用ですか?」
『あ、テンション下がるの早いですねー。』
「だって現実感なさすぎるからさー。」
『まあここは私が作り出した世界ですからね。』
「へーそうなんだー。」
『反応薄!』
よく顔文字で使われる「びっくり」の顔みたいになる金髪美女。っていうか金髪美女って言いにくいな。
『ああ、そういえば自己紹介がまだでしたね。私のなまえはイーシュ・イシャーです。できればイーシュではなくイシャーの方で呼んでください。』
「あのー・・・さっきから人の心勝手に読みすぎじゃないですか?イーシュさん。」
『イシャーでお願いします!』
また涙目になるイーシュ。それにしても変な名前だな。作者の安直なネーミングセンスが伺える。
『それと、別にあなたの心を読もうとしてるわけではないんですよ?』
「どういうこと?」
『生物がコミュニケーションをとる際、言語ではなく、意思でコミュニケーションをとっているんです。私はそれを読み取っているだけなんですよ?』
「そっすか。」
『さっきから色々と反応薄くないですか!?』
「いや、だから現実味がないんですって。」
『まあ現実じゃないですからねー・・・・。』
「っていうか無駄話多いので早々に本題へ入って頂けませんかね。」
『この子冷たいわ・・・。シクシク。まあいいでしょう。じゃあ、まずはじめに、あなたがさっきまでしていたことを覚えていますか?』
「自殺。」
『その通りです。ですが、私としてはそれがちょっと許せないんですよねー。」
なんて言いながら笑うイシャー。
「・・・何が言いたい。」
『率直に言うと、あなたには生き返ってもらいます。』
「断る。」
『ひどっ!まあ断っても強制ですので。』
「なんでだよ!」
『なぜかというと・・・お答えできません。』
そう言いながら目をそらすイシャー。なんかすごく焦っているように見える。
「・・・何したんですか?」
『ギクゥ!』
「正直に言ってください。」
僕は精一杯の笑顔で言った。でも、多分目は笑ってなかったと思う。
『・・・えっとですねー。色々ミスったとだけ言っておきます。』
「それで許されると思ってんの?」
またも精一杯の笑顔で受け答える。右手はぐーだけど。
『ちょ、ちょっと待ってください!わかりました!全部話します!なのでその手をおろしてください!』
こいつ神様のくせによわいな!
『しょうがないじゃないですか。私は神の中でも最強ではあるんですけど、痛いの嫌いなんですよ!』
こいつ・・・最強かよ!なんか弱そうなのに!
『うるっさいですねー!いいじゃないですか!平和主義!』
「いや、別にいいけどさ・・・。」
『話を戻します。えぇ・・・私のちょっとした手違いであなたに不幸が降りかかったというか・・・。』
どもりながら話すイシャー。
「まあ、ミスってのは誰にでもあるからな、それで?」
『はい。ほんとは罪人に降りかかるはずだった不幸があなたに降りかかりました。それで自殺させてしまったとなっては今後の私のメンt・・・・あなたが可愛そうです。』
なんか聞こえたきがするけど気にしない方向で行こう。
『それで、あなたには生き返っていただいて、これからの人生はしっかり楽しんでもらおうと思ったわけです。』
「・・・断っても強制だったよな?」
『はい。それと、今まで起こったことは元に戻りませんが、これからの生活がうまくいくように手伝いはさせていただきます。』
「・・・そうか。」
『私だって反省はしているんですよ?』
遂にイシャーは涙を流していた。女の涙って卑怯だよなー・・・。
『・・・?私・・・女じゃないですよ?』
「・・・・え?」
こいつ・・・何を言っているんだ?金のロングヘアー。くびれのある腰。すらっとした脚。そしてなにより、胸についているあれ。
『神に性別なんてありません。』
ああ、そういうことね。
『だから、人間の男性についているあれもちゃんと・・・。』
「ストーップ!!!!よーくわかった!ありがとう!」
『なんですか?顔真っ赤にして。』
そんなナリで言われたら誰でもなるわ!見た目金髪美女がそんな卑猥なこと言うなんて・・・。
「まあ・・・とにかく、だ。ほんとに僕は生き返らなくてはいけないのか?」
『はい。』
間髪いれずに返事が来る。即答だった。
「・・・はぁ。わかった。だが、ひとつだけお願いがある。」
『なんでしょう。一つと言わず何個あってもいいんですよ?』
そう言ってクスリと笑うイシャー。
「いや、これだけでいい。仁と・・・友達と同じ高校に通いたい。自殺できなかったんだ。この望みを叶えて欲しい。自殺以外といえばこれぐらいしか考えられない。」
『友達思いなんですね・・・。ところで、なんで自殺がもう無理だってわかったんですか?あなたなら私が生き返らせたあとにすぐ自殺するとか言いそうだったんですが。』
「そんなことできるんだったら最初から生き返らせたりなんてしないだろ?」
そう言って笑って返す。
『それもそうですね。』
イシャーも笑って返す。
『それでは時間も時間ですので、そろそろ生き返っていただきましょう。説明はそのあとにします。』
「わかった。」
『それでは目を閉じてください。』
言われた通りに目を閉じると体の感覚が完全になくなった。今までもあるかどうかわからなかったが、今度は確実になくなった。ないということがわかるくらいに。しかし、その直後、体が熱くなった。まるで火の中にいるようだ。
「・・・グッ。」
熱い。そう思いながら僕は再び意識を奪われた。
長いことお疲れ様でした。今回はセリフが多すぎな感じですね。
次回こそ明るく・・・明るくします!きっとね!
ミスいっぱいで訂正しまくりです(汗
ちなみにイーシュは男、イシャーは女という意味があるそうです・・・。ネーミングセンスェ・・・。
Σ(゜д゜lll)←びっくり
4/20 誤字訂正。あとがきの追加