サイクロトロン
この前模試受けたら偏差値が30くらいでした。大学行けるんだろうか。
入学式に間に合うように試験をしなければいけないと言われていたものの、入学式自体には出席しなくて良いとの事だ。
というわけで暇になったので電気魔法の訓練を進めていく。今日は準備だけだが。
今までに電流を流せるようになり、電荷を操れるようになり、電子レベルでの制御も可能になった。次は光子を操ることが目標だ。
そのため、まずは光子の存在をはっきり認識できるようになるところから始めていく。
方法として、最初は太陽光をじっくり観察してみたがどうも上手くいかなかった。多すぎる種類の波長が混ざっているからだと思い、波長を揃えた光でも試してみたがやはり上手くいかなかった。
恐らく、光が粒子で成り立っている様子をイメージ出来なかったのだと思う。
なので方法を変え、光子を実際に生み出すことによって観測することに決めた。
光子、他の素粒子もそうだが、作り出し観測するためには高エネルギー状態が必要だ。それを光速に近づけた粒子同士を衝突させることにより可能にさせる。
要するに、めっちゃ速い粒子をぶつければ光子が出てくるということだ。
では、準備をしに行こう。
校長に許可をもらい、学校の上空百メートル地点で実験を始める。
使う粒子は電場で加速できるように陽電荷を持っている陽子にした。
円形に電場を設置し、ローレンツ力による軌道調整のための磁場も設置する。こういうのをちゃちゃっと出来るのが電気魔法の良いところ。
これで後は光子が出てくるのを待つだけだ。




