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第2話 初異世界、心友と新しい出会い

異世界に飛ばされ、異世界で産まれて1年目の春頃、篠崎茜、友喜杏は、名前が変り、茜は、シトナと言う名前に、杏は、クムルと言う名前に変わった。

異世界で二人は、もう顔も合わせていた。二人の家が隣同士で親がお互い知り合いだそうな。二人はまだ赤子だが、お互いが誰なのかわかっていた。二人は、とある少し大きめの村に産まれた。

村の名前は、アルカナ村と言う村で、人は、住んではいないが魔族や他の種族が住んでいる。


シトナの家族の説明だが、父親の種族は、鬼人族、オーガの上位魔族で基礎的な身体能力は、全魔族の平均値を上回る、見た目はオーガよりも細く筋肉質で、目が紅くツノがある、ツノの本数は固体によって違う。シトナの父親は、ツノが二本あり普通の鬼人よりも少し大柄で、目の色が紅い、肌の色は灰色に近い色をしている。見た目は怖いが音は優しい鬼人だ、何よりこの鬼人の作る料理は美味しいと家庭内では評判なのだ。元は、冒険者で、名前は、エジルと言う。


次に母親だが、母親は、ニンフと言う種族で、妖精の一種だ、基本的に、女しかいな種族である、基本的な姿形は人の女性だが人よりも生命力や魔力が異常に高い、あと美女ぞろいである。シトナの母親は、白髪のロングで腰まである長い髪が特徴的、整った顔つきで非常に美人である、得意なことは掃除、家事、洗濯、裁縫と言った完璧主婦なのだ。名前は、ヘニアと言う。


シトナの見た目だが、黒髪に赤眼で、肌は薄い肌色で、体格は太くもなく細くもないちょうどいい体格をしている、あと小さいツノがエジルと同じく2本頭から生えている。魔族の上位種である。


続いて、クルムだが、クルムの父親は、普通の魔族で、黒髪の長髪に、黄眼で、肌が灰色だ筋肉質ではあるが、シトナの父親ほどでは無い、元は、冒険者で、エジルとは、同じパーティーを組んでいた。よくエジルと格闘模擬戦をしているところを村で見かける。名前は、バルドと言う。


次に母親は、ハーフエルフなのだ。エルフといえば異世界定番の種族である。特徴は耳が長く皆美男美女ぞろいなのだ、クルム の母親の特有は、金髪で、緑眼で、体格はほっそりとしている肌の色は薄い肌色なのだ。名前は、フィーナと言う


そして、クルムには妹がいる、妹の種族はハーフエルフで、緑の髪に、琥珀色の嫌いな眼で、母親よりの見た目をしている。名前は、ミネラと言う


最後に、クルムの見た目だが、髪は黒で、目も黒で、肌の色は灰色だ。シトナと並ぶイケメンだが、何かが足りない感じがする男である。種族は魔人族だ。魔人族は魔族よりも魔法型にとっ化した種族である。それ以外はあまり大差ない。


そして月日が流れて7年目の冬、外は寒く、雪が積もる中、村の外で騒ぐ子供たちの中で人目に触れないような場所で、遊ぶシトナとクムルがいた。

「なぁシトナ畑仕事もしばらく休みでやることなくて暇なんだが」

「それ、何気に上手く、雪兎作れてる奴の言うセリフじゃ無いだろ!」

「お前、作れないのか?雪兎」

「別に作れないわけじゃ無いけど、俺より上手く作れてるからなんかムカつく」

「なんだその理由、まぁでも二人で遊ぶのもなんか久しぶりだよな」

「そうだな色々あったもんな、でもまぁ楽しいからなんでもいいか」

「そうだな、おし!じゃ次鎌倉でも作るか!?」

「おうよ、任せろ一級鎌倉建築と言われた俺の力、見せてやるぜ」


そんなたわいもな話をしながら鎌倉を作っていたら見知らぬ女の子がシトナの後ろに、立っていた。

見た目は、腰まである長い紫色の髪、綺麗な青眼で、毛糸の手袋をしていて、毛糸のマフラーを巻いている、冬の完全防具をしていて、あまり表情を顔に出さなそうな感じで、細長い青いリボンが目立つ女の子で、二人と同い年の7歳の女の子だ。

