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もう一つの話 Covid 1987

私は伯父さんに借りたモスグリーンのスーツケースにきれいに荷造りした。あとは7月19日を待つだけだった。

7月19日、起きると空気がおかしい。なにか不気味な匂いまでする。光は初めからなかったように存在しない。真っ暗。まだ朝ではないのか? 目が慣れてくる。テレビニュースの音が聞こえる。

昨日まで人ごとと捉えていたニュースがこう伝えている。”Covid 1987日本直撃・全空港封鎖”なんだ、なんだ、う~? 私はアメリカへ行けない?こんなことが現実に起きるのか? 第一Covidってなんだ? ミサイル? 宇宙船? スパイ気球?

電話がなる。ニック肉桂先生からだ。ニュースの通り空港封鎖のためアメリカ旅行は延期になると連絡がきた。Covid とはウィルスと知る。感染力が強く、死をもたらすこともあると知る。まもなくニック肉桂先生はCovid による日本人初の犠牲者となり、あっけなく死んでしまった。もうアメリカ旅行どころではない。

幸い私は薬学生。にっくきCovidはいつか、パワーアップして戻ってくる確信がなぜか私にはある。私は猛勉強を続ける。大学ではCOVIDサークルを立ち上げた。卒業後も大学に残りCovid一筋に研究をした。全世界とインターネットで繋がり、世界の研究者と共同研究もした。そして2019の12月Covidは再びきた。私たちは完璧に準備できている。行き先は決まっている。それまで、ここで

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