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かくして僕は、告白することを決意する

 

 あれから、色々なことがあった。


 僕はヨシオにまどか先輩の事が好きだと誤解されたんだ。


 もう、何を言ってもヨシオは聞く耳持たずで、僕とまどか先輩がくっ付くようにあの手この手を講じた。


 そのあからさまなヨシオの態度に、まどか先輩は時折、涙を浮かべる場面もあった。


 問題はそれだけでは止どまらず。

 心音と一緒に行った花火大会。その日、僕はゆるふわ系ロリ美少女になっていた。


 心音とカキ氷をシェアして、自分が女装していることを忘れてしまうほどに楽しい時間を過ごしていた。


 もう、このままの関係でもいいかな。なんて思うほどに──。


 しかし、たまたま前を歩いていたヨシオ(・・・)にカキ氷をぶちまけてしまった。


 偶然にして奇跡の出会い──。


 では、無かった。


 不幸にもヨシオは、僕だと気付かず女装した僕に好意を抱いた。……友達だから無下にはできない。なるべくヨシオが傷付かないようにと、必死に抗った。けれど、最終的には告白された。


 当然、振った。

 振るしかなかった。だって僕は男だから。


 傷付けまいとする、中途半端な優しさがヨシオを余計に傷付けた。


 そう思っていたのだけど──。

 翌日、部活に現れたヨシオは不思議なくらいスッキリした顔をしていた。


 程なくして、ヨシオの撃沈を知ったまどか先輩は〝今がチャンス〟とヨシオに告白をした。……しかし、振られた。


「だよね。知ってた」そういうまどか先輩の顔は切なさに溢れていたけど、どこか清々しさも感じられた。


 そうして、僕は多くを学んだ。


 うじうじとその場に流されて、保身的になるんじゃダメだ。結局それは、僕だけではなく心音のことも傷付ける。


 だって僕と心音には幼馴染として過ごしたかけがえないのない時間があるのだから──。


 そう。だから……。


 だから……。


 告白をしよう。


 正直な気持ちを、ありのまま、心音に伝えよう。


 振られて、前へ進むために──。


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