その女の子にきずかずに、未だに鎌倉を作るための長方形のブロックを作っている二人である。女の子が痺れを切らして声をかける。

「ねぇ、何を作っているの?」


その声に驚いて、一瞬飛び跳ねる二人、それを見て、クスクスと笑う女の子に二人で思わず声がハモる。

「「お前誰だよ!」」


女の子はまた笑いながら答える。

「私は、ルナ、ねぇ今何してるの?、よかったら見せてくれる?」


それにシトナが答える。

「あぁいいぞ、今はな鎌倉を作ってんだ」

「カマクラ?なにそれ?」

「冬になると雪が降って寒いだろ?だからそれをしのぐための小さな家だよ」


鎌倉に興味を持ったのか、二人が作る作業をあきるこなく見ている。

鎌倉ができると二人に、言われるがまま中に入っていくルナ、初めて見るものなので、

興味津々で、少し嬉しそうに見えた。

「どうだ中は?暖かいだろ」


クルムの言葉にルナはコクリと頷いた、ルナは二人に手招きをする、二人は、俺たちが作ったのにとか思いながら中に入る、そこで、しばらくの間暇をつぶす三人であった。

「そういえば、貴方達の名前聞いてなかったね、貴方達の名前は?」

「あぁそうだな、じゃ俺から、俺はシトナ、種族は上位魔族だよろしく、ルナ」

「じゃ次、俺ねぇ、俺はクルムだ種族は魔人族よろしくな!ルナ」

「うん、よろしく」


三人はしばらく何気無い会話をしていた。

「そういえば、ルナの種族は、なんなの」


クルムがそう聞くとルナは、自慢げに、答えた。

「パンドラ」


パンドラは、基本的に魔族ではなく魔物の部類なのだがごく稀に、魔族として、産まれてくる珍しい種族なのだ。魔力も体力も力も他の魔族よりは、上で、魔王であることの方が多い種族だ。


「へ〜こんな可愛い子がパンドラなんて思わなかったなぁ」


シトナの言葉に反応して顔が赤くなるルナ。

「か、可愛いかな?」

「うん、でもスッゲー可愛いと俺は思う」

「あ、ありがとう」


ルナは、下を向いて小さく御礼を言った。

その頃外では、雪が降り始め一段とまた寒くなってきた。その時ルナが凍え始めた。

「さ、寒い、眠い」


シトナとクルムは、ルナの異変に気づき、すぐに、温めるものはないかと探す二人、しかし、辺りには雪しかなく、何かいい案がないか知恵を出す二人、その間にシトナの膝に倒れ込むルナ、その後にいい案がシトナの頭の中に浮かんだシトナのセーターをルナに着せることにした。すると、だんだん回復してきたようで目を覚ました。

「どうだあったかいか?」


状況を理解しようとルナの頭は、フル回転するが、虚しく撃沈し、ルナは、恥ずかしくて、顔を赤くしている。

「パンドラって寒いの苦手なのか?」

「ううん、私が寒いの弱いだけ」

「だから冬の完全装備してるのかなるほどね」

「うん、みんな外に出て楽しそうに、遊んでるから私も遊びたくて、でも友達居ないから...」

「でも今は、俺たちが友達じゃん寒い中、外に出てきた甲斐があったな!」

「うん」


それから三人は、日が暮れるまで、鎌倉の中で、楽しく過ごし、暗くなるとそれぞれ、家路につくのであった。それから三年が過ぎた。

それから三人はよく遊ぶようになり、もうそろそろ学校が始まる時期になっていた。春の始め朝早くから、クルムは、畑の種植えと水撒きをしている。

シトナも朝早くから、放牧している牛や鶏の世話で忙しい、ルナは、シトナの手伝いをしに、毎日来ているのだそうな、ルナの両親は、両方とも上位魔族で、服屋を営んでいる。

この時期は、あまり忙しくなく、ルナは、暇を持て余しているので、シトナの手伝いをしていると言うわけだ。シトナは、牛に牧草を与え終わると、休憩中のルナの様子を見に行く。

