Bクラス決勝戦
闘技大会当日。今まさにBクラスの決勝戦が行われているところだ。あまりレベルは高くないがやはり決勝戦。会場は盛り上がりを見せている。
闘技場には高校の皆だけでなくロート王国の国民が大勢集まっている。元々お祭り好きの国民性だということもあって大盛り上がりだ。
さて、決勝戦だが水魔法と炎魔法の選手の戦いだ。互いに譲らず勝負は拮抗している。
素早い炎魔法に水魔法は周囲にベールをはり防御するのが精一杯の様子だが、強固な防御に炎魔法の方も攻めあぐねている。
「ほらほらどうした!攻めてこないのか!」
「フン!お前だってダメージを与えられてないだろう?」
「ははは、それはどうかな?」
一瞬の隙をつき、炎がベールを包み込む。
「チッ、だが何のこれしき!」
ジュアッと水を破裂させ炎を消し飛ばす。
「ふっ、これで終わりだ!」
「うぼおっ」
炎を消し飛ばしている間に接近していた炎の奴に水の奴は直接燃やされ倒れてしまった。
「決まったぁー!勝者!炎魔法のケール!」
終わったようだ。さて、俺の出番だ。
負けた奴の元へ行き電気魔法で体を治す。
「ウウゥ......あれ?何ともないぞ?」
「もう治しておいたから大丈夫だ。後遺症もないだろう」
「......やっぱすげーな、治癒の真魔法」
俺の魔法は治癒の真魔法じゃないんだけどな。でも本当の魔法を試合前にバラすのも嫌なのでそのままにしてある。
今までの大会は寸止めが基本だったようだが、俺が治癒魔法を出来ると知るとすぐさまルールが変更されて、行動不能にした方が勝ちというルールになった。
流石に殺すのは無しのようだが。ただ、前は脳を吹き飛ばされたら治せなかったが成長した今なら簡単に治せる。
この方式のほうが観客も盛り上がるしやってる方も後腐れがなくていいだろう。




