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【三分で読める】ほのぼの・癒されシリーズ

手 ~ひとり、がんばるきみへ~

作者: 架け橋 なな
掲載日:2019/06/27

 たよりない、ぼくの()で、だきしめた。



 きみの、よわいこころを。


 くるしむこころを。



 いいんだよ。


 きみは、がんばったのだから。


 これいじょうは、がんばらないで。



 そのこころが、こわれないように。


 そっとだきしめるから。


 うけとめるから。



 きみのつらいこと、はんぶんこしよう。


 おまんじゅうみたいにわって、ふたりでたべちゃおう。



 きみのうれしいこと、にばいにしよう。


 ばんざいして、とびはねて、ふたりでいっぱい、おいわいしよう。



 みんな、じぶんのことばかり。


 せかいはさみしいかもしれない。



 でもね、きみがいてくれるだけで、ぼくはしあわせなんだ。


 きみにめぐりあえただけで、ぼくはこううんなんだ。



 ないてもいいよ。ずっとそばにいる。


 いいところ、わるいところ。


 ぜんぶひっくるめて。


 ぼくは、きみがすきだから。



 きみはやさしすぎるから、しんぱいだよ。



 ひとよりずっと、きずつきやすいくせに。


 ひとよりずっと、きずつけることを、こわがる。



 だから、ぼくはきみを、まもることにしたんだ。


 いつ、どんなときも。


 きみのいちばんの、みかたになる。


 それが、ぼくにできる、ゆいいつのことだから。



 だいすきだよ。


 うまれてきてくれて、ほんとうに、ありがとう。


 ぼくをみつけてくれて、ほんとうに、ありがとう。



 このひろいひろい、せかいのなかで。



 ()をつなぐ、きみのしあわせを、いちばんにねがってる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 慈しみ、無償の愛情が、僕が読んでるこのスマホの画面の外にまで広がりくるような、温かさに包まれました。最後の下りは、我が子に親が抱く思いと重なるものを覚え、男女間での感情をもこえた「愛」と映…
2019/06/28 00:02 退会済み
管理
[一言] おまんじゅうみたいに、のくだりが個性的ですね。 ひらがなばかりなので、とても柔らかい感じがして心地よいです。 ななさんの短編、尖ってたり丸かったり、色んな面を見せられて感心します。 思わず微…
[良い点] おまんじゅうみたいにわって、ふたりでたべちゃおう が一番心に染みました。 詩の技法とか巧さとかは全然分かりませんが、一つ一つの言い回しに心がこもってて、架け橋さんの気持ちがしっかり伝わっ…
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