ルナは、家の中でお茶を飲みくつろいでいた。シトナは、ルナの前に座り机に倒れる。

「あぁ、やっと終わった〜もう疲れて眠い」

「お疲れさま、お茶飲む?」

「うん、もらう」


ルナは、机に置いてある赤いポットを取ってコップにお茶を注ぐ。

お茶の入ったコップを倒れ込んでいるシトナの前に置く。シトナは、起き上がりコップを手に取り口に運ぶ、お茶が熱かったので少し舌を火傷した。

「あっち」

「ゆっくり飲んで、熱いから」

「いや、早く言ってよ!」


二人が楽しげに話していると、玄関の方からノックが聴こえた。シトナが返事をして出ると、目の前に、クルムが汗だくで居た。

「いや〜悪いねくつろぎ中に」

「いや、別にいいさで、どうしたんだよ汗だくで」

「うちの畑を少し増やすから、手伝ってもらえないかなって」

「耕すのを?」

「そう、親に、「人手が足りないからシトナくんよんできて〜」て頼まれてね、だからお願い」

「クルム、妹のミネラは?」

「まだ寝てる、たぶん昼まで起きないと思う」

「しかたない、わかったよ手伝いに行くよ」

「ありがとな、助かる、じゃ今から行こうか」

「あぁ、待つてくれ今ルナも来てんだよ」

「いつも、お前ら一緒にいるな、わかったじゃまた後で、畑で待ってるから」


クルムは、走って畑まで戻り、シトナは、ルナに状況を説明している。ルナは、少し考えて、シトナについていくことにした。

「私もいく」

「大丈夫かお前、畑仕事は、だいぶ疲れるぞ?」

「大丈夫、問題ない、なんでもバッチコイ」


そんなこんなで、二人は、クルムの待つ畑に向かう。畑は、まだ耕してもなく策と土地だけがある。そこに鍬を持った。クルムが来た。

「待ってたぞ、シトナって、ルナも一緒か」

「うん、暇だから来た、畑仕事なんでもバッチコイ」


三人は、クルムの両親のまつ畑へと向かった。

「今日は、よろしくね」

「今日は、畑を耕すのを頼むぞ三人とも」


クルムの両親がそう声をかけると、三人は元気よく返事をした。人が揃ったので、畑を耕す広さをクルムの両親から聞く、今回は、一枚だけ耕して終わりだが、種まきもするとのことなので、シトナとルナを読んだとのこと。近くには小さめの、草の生い茂った坂がある。昼はそこで食事を取ろうとシトナは、考えた。

作業を始めて、気づけば昼、シトナは、持参した手製のお握りを食べながら畑の風景を見ている。そしたらクルムの父親、バルドがシトナの横に座る。

「いつも息子がお世話になってるな」

「いえいえ、こちらこそ」

「唐突だがシトナくんは、これからどうしよかとかは考えていなのかな?」

「えっ何故に今それを?」

「いやね、息子にもたまに聞くのだが「さぁ」としか返ってこなくてね」

「はぁ、まぁ将来この村を出て、色々なところを見て回ろうかと....」

「それじゃ、あの子はどうするんだい?」

「あの子?」

「ほら、シトナくんといつも一緒にいるルナちゃん」

「どうすると言われても、ルナが一緒に来たいというなら別にいいんですけどでも一番はルナが何をしたいかじゃないですか?」

「そうか、それじゃこの村を出るというなら冒険者になりなさい、そうすれば旅も楽になるだろう」

「そうですか、考えておきます」

「さて、俺は、仕事に戻るとするよ、シトナくんは、もう少し休んでなさい」


クルムの父親は、作業に戻りそれと入れ違いに、へとへとのクルムとルナが休憩に来た。

「なんだもう休んでたのかよシトナ」

「なんだよ、いいだろ別に腹減ってんだから」

「シトナ、体力なさすぎ...」

「なっ、ルナまで、まぁいいけどさ」


三人が仲良く休憩して、ルナはシトナの手作り弁当を食べ、疲れたのか寝てしまった。

シトナとクルムもルナを挟んんで横になる。そよ風が気持ちよく草が揺れる心地いい。

「なぁ、シトナ、父さんとさっき何話してたんだ?」

「今後どうするかって話し」

「あぁ、あれな、十歳に聞く話じゃないよな、まっ俺は、お前についていくつもりだが」

「うん、取りあえず、冒険者になってみようと思う」

「そうか、じゃルナはどうするんだ?」

「さぁ、ルナはルナのやりたいことをやればいいんじゃないかな」

「じゃ、シトナに私もついてく」


急にルナが話に割り込んできて、シトナとクルムは動揺している。

完全に寝ていると思ったから、急に話しかけられて、無理もないだろ。でも、実は少し起きてたという。

「起きてたのかよルナ」

「うん、そしたら話が聞こえたから」

「そうかまぁでも無理して、俺についてこなきてもいいんだぞ?」


シトナがそう言うと、頬を少し膨らませムスッとしている。

「無理なんかじゃない、これは、私が決めたことだから」


十歳にしては、随分気が早い話をしていたら、クルムの父親に、「そろそろ戻ってきてくれ」と言われ、畑を耕す作業に戻る三人である。しばらくして、指定された、畑の場所は耕し終えて、クルムの妹のミネラも来て、種まきはシトナとルナはしなくて済み、やることがなくなったシトナは、ルナを連れて村を見る事にした。

