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風魔法は出来ない
四時間目、風魔法の時間だ。今回も俺は自習......というわけではない。ただのサボりだ。
しょうがない。だってやったところで身につく感覚がまるでないのだ。
去年一年間頑張ってやってきたが、風魔法だけは全く出来るようにならなかった。もちろん電気魔法を用いた擬似的な風魔法はできるけれど。それは風魔法じゃないし。
まあ早い話が、俺に風魔法は無理ということだ。
でも諦めたわけじゃない。要するに風を操れればいいんだろう?なら電気魔法でやったっていいだろう。誰にも文句は言わせない。
結局、そこらへんの空気に電気量を付加して電場作って流れを作ってしまえばいいのだ。割と簡単に出来るだろう。
だが、風魔法の極みには届かないかな。俺がやっているのはただの似非風魔法。本物の風魔法には歯が立たない。
まあしょうがない。だが、これを訓練すると風魔法から自分を守る電気魔法の訓練にもなって一石二鳥になって素晴らしいのだ。やる以外の選択肢はない。
と、いうわけで授業をサボってしまったのだ。多分、先生も許してくれる。




