2 7月19日(日) 1日目
午後3時、1時間のフライトでオークランドに着いた。
ニック肉桂先生がレンタカーを借りた。借りたリムジンは12人乗れる大きな車。リムジンに乗るなんてすごくお金持ちになった気分。3時45分、これから2週間程、暮らすミルズカレッジに着いた。
入り口近くの建物内で手続きをしてlisser hallがこれから私達が寝泊まりする建物だと知らされた。
学生全員がドームで暮らすこの大学には10棟の学生ドームがある。学生が長い夏休みで留守の間はそのドームを観光客に開放しているので、私達が使えるそうだ。
建物に近づくと、奥さんが何かニック肉桂先生に小声で話している。顔は怒っている。ニック肉桂先生が、案内の人にドームを変えてくれないかと英語で話した。案内の人はニック肉桂先生と奥さんを連れて最初の入った建物に戻って行った。
私達10人はその場で待っていた。すぐ戻ってきて今度はキャンパスの中央にあるmary morse hallに連れて行かれた。
その部屋は一人部屋だった。ドアを開けて入ると、正面に窓があって、生成りのカーテンが掛かっていた。右にベッド、左の窓近くに机と椅子が置いてあった。その横の扉を開けると鏡付洗面台があった。白色の壁に綺麗な木目の焦げ茶の床。こぢんまりとして、いい感じ。英語で言うならばcozy and niceかな。
私の部屋の右隣は共同で使うシャワー室とトイレ。左は蜜、蜜の妹、その友達の部屋が並び、廊下をはさんで向かいには端からニック肉桂先生と奥さんの2人部屋、男の人の個人部屋が3つ続き藍さん、藍さんの妹、みどりさんの部屋になった。私の向かいはお寺の弟さんの方の部屋だった。私は人の顔を覚えるのが苦手で会話をしないと顔が覚えられない。どこに私のお向かいさんはいるのだろう? 彼らしき人の姿は見当たらない。
奥さんは去年の夏もこのドームにニック肉桂先生と英語教室の生徒を連れてきていてlisser hallに泊まったそうだ。そこは何処に行くにも不便で建物が古いのが嫌だったので変えてもらったと話した。なんでも主張できる人で羨ましいと思った。
それぞれの部屋で荷物整理をして、その後サンフランシスコで夕食をとることになった。ニック肉桂先生の運転するリムジンに乗って出掛けた。パーキングに停めサンフランシスコの街を歩いた。時差は気にならず元気で適度にお腹も空いていた。空気はとても気持ちよく爽やか。たくさん空気を吸い込みたいと思った。歩いている人々はノースリーブの人もいれば長袖の毛糸のセーターの人もいる。人種のるつぼ、多種多様な人々がここで暮らしているのは外見や考え方の違いだけではなく感じ方もなんだ。何でも、ありなんだと思い愉快な気持ちになってきた。
私達がお上りさん(田舎から見物のため都会にきた人をからかっていう語)のように固まって歩いているとケンタッキーフライドチキンの建物が見えた。私が「ケンタッキーでバイトしているからアメリカのケンタッキーでも食べてみたい」と言った。
最初にお寺のお兄さんが賛成してくれて、その後みんなも賛成してくれて中に入って食べることになった。中では日系人が多く働いていた。チキンは日本と同じ味だった。さすがケンタッキー。チキンの調理担当者はKFC独自の認定資格チキンスペシャリストの修得が義務づけられている。どこでも同じ味のチキンが食べられる。飲んだオレンジジュースはデカくて日本のよりも少し濃い味のような気がした。お腹も満たし、今日はもう遅いのでそのまま大学のドームに戻った。
まだサンフランシスコ見物がしたいと思った。でも、また来ることができると思うと嬉しい。