村は、広く店も普通の村よりはあった。肉屋に魚屋、鍛冶屋、コロッケ屋、服屋、屋台、酒場、八百屋、小さな図書館、薬屋、それらを見て回った。

まずは、肉屋に行った。肉屋では、リザードマンのオッサンに、シトナとルナは呼び止められた。

リザードマンのオッサンは、いかにも肉屋の店主という風格をしていて頭に付いているバンダナから角が二本出ている。名前は、ジルという。

「お前さんたちデートかいな?」


ジルは、二人をからかうように呼びかける。

「ち、違いますよジルさん」

「そうかい?嬢ちゃんはまんざらじゃなさそうだが」


シトナは隣にいるルナのことを見た。普段はあまり感情を出さないルナが嬉しそうに目を光らせてる。

だがその眼の光は、ジルにデーと言われたからではなく、肉屋のデカい肉を見て目を光らせているだけだった。それにきずいたジルは、申しわけなさそうに、肉をシトナとルナに渡してくれた。

「じょ、嬢ちゃんはこっちのほうやったかな?シトナなんかすまんな」

「いいですよ、お肉ありがとうございます。」

「いいって事よサービスだ気にすな!」


次に学校の前を通り、鍛冶やに来た。鍛冶屋にはいかにもなドワーフのおじさんがいた。ドワーフのおじさんは、白い手ぬぐいを頭に巻き、外に屋根だけ着いた工房でひたすらに鉄を金槌でたたいている。叩いた鉄をレンガでできた釜に入れている。釜の後ろには鍛冶屋の裏口がある。

ドワーフのおじさんはまさしく職人の風格を放っていた。ドワーフのおじさんの名前はバルドと言われている。シトナとルナはバルドの邪魔をするのは悪いので遠くから見ている。

バルドの職人の腕を見ていたら日が暮れはじめ気づけば夕方になっいていた。

暗くなると外は危ないので、シトナがルナを家まで送る途中で開けだ場所に出る。村の中心だ。村の中心は綺麗な円状にレンガで舗装されている。周りには誰もいなくて、実質シトナとルナの2人きりである。空を暗くなり綺麗な満月が二人を照らす。ルナは自分の後ろに手を組みシトナの前に出るルナはシトナに可愛いく微笑みかける。シトナは不覚にもその可愛らしい笑顔に見とれてしまう。

「今日は楽しかったね」

「あ、あぁ」

「今日はありがとここから一人で変えれるから大丈夫」

「そ、そうかじゃ、じゃまたな」

「あっ!まって」


シトナはルナの呼び止める声に振り向くと、ルナの唇がシトナの唇に触れる。シトナはルナに強く抱きしめられ動けない状態にルナの膨らみかけの胸がシトナの身体に当たりシトナの心臓はバクバクなり続けている。シトナのほうが身長が少し高いので、ルナは背伸びをしてキスをしてる。

周りが暗いのでもし誰か来ても見られる心配がないのをいいことに、長い間キスをする。シトナは理性を保つので、精いっぱいで状況処理が追い付いていない、ルナがしばらくしてシトナから離れる。ルナは顔を赤くしてシトナにさよならを言って家に帰る。

シトナも状況整理ができてないまま家に帰る。家の前まで着いていて、ドアを開けるとリビングの台所の方で料理をする音が聞こえた。

「た、ただいま」


シトナがそう言うと、リビングから、一人の女性が出てきた。それは、シトナの母親ヘニアだった。

「お帰りシトナ、帰りが遅かったけど、どこにいってたの?」

「クルムとこの畑の手伝いとルナと散歩」


そう言いシトナは、リビングの方に行く、リビングには、台所と、食事をするためのテーブルがある。

リビングからは、すぐに、家畜のいる場所に行ける扉がある。テーブルには、シトナの父親、エジルが座っていた。

「お帰りシトナ、今日は遅かったじゃないか」

「うんまぁね、ルナと散歩してて」

「デートか?」

「ち、ちがう!」


シトナがエジルと話していると、料理が運ばれてきた。料理は、野菜やシトナがもらってきた肉、この村で採れたものが使われていて、栄養満点の料理となっている。ヘニアが席に座り「いただきます」をしてから。食事をとる。ヘニアの料理は田舎村にしては、なかなかに美味しい料理だ。

「味はどうかな?」

「美味しいよ母さん」

「うん、いつも通り美味いよヘニア」


そんな家族のたわいない会話がシトナに取って、とても嬉しいことなのだ。

シトナは、ご飯を食べ終わるとすぐに自室に戻る。

シトナの部屋は、リビングを出てすぐの階段を上がり、突き当たりの一番奥にある。シトナの部屋には、当然電気など無いので、ドアを開けると、当然真っ暗なのだ。そこでシトナは、いつも部屋に入ると、窓のカーテンを開けて、月の明かりを入れることにしている。月の明かりは、思ったよりも明るく、部屋全体を照らすには、十分な明かりになる。シトナの部屋の窓からは村が見えて、たまにそこから村を見ることもある。

シトナは、窓とは、反対側の壁にあるベッドに座る、そして日課である魔法を出すイメージ修行をしている、いちいち呪文を詠唱することなくイメージだけで、魔法が出せるから便利なものである、今日は、火を手から出すことをイメージして、指先の方に集中している。

(イメージは、ライターの火をイメージして、指先から出す。空気が燃えるイメージだ)


そうすると、シトナの指先から、赤い炎が出て少し暗かった部屋が、シトナの周りだけ明るく照らされている。

「思ったより暑くないな、簡単に魔法が出せるのもいいし、詠唱が無いのもいいな、厨二病大会をせずに済んだ、よかったよ本当」


シトナはそのとたんに、今日の帰りのルナとのキスのことを思い出す。すると火は途端に消えた。

「あっ!」


ルナのことを思い出すと恥ずかしくて死にそうになるので何も考えずに日課を終わらし寝ることにした。

今夜は、満月、シトナは(明日は、晴れるかな)と思い眠りにつくのであった。


お、ま、け。

周りは、暗く一部だけ、明るく光っている部分があるそこにある白い椅子に座ってる一人の女の子がいた。名前は、ファルナ。

ファルナは、椅子に腰掛けて、ずっと鏡を見ていた。

鏡に映っているのは、転生したてのシトナの姿であった。

「シトナは今何してるかなぁ」


鏡を除き一人でシトナの行動を見ているのであった。そこに一人の老人が来た。

「ファルナよ、お主なにをしているのだ?」


老人がファルナに声をかけると、ファルナは、驚いて、振り向く。

「ひゃい!なんであなたがここにいるんですか!?」

「いちゃ悪いのかの?」

「悪いですよ、乙女の部屋に無断で侵入とか犯罪ですよ!」


老人は、軽く笑い、ファルナの持つ鏡を見る。

「その鏡に映っとるの例の子供かの?」


ファルナは、鏡を見られて、急いで、手で隠す。

「勝手に見ないでください!」

「フォフォフォ良いではないか、お主その子のことをすいておるのだろう?」

「それがなんですか!」


ファルナは、威勢良く老人に、突っかかると言うか、開き直っただけである。

「いや何、わしもそのこと話してみようかと思っただけじゃ、わしには、孫もおらんからの、わしの与えたギフト、神との通話で、話してみようかの?」


ファルナに、そう老人が聞くとファルナは、ブンむくれて答える。

「いいんじゃないですか?」

「じゃ今度そうさせてもらうかの」


老人は、ファルナの部屋を出て行き、ファルナは、また鏡を見直して、シトナのことを見て微笑むのであった。

「シトナ...今はまだ会えないけどまたいつか必ず」

いかがでしたでしょうか?

最後におまけをつけさしていただきました。ファルナが出てきた理由はですね僕がファルナのことを忘れそうなので、出さしていただきました。キャラの設定や、名前など忘れっぽくて、常に出して行きたいのです。ですので、今後もおまけ編をつけさしていただきます。

それと投稿が遅れ気味になるかもしれませんがこれからも楽しく読んで頂けると幸いです。

これからもどうぞよしなに。

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